家に庭があると、お子様を遊ばせることができます。子どもは「お砂場遊び」が大好き。ご自宅にさまざまな工夫をして砂場を作れば、公園よりもずっと快適に使えます。今回は、自宅の庭に安全・快適な砂場を作るポイントを解説していきます。
庭に砂場を作る、2つのメリット
庭に砂場を作ると、大きく2つのメリットがあります。
砂場のメリット① 公園に行かなくても、気軽に遊べる
徒歩で行ける場所に公園があれば便利ですが、ご自宅の場所によっては、車や自転車を使わなければ行けないというケースもあるのではないでしょうか。子どもたちだけで行かせられないとなると、大人の都合が合わなければ外遊びができないということになりますね。
また、地域によっては次のような事情もあるかもしれません。
- いつも混んでいて、のびのびと遊ばせられない
- あまり仲の良くない子どもやママ友と鉢合わせになると気まずい
- 不審者が出入りする可能性のある公園は、利用するのに不安を感じる
自宅の庭に砂場を作れば、わざわざ公園に行かなくても気軽に砂遊びができます。天気があやしい、その後予定があるので短時間しか遊ばせられない、といった時でも、思いたったらすぐに使えることが魅力です。
砂場のメリット② 自宅で管理しているため、衛生面でも安心
公園の砂場はどうしても衛生面や安全性が気になります。野良猫がおしっこしているかもしれないし、おもちゃのカケラやびんのキャップなどが埋まっているかもしれません。
自宅の庭に作った砂場なら、自分で管理できますから、そのような心配は軽減されます。野良猫が入り込んで“そそう“をしないよう、使わない時はふたをしたり、抗菌砂や除菌砂を入れなりなどすれば、衛生面の不安は払しょくできます。
自宅の庭に砂場、楽しく安全で管理しやすい5つのポイント
ご自宅の庭に砂場を作るとき、押さえておきたいポイントが5つあります。
それぞれ、重要な点を解説していきましょう。
砂場作りのポイント① 砂利を敷き、水はけをよくする
砂場で快適に遊ぶには、雨が降っても水たまりができず、砂がサラサラしていることが必要です。つまり水はけをよくしておかなければいけないのです。
砂場を作るときは、いきなり最初から砂を入れずに、あらかじめ砂利を下に敷いておきましょう。そうすることで水が下に浸透しやすくなり、水たまりなど不快な環境ができにくくなります。
砂場作りのポイント② 砂利と砂の間に防草シートを
砂場には砂が厚く敷きつめられていますが、スギナのような雑草が砂の層を突き破って生えてくることもあります。
こうしたことを避けたいなら、砂利の層と砂の層の間には防草シートを敷いておきましょう。
防草シートにもさまざまなタイプがあり、より雑草を生えにくくしたいなら、不織布や目の詰まったものがお勧めです。
適した防草シートを選べば、「雑草が生えてきて砂を全部はがさなければならなくなった」といった事態にならずに済みます。
たとえば、YKK APが扱っている「グラスバスター」なら、高密度で光を通しにくく、水を通して長持ちします。
砂場作りのポイント③ 抗菌砂や除菌砂なら衛生的
子どもの砂場遊びで心配なのは、砂の中に細菌や寄生虫がいたりすることです。それらが原因となって、時には大きな病気にかかってしまうことも。
安心して遊ぶためには、砂自体の衛生には気を配りたいところです。砂場に入れる砂は、抗菌砂や除菌砂を選ぶことをおすすめします。大きなホームセンターや通販サイトなどで入手できるので、探してみてください。
砂場作りのポイント④ 動物に砂を汚されないためにも、ふたをしておこう
雨が降るとせっかくの砂場も濡れてしまい、乾くまで遊べなくなります。さらに、野良猫が入り込んで“そそう”をするかもしれないため、なんらかの対策を講じたほうがいいでしょう。
もっとも簡単なのは、使わないときは砂場にふたをすることです。木材でふたをDIYする人もいますが、風呂のふたなどでも砂場をぴったり覆えるサイズのものがあります。ただ、軽いふただと、風で飛んだり動物が動かしてしまったりするおそれがあります。その場合は重しを載せておきましょう。
砂場作りのポイント⑤ 品質を求めるなら施工店へ依頼
自宅の庭に砂場を作るとき、器用な人なら、ホームセンターで砂や砂利、木材などを購入してご自身でDIYで自作することと思いますが、次のような人でも施工店に依頼すれば、快適な砂場を実現することができるでしょう。
- 日曜大工が苦手な人
- 自分なりのこだわりや品質を求める人
- 忙しい人
砂場づくりと合わせて、ウッドデッキやフェンスなども合わせて依頼すると、バラバラのタイミングで依頼するよりも工事代金が安くなるので、お勧めです。
砂場をもっと楽しくする、2つの工夫
庭の砂場にちょっとした工夫を加えると、さらに快適に使えるようになります。
せっかくのプライベートな砂場、使いやすい工夫をしてみましょう。
砂場のひと工夫① 砂場の上に屋根を設置して、日差しを防ぐ
砂場は屋外にあるため、季節によって周囲の環境が変わります。
冬の穏やかな日なら、日差しを浴びながら砂遊びするのは暖かくて快適でしょう。
しかし、初夏や夏の強い日差しの下での砂遊びは、暑いだけでなく日焼けや熱中症も心配になりますよね。
砂場の上に屋根を設置すれば日差しを防ぐことができますので、そうした心配が軽減されます。
折り畳み式の屋根なら、使わないときはコンパクトに収納することができ、強風などによる被害も抑えられます。
YKK AP では、以下3つの製品を取り扱っています。
- イスキア・グラファイト
- リオ
- フレクシー
さまざまなサイズがありますので、砂場の広さと予算に応じて選べます。
砂場のひと工夫② 砂場のそばにベンチを設置する
砂場のそばにベンチを設置すれば、遊んでいる子どもの付き添いも快適です。
たとえば、3世代住宅の庭では、おじいさんやおばあさんが孫の面倒を見る機会が多いと思います。そんなとき、庭の砂場の傍らにベンチを置けば、ゆっくりベンチでくつろぎながら砂場で遊ぶ孫を見守ることもできるようになります。
YKK AP砂場遊びをそばで見守りたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
庭の砂場は自宅専用。あなた好みの砂場を作ろう
ご自宅の庭に砂場があれば、誰にも気兼ねせず、いつでも好きなときに自由に使えます。家族専用のものですから、本記事を参考に、みんなの好みに合った砂場を作りましょう。
快適に使いたいなら、砂場以外のアイテムも大切です。必要に応じて屋根やベンチも用意すれば、より快適な場所になるでしょう。
砂場は、器用な方なら日曜大工でも作れますが、忙しい方や自信がない方、あわせて屋根を付けたりベンチも置きたいという方は、施工店に依頼することをおすすめします。