春に花いっぱいの庭を楽しむために、秋のうちにやっておきたいこと。

春に花いっぱいの庭を楽しむために、秋のうちにやっておきたいこと

ガーデニングといえば、春というイメージがあるかもしれませんが、実は春に花を咲かせるには、冬になる前から準備をしておく必要があるのです。春に花いっぱいの庭や野菜がたくさん取れるガーデンを楽しむために、今の季節にやっておくことをご紹介します。

春に花を咲かせるなら!秋に植える花のおすすめ

春に花いっぱいの庭を楽しむために、秋のうちにやっておきたいこと。

春に花を咲かせる草花には、秋に球根を植えるもの、秋に種を蒔くもの、秋に苗を植えるものなどがあります。寒さに強く、手入れがあまり必要がないものが多いので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。

秋植えの花のおすすめ

チューリップ、アネモネ、ラナンキュラス、スイセン、クロッカス、ヒヤシンスなど

秋に球根を植え付け、春に開花します。冬の寒さを越すことで開花する性質があります。地植え、鉢植えどちらでもOKですが、水はけのよい土を選び、日当たりのよい場所で育てるのがポイントです。

デイジー、ネモフィラ、スイトピー、カスミソウ、ナデシコ、ワスレナグサ、ポピーなど

秋に種を蒔いて春先に花を咲かせる一年草。寒さに強く、初心者にも育てやすいのがメリット。気を付けなければいけないのは、種を蒔いた後に土をかぶせることが必要な種(嫌光性種子)か、そうでないか(好光性種子)ということ。袋の説明書きをよく見て蒔きましょう。

パンジー、ビオラ、ノースポール、プリムラ、ガーデンシクラメンなど

晩秋から春先にかけてホームセンターや園芸店などに苗が出回ります。庭や鉢に植え替えるだけでよく、寒い時期でもすぐに庭が華やかになるので、初めてのガーデニングにぴったり。こまめに花がらを摘むなど適切な手入れをすれば、長く花を楽しめます。

また、スナップエンドウやえんどう豆などの豆類は秋に植えて春に収穫します。比較的育てやすく、実だけではなく花も楽しめるので、ガーデンのアクセントとして植えてみてもいいでしょう。

庭のどこにどんな花を植える…?迷ったらこんな方法も

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では、どこにどのように花を配置するかということですが、育ってみないとイメージができないという人もいるかもしれません。花が咲いてから植え替えるということは難しいため、初めて植える花の場合は鉢植えにして、鉢ごとレイアウトするのもおすすめです。

上級者の場合は、いろいろな花や野菜を組み合わせたポタジェガーデンに挑戦してみてはいかがでしょうか?同じ花を区画ごとに植えるよりもセンスアップして見えますよ。

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寒い時期だからこそ進めておきたい雑草対策

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庭の手入れで大変なのは、なんといっても雑草対策。伸びてくるたびに抜いたり刈ったりするのはとても面倒です。

対策としては、植物を植える予定の部分以外は、コンクリートで固めてしまったり、防草シートを施したり、また、レンガやタイル、ウッドチップなどを敷くという方法があります。ただし、いずれの方法も、今ある雑草が残っていると効果が半減するため、雑草の成長が遅い秋から冬のうちに一度徹底的に除去してから行うのが有効的です。

また、地面を覆うように広がる植物を植えることで、雑草が生えるスペースをなくしてしまうグランドカバーという方法もあります。まさに、「植物を以て植物を制す」というわけです。雑草を完全になくしてしまうことはできませんが、より自然な雰囲気の庭に仕上がります。アシュガやヒメダイワレソウ、グレコマなど秋に植え付けをするグランドカバーはたくさんあるので、庭全体のイメージに合わせて選んでみましょう。

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狭い庭でもガーデニングは楽しめる!キーワードは「すき間」

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ガーデニングには興味があるけど、それほど広いスペースがないので…そんな方は「すき間」に注目してみてはいかがでしょう?

例えば、駐車場のはじっこのタイヤが通らないスペースや隣家との塀の足元に小さな草花を植えればそこは立派な庭になります。蔓状の植物をフェンスやアーチに絡ませたり、壁に這わせたりすれば、少ないスペースしかなくてもボリュームが出て見えます。

ほんのちょっとした空間でも、緑があるだけでホッとできたり、季節の訪れを感じてわくわくしたりすることができます。インテリアや部屋の中の収納などと同じように、庭も、「すき間」をとことん活用してみましょう。

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庭全体のリフォームを考えるのにも秋がぴったり。その理由とは?

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(YKK AP エクステリア スタイル大賞2021 YKK AP大賞/設計施工:有限会社 田主丸緑地建設)

また、これを機に庭全体のリフォームを考えてみるのもいいかもしれません。

例えば、ウッドデッキやテラスの上に屋根を後付けしてみるのはいかがでしょう? 春先の雨が多くなる季節や、紫外線が強くなる初夏を迎える前に屋根をつけておけば、ガーデニングの作業もしやすく、収納スペースも確保できます。

雨が少ない秋は工事もしやすいため、スケジュールも短縮できる傾向があるのも利点です。

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ガーデニングは、土や植物、水といった自然に触れて癒されるということに加え、芽が出たり草丈が成長していったりするのを見守る楽しみもあります。それほどお金や時間をかけなくても豊かな時間を過ごせるのは、まさにガーデニングの醍醐味。春に花いっぱいの庭で過ごす時間を想像しながら、ぜひ、家族みんなでガーデニングを楽しんでみてください。

 

※記事内容は執筆時点のものであり、予告なく変更される場合があります。最新情報をご確認ください。