多くの方にとっては、毎日の生活に車は必需品となっています。駐車スペースレイアウトや出入りしやすい車の配置、できるだけ雨風にさらされない工夫、愛車の保護、建物とカーポートの外観イメージ、防犯対策、また、身近な毎日のことだと、トランクから荷物をお家に持ち込む機会も多くなりますので、駐車スペースから玄関までの動線をスムーズにする必要があります。エクステリアで変わる、駐車スペースの外構アイデアと施工事例をまとめてみました。
目次
必要な駐車スペースの割り出し方
まずは必要なスペースを割り出してみる
まず、駐車スペースとしてどれくらいのスペースが必要か、考えてみましょう。
一般的なセダンタイプの乗用車であれば、一台につき横3メートル×奥行5.5メートルあれば駐車・乗降がスムーズにできるとされています。
建物に直角に駐車するのか、並行に駐車するのかということも考慮する必要があります。これは、目の前の道路幅や敷地内の建物の配置に影響を受ける場合もあります。
2台以上駐車する際は、出し入れのしやすさも関わってきます。特に縦列駐車は奥の車を出すのにいちいち前の車を出さなければいけないため、慎重に選択したほうが無難です。また、来客が良く来る家庭なら、当然その分のスペースも考慮します。
車種別・駐車方法別の必要スペース
車種別
軽自動車 | 普通車 | ミニバン | SUV | |
---|---|---|---|---|
縦列駐車 | 幅2.0m 奥行5.0m |
幅2.5m 奥行5.5m |
幅3.0m 奥行6.0m |
幅3.0m 奥行6.5m |
直角駐車 | 幅2.5m 奥行3.5m |
幅3.0m 奥行5.5m |
幅3.5m 奥行6.0m |
幅3.5m 奥行6.5m |
並列駐車 | 幅2.5m 奥行5.0m |
幅3.0m 奥行6.0m |
幅3.5m 奥行7.0m |
幅3.5m 奥行7.5m |
駐車方法別
縦列駐車 |
|
直角駐車 |
|
並列駐車 |
|
その他
ドアの開閉スペース
- 駐車スペースの左右に、ドアの開閉スペースを確保する必要がある
- ドアの開閉角度や、隣りの車との距離を考慮する
トランクの開閉スペース
- トランクを開閉するスペースも確保する必要がある
- 荷物の積み降ろしをしやすいように、十分なスペースを確保
車椅子の利用
- 車椅子の利用者がいる場合は、車椅子の乗降スペースも確保する必要がある
- 駐車スペースの幅を広くしたり、スロープを設置したりする
複数台駐車する場合のスペース計算
複数台駐車する場合、それぞれの車のスペースに加えて、車の間隔や出入口のスペースも考慮する必要があります。
計算方法
- 駐車方法を決める
並列駐車、縦列駐車、斜め駐車など、駐車方法によって必要なスペースが異なります。 - 車のサイズを確認する
車の長さ、幅、高さなどを確認します。 - 駐車スペースの幅を計算する
車の幅に、ドア開閉スペース(左右0.5~0.9m)と車の間隔(0.6~1.0m)を加えます。並列駐車の場合は、駐車台数分の車幅と車の間隔を合計します。 - 駐車スペースの奥行きを計算する
車の長さに、駐車方法に応じた奥行きを加えます。縦列駐車の場合は、車の長さの約5倍の奥行きが、並列駐車の場合は、車の長さの約2倍の奥行きが、それぞれ必要です。 - 出入口のスペースを確保する
車がスムーズに出入りできるだけのスペースを確保します。複数台駐車の場合は、それぞれの車の出入口を考慮する必要があります。
例:並列駐車で2台駐車する場合
- 車の幅:1.7m
- ドア開閉スペース:左右0.5m
- 車の間隔:0.6m
- 駐車スペースの幅:(1.7m + 0.5m) x 2 + 0.6m = 5.0m
- 車の長さ:5.0m
- 駐車スペースの奥行き:5.0m x 2 = 10.0m
- 出入口のスペース:3.0m
- 必要なスペース:5.0m x 10.0m + 3.0m = 53.0平方メートル
縦列駐車のメリット・デメリット
縦列駐車は、狭いスペースに駐車できるというメリットがある一方で、駐車と出庫が難しいというデメリットがあります。
メリット
- 狭いスペースに駐車できる
縦列駐車は、車の長さの約1.5倍の奥行きがあれば駐車できます。並列駐車に比べて、必要なスペースを半分程度に抑えることができます。 - 駐車スペースの有効活用
縦列駐車は、複数の車を効率的に駐車することができます。駐車場のスペースを有効活用したい場合に有効です。 - 出入口を広く確保できる
縦列駐車は、車の前後にスペースが必要ないため、出入口を広く確保できます。複数の車がスムーズに出入りできる駐車場を作ることができます。
