新築の時は満足していても、実際に住んでみると「もっとこうだったらいいのに」と気づくことがたくさん出てきます。プチリフォームで住みやすさがアップする、後付けできるエクステリアを5つ紹介しましょう。
目次
アイテム1:小さいパーツなのにメリットたくさん!玄関扉や窓の庇
庇(ひさし)とは、玄関ポーチやベランダ、窓などの上に突き出すように取り付けられた小さな屋根のことです。最近では家全体のデザインをシンプルにしたいとか、コストをできるだけ抑えたいといった理由で付けないことも多いのですが、いざ住み始めてそのメリットに気が付く人も多いようです。
例えば、雨の日の帰宅時に玄関で傘を持ったままカギを取り出すのは大変です。特に買い物帰で荷物がたくさんある時や、小さなお子さんを抱っこして帰ってきた時などはその苦労が何倍にも感じられるでしょう。
庇があれば雨に濡れないスペースができるので、とりあえず傘をたたんでゆっくりと鍵を取り出すことができます。
また、庇には玄関ドアや窓を汚れや傷から守ったり、室内への雨水の吹き込みや夏の日差しを防いだりする役割もあります。
アイテム2:大切な愛車の劣化を防ぐカーポート。サイドパネルの後付けも可能
後付け希望者が多いエクステリアのひとつ、カーポート。限りある予算はどうしても建物に多めに振り分けたくなるので、カーポートや庭周りは後回しになってしまいがちだからです。
ただ雨ざらしの状態で駐車している車は想像以上に傷みます。家のローンもあるなかでメンテナンス費用や買い替えなど車にかかる費用をできるだけ抑えたいなら、たとえ後付けでもカーポートを設置するのは、理に適っているといえるでしょう。
ちなみに「カーポートはあるが車の汚れがひどい」という場合は、サイドパネルを後付けすることを検討してみてはいかがでしょう。特に風の強い地域や海沿い、雪の多い地域などではサイドパネルが力を発揮します。
アイテム3:ウッドデッキがあれば、庭の活用の幅がぐーんと広がる
庭をどのように活用するかは、実際に暮らしてみないとわからないというのが正直なところではないでしょうか。一年を通しての日当たりや風通し、周囲の環境や近隣の住宅の暮らし方などがわからないと、庭で過ごす時間のイメージが沸きづらいからです。そこで、とりあえず一面芝生を敷いておこうとか、掃き出し窓の下はコンクリートやタイルにしてしまおうといったことになりがちです。
だんだん様子がわかってきて、もっと庭で過ごす時間を充実したいと思ったときにおすすめなのが、ウッドデッキの後付け。洗濯物を干したり日曜大工をするスペースになるといった実用的な使い方はもちろん、子どもやペットの遊び場として、また、天気のいい日にテーブルや椅子を出してお茶を楽しむといったように暮しをワンランクアップさせることも可能です。
ウッドデッキは様々な材質のものがありますが、手間をかけずにいつまでも綺麗な状態を保ちたいなら、天然木より再生木の製品を選ぶといいでしょう。YKK APのリウッドデッキなら、普段のお手入れはデッキ材表面のゴミやホコリをほうきなどではらい、汚れが気になる部分を雑巾やデッキブラシで水洗いする程度でOKです。
アイテム4:テラス屋根のおかげで天候を気にせず庭を活用
庭で過ごすのは、気候のいい時期の晴れの日だけ。ほとんどの人がそう思っているかもしれませんが、庭に屋根があれば、天候を気にせず庭を活用することができるようになります。
例えば、子どもがいる家庭にとって長雨の季節の洗濯物は頭痛の種ではないでしょうか。部屋干しはニオイが気になるし部屋がごちゃごちゃして見えるから嫌……そんな時、もし庭に屋根があれば、風の力でざっと湿気を飛ばすことができます。あらかた乾いたところで部屋に入れれば、部屋干しの時間を大幅に短縮できます。
もちろん、「今は降ってないけれども、午後から降るかもしれない」という場合でも、安心して洗濯物を干して出かけられます。せっかく干した洗濯物を濡らしてしまうのは、ものすごくストレスがたまるもの。それを避けられるなら、とリフォームを決断する人も多いのだとか。
逆に、夏の日差しが強い時期にもテラス屋根は役に立ちます。ちょっと子どもを遊ばせたりガーデニングなどをしたいという時、暑さや紫外線がずいぶんやわらぐからです。
アイテム5:照明を付ければ、お気に入りの我が家を夜も楽しめる
仕事や学校から自宅に帰って来た時に、我が家が見えるとホッとするという人は少なくありません。でも、夜はどうでしょう。お気に入りの我が家が真っ暗だったら少しもったいないと思いませんか? 最近では手軽に後付けできる照明器具がたくさんあります。上手に活用して、夜の我が家を素敵に演出してみましょう。
また、家は外から見るだけではありません。家の中にいて庭やエクステリアを眺めた時にほんのりとした灯がついていれば、昼間とは違った存在感や表情を楽しむことができます。季節によっては、ちょっと庭へ出て食事やお酒を楽しもうという気分になるかもしれませんね。
さらに、家や庭を適度に明るく保つことは、防犯面からもメリットがあります。
家は住んでみて初めてわかることがあります。また、家族の年齢や構成の変化に応じて家に求めるものが変わってくるケースもあるでしょう。大がかりなリフォームをしなくても、短時間・低コスト暮しの質を上げる方法はたくさんあります。せっかくの我が家。暮らしにくいと感じた部分は我慢せずに少しずつ手を入れて、いつまでも居心地のいい大好きな空間にしておきましょう。