カーポートをセンスアップする3つのポイントをご紹介しましょう。おしゃれに見せるコツは、カーポートそのもののデザインだけでなく、床デザイン、植栽、照明にもこだわることにあります。
目次
床デザインでカーポートをおしゃれに見せる!車が無い時も美しく

モノトーンのグラデーションの斜め市松模様の床デザイン。無機質になりがちなカーポートスペースに楽しいリズムが生まれます(エフルージュツインカーポート/YKK AP)
カーポートは家の正面にあることも多く、デザイン次第で家の外観イメージが大きく変わります。車を出している時はもちろん、車を停めている時でもチラリと見える「床のデザイン」が素敵だと、家全体の印象がぐっとアップします。ーポートの床に、ただコンクリートを打つだけではちょっと味気ない雰囲気になることも。
例えば、床にコンクリートを打つ際には、面積によってひび割れ防止のためのすき間を作ります。このスキマをスリットもしくは目地と呼び、このデザインにこだわるとおしゃれな雰囲気になります。
スリットを埋めるものには、ゴム製の目地材や砂利、草、自然石、レンガ、タイルなどがあります。またスリットを斜めにしたり曲線にしたり、わが家ならではの床デザインを楽しみましょう。
ちなみに、カーポートの地盤面に枕木を埋め込むアイデアがありますが、腐食やシロアリの被害にあうことがあり、メンテナンスに手間と費用が掛かることを知っておきましょう。

スリットの幅や埋めるものによって全体の印象が変わります。砂利を入れてシンプルに。草むしりの手間もありません。わが家ならではのカーポートの床デザインを楽しみましょう。

白いタイルを使って、端正でモダンな印象に。清潔感と明るさがあります。地盤をしっかり固め、強度の高いタイルを使用します(エフルージュツインファーストカーポート/YKK AP)

スリットを広めにとり、草を植えてナチュラルな雰囲気に。タイヤが踏まない位置に小花をレイアウトするのも素敵です(エフルージュZファーストカーポート/YKK AP)

斜めのスリットでデザイン性をアップ。個性とセンスを感じさせるカーポートになります。(エクスティアラカーポート/YKK AP)

カーポートの入り口部分に天然石を貼り、レンガや砂利を組み合わせて南欧風に。玄関まわりとトータルでコーディネート。
カーポートの床はDIYで工事をすることはできなくもありませんが、車の重さに耐えきれず割れや沈みが起きたり、排水勾配が上手く取れずに雨の日に水たまりができたりしてしまう可能性もあります。
車の重量は小さくても1t近くあり、エンジンの振動などにより地盤面に強い力が掛かります。カーポートの床は、強固な地盤に強度の高い床材を使用することが必要ですので、できるだけ専門業者に依頼することをおすすめします。
植物の力で無機質になりがちなカーポートに彩りを添える!落葉による車の汚れに注意

カーポートの周囲に植物をレイアウト。床のスリットにも草を植え、木調のフレーム使いでナチュラルな印象に。(リレーリア/YKK AP)
カーポートをおしゃれに見せる2つめのポイントは「植栽」です。カーポートはコンクリートの床に金属製の支柱や車があり、無機質で単調な印象になりがちです。そんな時は植物の力を借りましょう。カーポートの周囲に草木をレイアウトすれば、優しさや癒しを感じさせる空間づくりができます。

木を植えるスペースが無い場合は、鉢植えを置くだけでも優しい雰囲気に。(エフルージュベーカグランカーポート/YKK AP)
植栽スペースが無い場合は、植木鉢やプランターを使うといいでしょう。地植えにするより管理がラクにでき、またほんの少しのグリーンでも癒しを感じさせてくれます。
床面のスリットや車の周囲など、床面の要所要所に草を植えるのもおすすめです。冷たさや堅苦しさが和らぎ、ナチュラルな印象が生まれます。

床のスリットに草を植え、サイドにシンボルツリーをレイアウト。ルーフに貫通孔を開けて伸びやかな木の姿を楽しめるようになっています。(リレーリア/YKK AP)
カーポートの周囲に植栽を行なう場合に気になるのが、葉や泥による車の汚れです。草木が成長した時に車に触れることが無いよう、少し空間を設けてレイアウトしましょう。またタイヤが乗る部分が土になっていたり、近くに葉が落ちやすい木を植えたりすると車が汚れやすくなるので注意をしましょう。
夜のライトアップで家の外観全体が際立つ!センサー式にしておけば防犯効果も

玄関前のカーポートを美しくライトアップ。住まいのエントランスに相応しい面持ちがあります。(リレーリア/YKK AP)
カーポートをセンスアップする3つめのポイントは「照明」です。美しくライトアップすれば、わが家の外観をより華やかに演出してくれます。またカーポートの照明は、夜間の車の出入りをしやすくし、防犯にも効果があります。デザイン性と機能性を兼ねたカーポートの照明計画を立てましょう。
カーポートの照明には寿命が長く高効率な屋外用LED照明が向いています。カーポートのオプションとして用意されている照明器具もありますので、上手に活用しましょう。

昼は瀟洒で明るい雰囲気のカーポート。夜はまたイメージが変わり華やかな印象です。ライトアップによってカーポートの美しいシルエットが更に強調されています。(エクスティアラルーフ/YKK AP)
上手にライトアップするコツは、カーポート内を明るくする照明とカーポートや家の外観を美しく見せる照明とを組み合わせることです。また人の動きを感知して点滅する機能がついた防犯に役立つ照明もあります。
カーポートの照明計画については下記でもご紹介していますので、あわせてご覧になってみてください。
カーポートをおしゃれに見せる3つのポイント、1)床のデザイン2)植栽、3)照明計画です。全てを叶えられればベストですが、どれかひとつを変えるだけでもずいぶん印象が変わります。カーポートが素敵だと、家の前に立つたびに楽しい気持ちになります。3つのポイントをしっかり押さえて、わが家ならではの個性的で美しいカーポートを目指してみてください。
著者プロフィール

Yuu(尾間紫)
一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター/マンションリフォームマネジャー
長年リフォーム業界の第一線で、数多くの住宅リフォームの相談、プラン設計、工事に携わってきた経験から、本当に価値あるリフォームについて皆さまにお話します。過去を繕うものではなく、未来の暮らしを創る「リライフのリフォーム」を提唱。実践的なリフォームのノウハウを、テレビや雑誌、新聞連載、講演などを通して発信中です。著書に『リフォームはこうしてやりなさい(ダイヤモンド社)』など。Webサイト「リフォームのホント・裏話」(http://www.ne.jp/asahi/net/rehome/)でリフォームの実践的なノウハウを公開中