デメリット
- 駐車と出庫が難しい
縦列駐車は、バック駐車が苦手な人にとっては難しい場合があります。駐車に時間がかかったり、隣の車にぶつけたりするリスクがあります。 - 奥の車の出庫が不便
縦列駐車の場合、奥の車を出すためには手前の車を出す必要があります。複数の車が駐車している場合、奥の車の出庫に時間がかかったり、他の車の移動が手間になったりします。 - 事故のリスク
縦列駐車は、駐車や出庫の際に他の車と接触するリスクがあります。特に、バック駐車が苦手な人は注意が必要です。
縦列駐車がおすすめな場合
- 駐車スペースが狭い
- 複数の車を効率的に駐車したい
- 出入口を広く確保したい
縦列駐車を避けたほうがよい場合
- バック駐車が苦手
- 頻繁に車を出し入れする
- 事故のリスクを避けたい
縦列駐車は慣れれば比較的簡単に駐車できます。しかし、駐車と出庫の際には周囲に注意し、安全確認を怠らないようにしましょう。
来客用駐車スペースの必要性
来客用駐車スペースは、親戚や友人などが訪問した際に車を駐車してもらうためのスペースです。来客用駐車スペースがない場合、来客者は路上駐車や近隣の駐車場を利用することになりますが、リスクや負担が伴います。
- 路上駐車の場合
路上駐車は、違法駐車となる場合があり、近隣住民に迷惑をかける可能性があります。また、駐車違反の取締りを受けるリスクもあります。 - 近隣の駐車場の場合
近隣の駐車場は、有料の場合が多く、駐車料金が負担になることがあります。また、駐車場が満車の場合、駐車場所を探すのに時間がかかることがあります。
余裕があれば敷地内に来客用駐車スペースを設けたいところです。
来客用駐車スペースを設けるメリットと注意点
- 来客への配慮
来客用駐車スペースを設けることで、来客者に快適に訪問してもらうことができます。特に、荷物が多い場合や小さなお子様がいる場合は、駐車スペースがあると便利です。 - 近隣とのトラブル回避
来客用駐車スペースを設けることで、路上駐車による近隣トラブルを回避することができます。近隣住民との良好な関係を維持するためにも重要です。 - 利便性の向上
来客用駐車スペースを設けることで、来客者はスムーズに駐車することができ、訪問の負担を軽減することができます。また、自宅の荷物の搬入や搬出もスムーズに行えます。
来客用駐車スペースを設ける際には、以下の点に注意する必要があります。
- 駐車スペースの大きさ
駐車スペースは、車のサイズに合わせて十分な広さを確保する必要があります。また、車椅子の利用者がいる場合は、車椅子の乗降スペースも配慮します。 - 駐車スペースの位置
駐車スペースは、出入りがしやすい場所に設置する必要があります。また、道路からの視認性も充分考慮します。 - 防犯対策
駐車スペースでは、防犯対策もしっかりと行う必要があります。照明を設置したり、防犯カメラを設置したりするなどの対策が有効です。
上記はあくまで目安であり、実際の必要スペースは車のサイズや駐車方法、周辺環境などによって異なります。駐車スペースを計画する際には、余裕を持ったスペースを確保することをおすすめします。
カーポートの種類と選び方
簡単に設置できるカーポート
次は、駐車スペースのスタイルを考えてみます。
比較的簡単に設置できるのが、柱と屋根のみで構成された簡易タイプの車庫です。
雨や雪、紫外線などから車を守り、キズや汚れが付きにくくなるため、洗車やメンテナンスの回数を減らせます。
さまざまなタイプがありますが、人気なのは壁に隙間なく設置できるタイプ。雨の日でも傘を差さずに乗り降りでき、荷物が多い日でも安心です。また、熱線遮断効果の高い屋根材を選べば車内温度が上がりにくく、夏の暑い日でも快適に乗車できます。
簡易カーポート、屋根付きカーポート、ガレージの違い
カーポートには、簡易カーポート、屋根付きカーポート、ガレージの3種類があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを比較して、最適なカーポートを選びましょう。
簡易カーポート | 屋根付きカーポート | ガレージ | |
---|---|---|---|
特徴 |
|
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|
メリット |
|
|
|
デメリット |
|
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|
柱の種類、屋根材の種類、オプション機能、費用や性能など
柱の種類
カーポートの柱には、主に以下の3種類があります。
