後付けすることも多いカーポートですが、検討しだすと種類がいろいろあって迷ってしまうことも。今回は設置後「もっとよく考えて選べばよかった…」を避ける、後悔しないカーポート選びのポイントをご紹介します。
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「うちのカーポート、車庫入れがやりにくい…」にならないカーポートは?
「車庫入れが大の得意」だという人はあまり多くはないでしょう。それほど苦手ではないという人でも自宅前の道路幅が狭かったり、夜間の帰宅が多かったりする場合は気を使うものです。うっかりぶつけて、カーポートだけでなく車にも傷がつくのは避けたいものです。
車庫入れをスムーズにしたいなら、支柱の本数と位置に着目して選んでみてはいかがでしょう。片側支持タイプは文字通り支柱がカーポートの片側だけに、両側支持タイプは両側にあります。積雪量の多い地域や強風が吹きやすい地域など両側支持タイプを選ばざるをえない場合もありますが、そうでないのであれば片側支持タイプのほうが断然車庫入れはしやすくなります。柱が後ろ側にある後方支持タイプならさらに切り返しがしやすくなります。ドアの開閉も楽になりますよ。
「雨の日の乗り降りはいつもびしょ濡れに…」にならないカーポートは?
カーポートの役割のひとつは車を雨から守ることですが、完全な屋内ではないため横から雨が吹き込んでくることがあります。車の乗り降りの際には傘をさすことになりますが、荷物が多かったり小さい子どもを連れていたりする場合などは、どうしても体や車内が濡れてしまいます。
雨の吹き込みを防ぐには、カーポートにサイドパネルをつけるという方法があります。パネルは取り付けたい高さを選ぶことができるので、側面上部だけ、全面に、など必要な位置に取り付けましょう。ただし、風が強い地域では暴風時などに柱が折れてしまう危険性もあるため、片側支持タイプのものにはサポート柱も検討してみてください。
また、カーポートの位置によっては、家にくっつけて設置するということもできます。この場合、雨に濡れずに乗り入れできるだけでなく、自転車の置き場所になったり洗濯物を干せたりと便利に活用できるというメリットも生まれます。
「カーポートを設置したら家や庭が暗くなった」にならないカーポートは?
紫外線は車の塗装やタイヤの劣化の原因です。しかしカーポートの屋根材の選び方によっては紫外線を遮るかわりに明るさが犠牲になってしまい、庭や家の一部が暗くなってしまうこともあります。
お勧めは太陽光をほどよく透過させながら紫外線をカットしてくれるポリカーボネート。カーポートのほか、バルコニーやテラス屋根などにも使われる素材です。明るさは色によっても変わってくるので、建物外観とのバランスも考慮しながら考えてみましょう。
「設置後、なんだか家がダサく見える」にならないカーポートは?
カーポートを家の前面に設置した場合、道路から見える家の印象がカーポートによって大きく左右されてしまいます。特に車を複数台停められる大型のものは、建物とテイストが合っていないと、「カーポートを設置したら、なんだか家がダサくなってしまった」とがっかりすることにもなりかねません。
逆に、カーポートの素材や質感などをできるだけ建物に合わせたり、照明や植栽を組み合わせたりすれば、さらに家をランクアップさせることも可能です。
カーポートを後付けする際には、予算だけでなく、家族の生活スタイルや敷地全体の空間バランスについても安心して相談できるエクステリアの専門店に依頼したいものです。
ぜひ、我が家や愛車に相応しいカーポートについて、提案やプラン、事例を聞いてみてください。