早いもので、2022年もあと半月ほどとなりました。そろそろ大掃除に取り掛かっている家庭も多いでしょうが、庭まわりも計画に入っていますでしょうか? 2023年を気持ち良く迎えるために、家の中はもちろん外もきれいにしておきましょう。
目次
たまっているのは油汚れだけじゃない!家の中も外もピカピカに
日頃なかなか掃除できないところや、たまってしまった汚れをまとめてきれいにする大掃除。どうしてもキッチンの換気扇やガスコンロ、お風呂場などに目が行きがちで、庭まわりは後回しになってしまうという声もよく聞きます。
とはいえ、いくら家の中がピカピカでも、庭が雑然としていてはやはり落ち着かないもの。寒い季節の庭仕事は気乗りがしないかもしれませんが、風のない晴れた日を選んで、ぜひ家族みんなで手分けして取り組んでみましょう。
“つい出しっぱなし”の習慣を断ち切り、適切な収納場所を用意
年末の庭の大掃除はまず、片付けからはじめましょう。出しっぱなしになっているガーデニング道具やDIY工具などをきちんとしまいます。日常よく使うものだから、とつい庭先にそのまま置いてしまいがちですが、この機会に収納スペースをきちんと確保するのもいいですね。古くなったプランターや欠けた植木鉢などは、仕分けして処分しましょう。
次に落ち葉を片付けます。落ち葉は庭の地面だけでなく、雨どいや排水溝などに詰まっていることも少なくないので、隅々まで見て取り除きます。
花壇や植栽は来シーズンのことも考えた手入れを
花が咲き終わって種を取った後の一年草は抜いてしまい、多年草は来年のために剪定を行ったり肥料をあげたりします。余裕があれば、この時期に土づくりに取り組んでおくと、春や夏に美しい庭が楽しめますよ。
植栽のなかでも落葉広葉樹はこの時期に剪定を行うのがもっとも適しています。また、寒さに弱い植栽は霜よけや風よけを施してあげましょう。
冬なら草むしりもラク!最小限の手間で1年中きれいな庭に
冬は雑草が育ちにくい季節。根の張りも弱くて抜けやすいので、草むしりも楽にできます。この機会に徹底的に対策をしておくと、きれいな庭が1年中保てるようになります。
除草剤を撒くか、根からしっかりと雑草を抜いた後は、必要に応じて防草シートを敷いたり砂利を敷いたりしましょう。自然に触れていたいなら芝生やウッドチップを敷くという手もあります。また、通路などは土を変えるだけでも雑草が生えにくくなるため、検討してみてはいかがでしょうか。
手入れしやすいウッドデッキも、年に一度は徹底掃除
洗濯物干しや子どもの遊び場として一年活躍してくれたウッドデッキも年末にしっかりと手入れをしておきましょう。
一般に、天然木のものよりもメンテナンスがラクな再成木ですが、やはり年に一度はくらいは徹底的にきれいにしておくと、気持ち良く使い続けることができます。
といっても、小さなスペースなので、掃除もあっという間。使う道具も台所用中性洗剤やたわしといった家にあるものでOKです。BBQでついた焦げあとや、子どもの落書きなどはサンドペーパーをあて木に巻いてこすり落とせば、ほとんど目立たなくなります。
ゴシゴシ拭くのは厳禁!フェンスやカーポートはやさしく水洗い
フェンスや門扉、カーポートの柱などの掃除をする際は、少し注意が必要です。ぞうきんなどでゴシゴシ拭いてしまうと土埃などを擦りつけることになり、かえって傷をつけてしまうかもしれないからです。
蜘蛛の巣や鳥の糞、泥など目立つ汚れはあらかじめ取り除き、あとは水をかけながらやわらかいスポンジや洗車ブラシなどでやさしく擦りましょう。
庭周りがすべてきれいになったら、門扉にしめ縄を飾って、大掃除はおしまいです。
大掃除はたしかに面倒ではありますが、いざきれいな状態になると、なんだか改まった気持ちになるから不思議です。1年間、暑さや寒さ、雨や雪などから家族を守ってくれた大切な我が家に感謝しながら掃除をしていると、なお一層の愛着もわくでしょう。今年はぜひ、庭まわりの掃除の計画も早めに立てて進めてみてください。