カーポートの 柱の種類 |
単柱 |
|
---|---|---|
二柱 |
|
|
四柱 |
|
屋根材の種類
カーポートの屋根材には、主に以下の3種類があります。
カーポートの 屋根材の種類 |
ポリカーボネート |
|
---|---|---|
鋼板 |
|
|
アルミ |
|
オプション機能の一例
カーポートには、以下のようなオプション機能があります。
- 照明:夜間の駐車や車内作業に便利な機能
- 雨樋:雨水をスムーズに排水する機能
- 側板:風よけや目隠しに役立つ機能
- 雪止め:積雪地域で雪の落下を防ぐ機能
- カーポート用物置:園芸用品や工具などの収納に便利な機能
耐久性とメンテナンス性
カーポートの耐久性やメンテナンス性は、柱の種類や屋根材の種類によって異なります。
- 柱 単柱 、 二柱、 四柱になるほど耐久性が高くなります
- 屋根材 ポリカーボネート、 鋼板、アルミになるほど耐久性が高くなります
- ポリカーボネート:汚れが付きやすく、定期的な清掃が必要
- 鋼板:汚れが付きにくく、メンテナンスの手間が少ない
- アルミ:鋼板と同程度
設置費用やメンテナンス費用の相場
カーポートの費用は、素材や種類、大きさやオプション機能によって異なります。一般的な設置費用の相場は、以下の通りです。
- 簡易カーポート 10万円~30万円
- 屋根付きカーポート 30万円~50万円
- ガレージ 50万円~100万円
ぐらいが目安であり、簡易カーポート 、屋根付きカーポート、 ガレージ の順で設置費用がかかります。屋根素材によっては、メンテナンス費用は異なります。
- メンテナンス費用:ポリカーボネートより 鋼板 やアルミの方が高くなります。
カーポート選びのポイント
カーポートを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
1. 予算
カーポートの費用は、素材や種類、大きさやオプション機能などによって異なります。
2. 設置スペース
カーポートを設置するスペースがあるか確認しましょう。
- 駐車スペースの大きさ
- カーポートの大きさ
- 隣地との距離
3. 必要な機能
耐久性を優先すると、四柱や鋼板。メンテナンス性を優先すると、鋼板やアルミが考えられます。このように、カーポートに何を求めるかを踏まえて検討しましょう。
- 雨よけ
- 風よけ
- 雪よけ
- 採光性
- 収納スペース
- 防犯性
4. デザイン
カーポートのデザインは、家の外観と調和するものを選びましょう。
- 屋根の色や形
- 柱や壁の色
- 玄関やフェンスなどの外構の色と形
5. 設置業者
カーポートは、エクステリア専門の施工店に設置を依頼するのがおすすめです。
- 複数の施工店から提案や見積もりを取る
- 施工店の実績を確認する
- 保証内容を確認する
また、カーポートを設置する際には、以下の点にも注意しておきましょう。
- 建築確認:ガレージを設置する場合、建築確認が必要になるケースがあります。
- 風雪荷重:設置地域の風雪荷重に耐えられるカーポートを選ぶ必要があります。
- 日当たり:カーポートを設置することで、日当たりが悪くなる場合があります。
- 隣地との距離:隣地との距離に十分な余裕があることを確認する必要があります。
カーポートの施工事例
なるほどと思えるアイデア、あっと驚くテクニック、わが家の外観をぐっとおしゃれに見せてくれるハイクオリティな施工事例を紹介しています。
ビルトインガレージとオープンな駐車スペースの比較
ガレージの場合、駐車スペースを建物に組み込んだビルトインガレージや建物と一体化したガレージを設ける方法もあります。費用はかかりますが、建物の外観との統一感が出せます。防犯性を高めるなら、シャッターゲートなどを設けてもいいでしょう。
オープンな駐車スペースの場合、インターロッキングや化粧砂利を敷き詰めたり、車止めやチェーンポールなどを設置すると、外の道路と敷地の境界線を示すことができます。
費用、防犯性、利便性、デザイン性での比較
駐車スペースを検討する際には、費用、防犯性、利便性、デザイン性の4つのポイントを比較することが重要です。
ビルトインガレージ | オープンな駐車スペース | |
---|---|---|
費用 |
|
|
防犯性 |
|
|
利便性 |
|
|
デザイン性 |
|
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最適な駐車スペースの選び方
最適な駐車スペースは、それぞれの家庭のニーズや予算によって異なります。
- 防犯性を重視する場合は、ビルトインガレージがおすすめです。
