どこかホッとする和の暮らし

ステキな新築マンションも憧れだし、おしゃれなレンガの戸建ても魅力的。でも、ほんとうに心がほっこりするのは、和の暮らしだったりしませんか? 古い木戸やガラス製の金魚鉢、引戸の戸棚や階段型になっている小さなタンス。涼しげな風が通る畳の部屋、掛軸のある床の間…。昔住んでいた家を思い出すような、おばあちゃんのお家を思い出すような。最近では古民家カフェ、古民家民宿などが人気なのも、そんなノスタルジックな感覚に浸りたいという人が多いからでしょう。
今の時代でも、ウッドデッキやバルコニーを工夫して、和の暮らしのエッセンスを暮らしに取り入れることができます。

濡れ縁の大元は、縁側

和の暮らし方のアイデアのなかでも、「濡れ縁」って、特別魅力的に響きませんか? 季節の風を感じることができ、一人でも、家族や友だちと一緒にくつろぐもよし、ペットの犬や猫とゆったりした時間を過ごすもよし。今回は、濡れ縁のルーツについて、ちょっとお伝えしようかと思います。

まず、濡れ縁は、縁側の様式のひとつ。縁側は一般的に木製なので、床を木で作るようになってから生まれたものということになります。そして小さな家には縁側を作る場所的、経済的な余裕はなかったので、一般庶民にとって縁側のある家に住むのが一般的になったのは、それほど昔の話ではありません。もちろん、裕福な神社や仏閣などでは奈良時代から縁側が作られていたとされ、現存する日本最古の木造建築、法隆寺には今も縁側が残っています。

平安時代になって、貴族の住居の床が木製になってきました。家の周囲にひさしを造るようになって、それに合わせて縁側が生まれてきたと言われています。

縁側が濡れ縁に発展

その縁側が外に張り出した形になっているのが濡れ縁です。

濡れ縁はその名の通り、雨ざらしになってしまいます。そこで気になるのは木の腐蝕です。風雨に強い素材を選ぶ、または木のように見えてそうでない素材を選ぶなど工夫もできますが、時間が経つにつれて変わっていくその表情を楽しむ、というような余裕があってもよいのかもしれません。

今の暮らしに合う濡れ縁ってどんなもの?

縁側を西洋の暮らしに当てはめてみると、「ウッドデッキ」「テラス」、または「バルコニー」「ポーチ」などになるかと。特にウッドデッキは、家の中から外に続いている縁側という意味でも、濡れ縁にそっくりです。

もともと、デッキとは船の甲板のことで、デッキシューズとか、デッキチェアーなど、デッキを楽しむための道具も多く作られていますね。大きなウッドデッキには、濡れ縁に置けないようなテーブルや椅子を設置したり、家の建築とは別に後付けできたりします。食事を楽しむだけでなく、ブランコがあったり、バーベキューができたりするウッドデッキも、よく映画などに登場しますね。季節のよさを楽しむ場所、人がくつろぐ場所として、象徴的に存在しているような気がします。

和の雰囲気がすぐにプラスできる

YKK APの濡れ縁・縁台なら、新築でなくても後から和の雰囲気をプラスすることができます。居住空間が広がり、暮らしにゆとりも生まれます。

どこか心がほっこりする濡れ縁のある暮らし、スタイルは和でも洋でも思いのままに選べます。今こそ取り入れてみませんか?