自宅の庭でガーデンパーティを楽しんでみませんか?ちょっとした演出で、家族で過ごすいつもの時間が、非日常の特別なひと時に変わります。今回は、ガーデンパーティの楽しさをアップさせる10のアイテムと、ウッドデッキや日よけなど庭にあると便利なエクステリア設備をご紹介します。
目次
いつもの毎日が非日常になる!自宅の庭でガーデンパーティを楽しもう
アウトドアの楽しみは、太陽や風、緑など自然を感じることができること。いつものご飯も、青空や星空の下で食べれば美味しさ倍増です。テラスレストランやガーデンウエディングが人気なのも、屋内では味わえない開放感や非日常感があるからです。
わが家の庭にもひと工夫して、家族でガーデンパーティを楽しんでみませんか?パーティと言っても、そんなにかたくるしく考えなくても大丈夫です。普段ダイニングやリビングでしていることを、庭で楽しむだけ!
例えば、休日のブランチなら、庭にテーブルを出して、とっておきのテーブルクロスを掛け、料理は大皿に盛りつけましょう。そして、それぞれが好きな物を好きなように取って食べる。夜は星空の下、とっておきのお酒を楽しみながら家族で語り合うのもいいですね。ほんの少しシチュエーションを変えるだけで、わくわくするような非日常が楽しめます。
ガーデンパーティで準備しておきたい10のアイテム
それではガーデンパーティを快適に楽しむために準備しておきたい10のアイテムをご紹介しましょう。
1.ガーデンテーブル
屋外用の家具は紫外線に強いものを選んで。パーティではお皿をたくさん並べたくなるので、大きめサイズのほうが便利です。DIYで作るのも楽しいですね。
2.椅子
テーブルとセットで選ぶ必要はありません。キャンプ用の折り畳み椅子なら片付けが楽で便利です。家の中にある椅子を運んできてもOK。
3.照明
夜の時間を楽しむなら、演出効果が高い照明が必須です。電池式や充電式のLEDランタンなら手軽に持ち運びができます。本物のキャンドルを使えば更に雰囲気が盛り上がりますね。庭にガーデンライトを設置しておけば、いつでも夜の時間が楽しめるようになります。
4.テーブルクロス
ガーデンパーティを盛り上げてくれるのがファブリックです。テーブルにクロスを1枚掛けるだけで雰囲気が大幅アップ! 欧米では屋外で過ごす時間を、家の中の時と同じように大切にしていて、ファブリックを上手に使いこなしています。
5.クッション
アウトドア用の椅子は座り心地がよくないことも。クッションがあると快適度がアップして、のんびりとした時間を過ごせます。
6.大きなトレイ
食事や飲み物を運ぶのに大きめのトレイを何枚か準備しておくと便利です。片付けの際も、手早くできます。
7.虫よけ
庭で蚊などに刺されないよう、虫よけ対策をしておきましょう。キャンプ用の虫よけグッズが役立ちます。
8.ピッチャー
パーティ中はできるだけキッチンとの往復は避けたいもの。屋外では喉が渇きやすいので、大きなピッチャーに冷たい飲み物を準備しておくと便利です。
9.おしぼり・ナプキン
庭のあちこちを触って手が汚れてしまうことも。ガーデンパーティを快適に楽しむためには、おしぼりやナプキン、ウェットティッシュなどが必須です。
10.お皿・カトラリー・コップ
お皿やカトラリー、コップ類は普段のものでも十分ですが、紙皿や紙コップなら割れる心配が無く、後片付けが楽になります。パーティ用のカラフルなものを準備するのも楽しいですね。おしゃれなワイングラスのような脚付きのプラカップもありますよ。
快適度が格段にアップするエクステリア設備、ウッドデッキ・日よけ・目隠し・水場
ガーデンパーティの快適度を格段にアップさせてくれる庭のエクステリア設備をご紹介しましょう。
1つめはウッドデッキです。ウッドデッキを付けたら庭に出るようになったという声は多いもの。一戸建ての場合、室内の床の高さが地盤面から45㎝以上あるので、そのままでは大きな段差があります。この段差が心理的なハードルになり、庭に出るのがおっくうになることも少なくありません。
ウッドデッキを取り付ければ段差が小さくなるので出入りがしやすくなるのはもちろん、内から外へ空間の連続性が生まれるので、もうひとつの生活の場として活用しやすくなります。
ガーデンパーティの快適度をアップさせてくれる庭の設備の2つめは日よけです。夏はもちろん、春や秋の紫外線量は意外と多いもの。直射日光に当たりたくないと思うこともあるのでは?日よけがあれば、日焼けの心配も少なく、夏も強い日射熱を遮ってくれるので暑さを軽減してくれます。
日よけにはパーゴラにシェードや天井カーテンを取りつけたり、窓の上にオーニングを取り付けたりといった方法があります。
ガーデンパーティの快適度をアップさせてくれる庭の設備の3つめは目隠しです。せっかくウッドデッキを設置したのに、外からの視線が気になって落ち着かないという声も。
心からくつろげる庭にするために、目隠しの工夫をしておきましょう。ポイントは、視線はカットしながらも、太陽や風を感じられるようにしておくこと。こちらの写真は、屋根囲いに部分的に目隠しを取り付けた様子です。気になるところにだけ植栽をしたり、フェンスを取り付けたりするのもいいですね。
しっかり目隠ししておけば、庭に出やすく、心おきなくガーデンパーティが楽しめるようになります。
ガーデンパーティの快適度をアップさせてくれる庭の設備、最後は水場です。キャンプ場でも水場が近いところが人気です。サッと手やコップが洗えるような手洗い場を設けておくと便利です。
キッチンとつながる庭、ガーデンパーティが楽しみやすい住まいへ
こちらは築40年、庭を生活空間の一部として活かすリフォームをした事例です。キッチンを中心にして、ダイニングと庭を繋ぐようにレイアウト。家の中でも外でも食事を楽しめる間取りになっています。
くつろぎの場には食がつきものです。キッチンとの連携がいいと食事や飲み物を運ぶのが楽になり、庭でガーデンパーティを楽しむ、アウトドアリビングとして活かすといったことがしやすくなります。
休みの日には庭で過ごす生活スタイルも楽しいものです。便利なアイテムやエクステリア設備を取り入れて、楽しい時間をお過ごしくださいね。
ガーデンパーティを楽しむエクステリア設備はこちら
著者プロフィール
Yuu(尾間紫)
一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター/マンションリフォームマネジャー
長年リフォーム業界の第一線で、数多くの住宅リフォームの相談、プラン設計、工事に携わってきた経験から、本当に価値あるリフォームについて皆さまにお話します。過去を繕うものではなく、未来の暮らしを創る「リライフのリフォーム」を提唱。実践的なリフォームのノウハウを、テレビや雑誌、新聞連載、講演などを通して発信中です。著書に『リフォームはこうしてやりなさい(ダイヤモンド社)』など。Webサイト「リフォームのホント・裏話」(http://www.ne.jp/asahi/net/rehome/)でリフォームの実践的なノウハウを公開中