- 利便性を重視する場合は、どちらの選択肢も検討できます。
- デザイン性を重視する場合は、建物の外観や外構全体のデザインと調和するものを選びましょう。
駐車スペースを検討する際には、上記のポイントを参考に、ご自身の希望に合った最適な選択肢を選びましょう。
ビルドインガレージの建築条件と必要なスペース
ビルトインガレージを建築するには、以下の条件を満たす必要があります。
建築条件
- 建蔽率
ビルトインガレージは建蔽率に算入されるため、建蔽率の制限を超えないように設計する必要があります。建蔽率とは、敷地面積に対する建築面積の割合です。 - 容積率
ビルトインガレージは容積率に算入される場合があるため、容積率の制限を超えないように設計する必要があります。容積率とは、敷地面積に対する延べ床面積の割合です。 - 道路斜線
ビルトインガレージは道路斜線に制限される場合があるため、道路斜線の制限を超えないように設計する必要があります。道路斜線とは、道路の採光や通風を確保するために設けられる制限です。 - 日影規制
ビルトインガレージは日影規制に制限される場合があるため、日影規制を超えないように設計する必要があります。日影規制とは、隣地の採光や通風を確保するために設けられる制限です。
ビルトインガレージに必要なスペース
ビルトインガレージに必要なスペースは、駐車する車の大きさや台数によって異なります。
- 車1台分のスペース:奥行き5.5m、間口3.5m程度
- 車2台分のスペース:奥行き5.5m、間口7m程度
上記はあくまでも目安であり、実際には車のサイズや駐車方法などを考慮してスペースを確保する必要があります。
その他
- 換気
ビルトインガレージは換気を十分に行う必要があります。換気扇や排気口などを設置しましょう。 - 照明
ビルトインガレージは照明を設置する必要があります。車の出し入れや作業がしやすいように、明るさを確保しましょう。
ビルトインガレージに適した住宅
ビルトインガレージは、車を雨風や紫外線から守るだけでなく、駐車スペースを家族のプライベートな空間として有効活用したり、家の外観を向上させる効果があります。しかし、ビルトインガレージは費用が高額になるため、すべての住宅に適しているわけではありません。
ビルトインガレージに適した住宅・適さない住宅には、以下のような特徴があります。
適している住宅 |
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適さない住宅 |
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ガレージの施工事例
ホテルのようなエントランスや車が3台入るガレージなど、高級感があり使い勝手もいいカーポートやガレージの施工事例を紹介しています。
オープンな駐車スペースのアイデア
一般的な門扉や外構を設けないオープンスタイルの外構の住宅なら、庭の一部として駐車スペースを設けるのがおすすめです。オープンな駐車スペースは、開放感があり、車の出し入れがしやすいのが特徴です。車を停めていないときは他の用途に使えます。
しかし、あまり考えずに駐車スペースを作ると、雑然とした印象を与えてしまう可能性があります。自由度が高いからこそ、創造性あるアイデアを活かし、オープンな駐車スペースをエクステリア材や植栽などでオシャレに、そして複数の活用が出来るように機能的になる工夫をしましょう。
オープン駐車スペースの注意点
オープンな駐車スペースは、アイデア次第でオシャレな空間を作ることができますが、まずは以下の点に念頭においておきましょう。
- 防犯対策
車盗難や車上荒らしに注意するため、防犯カメラやセンサーライトなどを設置する。 - 雨水対策
雨水が溜まらないように排水対策をする。傾斜をつけて舗装する。 - メンテナンス
雑草が生えないように定期的に掃除をする。舗装の劣化を防ぐために定期的にメンテナンスを行う。
舗装素材の選択
駐車スペースの舗装には、さまざまな素材があり、それぞれ以下のようなメリットとデメリットがあります。
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
コンクリート | 安価で耐久性が高い | デザインのバリエーションが少ない |
アスファルト | コンクリートよりも安価 | ひび割れや沈下が発生しやすい |
インターロッキング (コンクリートブロック) |
デザイン性が高い | 費用が高価 |
化粧砂利 | 自然な雰囲気を演出できる | 雑草が生えやすい |
照明
