【エクステリア空間の専門家】狭い庭でも有効活用できる、部屋ごとに庭を楽しむ方法

狭い庭でも有効活用できる、部屋ごとに庭を楽しむ方法

庭といえば樹木を植えたり、草花を育てて自然を感じる住まい環境を作ったり、家庭菜園で土に触れ収穫を楽しむ場所にしたりと、植物を取り込むことをイメージします。でも狭い庭では、日当たりが悪く、隣家に気を使ったりして植物を育てにくいことも多々あります。庭を利用することを諦めてしまいそうにもなりますが、今回はそんな狭い庭を有効活用する方法をお伝えします。

部屋ごとに楽しむ、狭い庭の活用方法

敷地境界線と家(建物)の周りには必ず敷地が残っています。その奥行きは様々なのですが、どんなスペースでも使い道はあります。使い道を考えるときに意識したいのは「狭い庭が、どんな部屋に面している庭なのか?」ということ。それによって適した使い方が変わってくるからです。

【エクステリア空間の専門家】狭い庭でも有効活用できる、部屋ごとに庭を楽しむ方法

リビングやダイニングなどの掃き出し窓に面した狭い庭なら、庭と考えるより室内空間を広げる方向で考えます。キッチンの掃き出し窓や勝手口扉に面した狭い庭なら、バックヤード的な場所にできると便利です。廊下や和室の掃き出し窓や足元にある地窓に面した狭い庭なら、坪庭的な景色を作るのがおすすめです。

では、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

2.リビング・ダイニングに面している狭い庭の場合

リビング・ダイニングは家族が集まる場で、家の中でも滞在時間の長い空間。ということは一番、心地よさに拘りたい部屋ということですね。でも、お隣の家からの視線や道路からの視線が気になると、カーテンを開けることが出来ずに閉鎖的な部屋で過ごすことになってしまいます。住宅地を歩くと日中でも雨戸が閉まっているお家も見かけられます。

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そんな窮屈なリビング・ダイニングより、自然光が入り自然の風を感じられる部屋の方が何倍も心地良いはずです。心地良さは、部屋に面した狭い庭を活用することで実現させることが出来ます。リビング・ダイニングに面した狭い庭は、部屋の続き、部屋の延長として使えるように整えるのが最も狭い庭を有効活用できる方法だと思います。

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外からの視線を防いで空からの光は取り込む。床をウッドデッキにして室内の床との段差を最小限にすると、床が繋がってリビング・ダイニングが広がったようになります。床材の色を合わせることを忘れないでくださいね。色が大きく違うと室内と庭との区切りを感じてしまいます。写真の空間は、こんなアイテムの組み合わせで作られています。

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YKK AP アウタールーフ ガーデンルームタイプ

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YKK AP リウッドデッキ

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建物から敷地境界いっぱいまで、無駄なく空間を利用することが出来ます。道路に面した狭い庭で、家の外観とのコーディネートを考えるなら壁と窓で構成されたデザインもオススメです。

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YKK AP アウタールーフ ガーデンルームタイプ8型片上げ下げ窓

部屋としての環境を整えるアイテムも揃っていて、真夏の日差しを遮る天井用のカーテンや透明の窓に必要な時だけ展開するロールスクリーンなどを取り入れると、より満足度の高い空間になると思います。

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天井カーテン

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ロールスクリーン

3.キッチンに面している狭い窓の場合

キッチンには勝手口扉が設けられていることがあります。勝手口の外をゴミの一時置き場にされている方も多いのではないでしょうか。ゴミの分別も年々厳しくなってきていて、キッチン周りの整理整頓は課題が多い。お気に入りのキッチンでも片付いていないと、ストレスが溜まります。整頓されていると気持ち良いし、もっと楽しく作業できる場所になるはずです。

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勝手口の外には、ちょっとした階段があって地面に降りるようになっています。勝手口扉の上には庇がありますが、階段を降りたところまでは庇がなく、雨に濡れてしまう状況が多く見受けられます。キッチンの狭い庭はバックヤードと考えて、ゴミ置き場としてだけでなく物置としても活用してはどうでしょう。

【エクステリア空間の専門家】狭い庭でも有効活用できる、部屋ごとに庭を楽しむ方法

出入りがしやすいように、キッチン床と同じ高さでつながる床を広く設けます。広くした床にゴミ箱を置いたり収納庫を置いたりすれば出入りのストレスも無く、とても使い勝手がよくなります。その床の範囲には屋根を設けておくと、雨の日でも濡れることを気にする必要もありません。写真の空間は、こんなアイテムの組み合わせで作られています。

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YKK AP アウタールーフ テラスタイプ

【エクステリア空間の専門家】狭い庭でも有効活用できる、部屋ごとに庭を楽しむ方法

YKK AP リウッドデッキ

お隣からの視線は、しっかり防ぐなら先述のリビング・キッチンと同様な完全な目隠しタイプで、明るさを確保するなら半透明なスクリーンがオススメです。

4.廊下や和室に面している狭い庭の場合

廊下や和室に面した狭い庭は、出入りの出来る窓を設けるより小さな窓が設けられることが多いです。室内に外の明るさを取り込んだり、外に小さな庭を作って坪庭のように眺める景色を楽しむために設けられます。

【エクステリア空間の専門家】狭い庭でも有効活用できる、部屋ごとに庭を楽しむ方法

この場合は、庭の地面の高さを出来るだけ床に近い高さまで上げて、室内から庭の床面がよく見えるように調整します。従来の地面の高さのままだと、そこにどんなしつらえをしても室内からは見えないのです。床を上げたところに様々な素材を使って小さな坪庭を作ると、部屋のクオリティがぐんとアップします。

【エクステリア空間の専門家】狭い庭でも有効活用できる、部屋ごとに庭を楽しむ方法

狭い庭の有効活用法、取り入れられそうなものはありましたか?窓の外が変わると室内での毎日の時間が変わります。

【エクステリア空間の専門家】狭い庭でも有効活用できる、部屋ごとに庭を楽しむ方法

庭を室内に取り込んで、おうち時間を今よりもっと心地よく改善してみませんか?

 

狭い庭でも有効活用して部屋ごとに庭を楽しみたい。

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著者プロフィール

【エクステリア空間の専門家】狭い庭でも有効活用できる、部屋ごとに庭を楽しむ方法

冨田ちなみ Gokansha(ゴカンシャ)

個人住宅の庭・外構や店舗のエントランスガーデンなど、あなたのライフスタイルに調和する外空間のデザインするGokansha(ゴカンシャ)代表。二級建築士、インテリアコーディネーター、二級造園施工管理技士、福祉住環境コーディネーター、園芸療法リーダー二級、ハーブコーディネーターなど様々な資格を持ち、建築士でもあるため住宅目線・エクステリア目線・ガーデン目線、それぞれの記事を発信いたします。E&Gアカデミー講師。