夜間の駐車や車の出し入れを安全にしたいなら、カーポートなどに照明を設置しましょう。
- センサーライト: 人が近づくと自動的に点灯する
- LED照明: 省エネで長持ち
- 調光機能付き: 明るさを調整できる
サイクルポート
自転車を雨風や紫外線から守りたいなら、サイクルポートを設置しましょう。
- 屋根付き: 雨や雪から自転車を守る
- 壁付き: 風から自転車を守る
- 駐輪スペース付き: 複数の自転車を駐車できる
車止め
車を駐車スペースからはみ出さないようにしたいなら、車止めを設置しましょう。
- ブロック: 安価で設置が簡単
- ポール: 見た目がオシャレ
- タイヤストッパー: 車輪を固定する
チェーンポール
車の進入を制限したり、駐車スペースを区画整理したいなら、チェーンポールを設置しましょう。
- 固定式: 動かせない
- 移動式: 必要に応じて移動できる
- 反射テープ付き: 夜間でも視認しやすい
ゴミ置き場
ゴミを雨風や動物から守りたいなら、ゴミ置き場を設置しましょう。
- 屋根付き: 雨や雪からゴミを守る
- 扉付き: 動物や風からゴミを守る
- 分別スペース付き: ゴミを分別しやすい
物置
駐車場で使用する道具や洗車用品などを収納したいなら、物置を設置しましょう。
- 大型: 多くの荷物を収納できる
- 小型: 省スペースで設置できる
- 雨風対策: 雨風から荷物を守る
洗車用品収納
洗車用品をまとめて収納したいなら、洗車用品収納を設置しましょう。
- 壁掛け式: 省スペースで設置できる
- キャビネット式: 多くの洗車用品を収納できる
- ホース掛け: ホースを収納できる
植栽
植栽をうまく活用することで、駐車スペースに緑を添えるだけでなく、日差しを遮ったり、目隠しする効果もあります。
駐車スペースの防犯対策
近年、車上荒らしや盗難などの車関連の犯罪が増加しています。駐車スペースを安全に利用するために、防犯対策は重要です。
基本となる防犯対策のポイント
- 複数の対策を組み合わせる。
照明、防犯カメラ、センサーライトなどを組み合わせる。
- 目立つ場所に防犯対策をしていることをアピールする。
防犯ステッカーなどを貼る。
- 駐車する場所を選ぶ。
人通りの多い場所や明るい場所に駐車する。
照明、防犯カメラ、センサーライト等の設置
- 照明
駐車スペース全体を明るく照らす。人感センサー付きの照明を設置する。 - 防犯カメラ
駐車スペースを監視する。録画機能付きのカメラを設置する。 - センサーライト
人が近づくと自動的に点灯する。防犯効果と省エネ効果を同時に得られる。
併せて、車輪止め、警報装置の活用も有効的です。
- 車輪止め:タイヤ止めの形状をした自動車盗難防止機器もある。
- 警報装置:車に衝撃を与えると警報が鳴るため、威嚇効果がある。
シャッターゲートの設置
車庫まわりの防犯性を高めるなら、車を完全に覆うことができるシャッターゲートを付けるのもオススメです。車を盗難やいたずらから守るなどの防犯性が高いだけでなく、駐車スペースを有効活用したり、家の外観を向上させる効果もあります。
シャッターゲートの種類
シャッターゲートには、主に以下の3種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
手動式 | 手動で開閉するタイプ | 比較的安価 | 開閉に力が必要 |
電動式 | リモコンやスイッチで 開閉するタイプ |
開閉がラク | 手動式よりも 費用が高い |
太陽光 発電式 |
太陽光で発電して 開閉するタイプ |
ランニングコストが かからない |
初期費用が高い |
オプション機能例
シャッターゲートには、以下のようなオプション機能があります。
- リモコン:離れた場所から開閉できる
- 防犯カメラ:防犯性を向上させる
- 暗証番号入力装置:リモコンを使わずに開閉できる
- 人感センサー:人が近づくと自動的に開閉する
- タイマー:開閉時間を設定できる
シャッターゲートを選ぶ際には、予算・開閉方式・必要な機能・デザインなどを考慮し、ご自身のニーズに合ったシャッターゲートを選びましょう。
駐車スペースの外構工事費用
駐車スペースの外構工事費用は、さまざまな要素によって異なります。
費用の相場
駐車スペースの外構工事費用は、一般的に以下の通りです。
- カーポート: 10万円~50万円
- ビルトインガレージ: 50万円~100万円
- 舗装: 10万円~30万円
上記はあくまで目安であり、実際の費用は駐車スペースの大きさや形状、使用する材料、委託する施工会社によって異なります。
坪単価
駐車スペースの外構工事費用は、坪単価で計算されることもあります。
- カーポート: 1万円~3万円/坪
- ビルトインガレージ: 2万円~5万円/坪
- 舗装: 5千円~1万円/坪
坪単価は、上記のように幅があります。具体的な費用は施工会社に問い合わせる必要があります。
カーポート、ビルトインガレージ、舗装などの費用
駐車スペースの外構工事費用は、以下の要素によって異なります。
- カーポート: 種類、大きさ、屋根材
- ビルトインガレージ: 種類、大きさ、構造
- 舗装: 種類、面積
以下に、それぞれの費用例をご紹介します。
カーポート
- 簡易カーポート: 10万円~30万円
- 屋根付きカーポート: 30万円~50万円
- アルミカーポート: 15万円~40万円
- 積雪対応カーポート: 20万円~50万円
ビルトインガレージ
- 簡易ビルトインガレージ: 50万円~80万円
- 一般的なビルトインガレージ: 80万円~150万円
- 高級なビルトインガレージ: 150万円~
舗装
- コンクリート: 1万円~2万円/坪
- アスファルト: 8千円~1万5千円/坪
- インターロッキング: 1万5千円~3万円/坪
- 化粧砂利: 5千円~1万円/坪
施工会社選びのポイント
駐車スペースの外構工事は、費用が大きくかかるため、慎重に検討する必要があります。駐車スペースの外構工事を行う施工会社を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。
- 実績:駐車スペースの外構工事の実績が豊富かどうか
- 資格:外構工事業の許可を持っているかどうか
- 保証:工事後の保証があるかどうか
- 見積もり:複数の施工会社から見積もりを取る
見積もりの取り方
施工会社に正式に依頼する前に、必ず、提案と見積もりを取りましょう。見積もりには、以下のような項目が記載されている必要があります。
- 工事内容
- 使用する材料
- 費用
- 工期
- 支払い方法
複数の施工会社から提案と見積もりを取ることで、我が家にふさわしい提案やアドバイスの内容、対応する姿勢なども比較することができます。
おしゃれな駐車スペースの外構デザイン例
駐車スペースは、車を駐車するだけの場所ではなく、家の外観を左右する重要な要素です。駐車スペースのデザインの基本的な考え方は、
- 家の外観と調和させる
- 駐車スペースの形や大きさを考慮する
- 使用する素材を組み合わせる
を意識すると良いでしょう。
以下、おしゃれな駐車スペースの外構デザイン例を紹介します。
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道路から、家の中から、どこから見てもおしゃれ!家をさらに引き立てる、我が家の顔に相応しい玄関前のカーポートを作った外構リフォームの事例を紹介。
おしゃれで高級感があるカーポートの施工事例をピックアップ。採用されている商品や、夜間のライトアップ写真を紹介。
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まとめ:駐車スペース計画のポイントを押さえて、エクステリア専門店に相談しましょう
駐車スペースを計画する際には、多くのポイントを押さえておく必要があります。外構、エクステリアに詳しい施工店に相談することをおすすめします。
- 車のサイズ: 駐車スペースの広さは、車のサイズに合わせて計画しましょう。
- 駐車のしやすさ: 駐車スペースの形や位置は、駐車のしやすさを考慮しましょう。
- 車の出し入れ: 車の出し入れがスムーズにできるよう、周辺の状況も考慮しましょう。
- デザイン: 家全体の外観と調和するデザインを選びましょう。
- 防犯対策: 車上荒らしや盗難などの防犯対策も忘れずに。
- 予算: 比較して費用を抑える方法も検討しましょう。
- 計画段階でしっかりと検討する: 後悔しない駐車スペースを作るためには、計画段階でしっかりと検討することが大切です。
- 家族の意見を取り入れる: 駐車スペースは家族で利用するものですので、家族の意見を取り入れましょう。
- エクステリア施工店に相談する: エクスアテリアに詳しい施工店に相談することで、最適な駐車スペースを計画することができます。
このように、駐車スペースは単に車を停める場所ではなく、暮らしを快適にする空間として重要な役割を担っています。
YKK APでは、駐車スペース関連の商品も豊富に揃っています。駐車に必要なスペースの計算、建物と一体化したデザインで仕上げる方法など、カーポートに詳しいYKK AP取扱のエクステリア施工店が豊富な実績をもとに最適なプランをご提案します。