カーポートを設置する際のオプションとして、サイドパネルがありますが、我が家のカーポートに、サイドパネルが必要かどうか、判断がつかない方もいるかと思います。この記事ではサイドパネルを取り付ける具体的なメリットと、デメリット、サイドパネルを設置する時の4つのポイントについて解説します。
目次
カーポートにサイドパネルを取り付ける5つのメリット
カーポートに、サイドパネルを取り付けると次のようなメリットがあります。
サイドパネルのメリット① 風雨を防げる
サイドパネルを取り付ければ、暴風時などで、飛来物が車体に当たり、傷つけてしまうことを防げます。また、風雨が強い日などに車に乗ろうとすると横から雨が吹き込んで、濡れてしまうことがありますが、サイドパネルがあればそうしたことも防げます。
ただし、台風時などにはサイドパネルは風の力をまともに受け止めてしまいます。風がサイドパネルを押す力が柱に負担をかけ、暴風時などには柱が折れてしまうことも考えられます。特に片持ちタイプのカーポートを使っている場合、サイドパネルを設置するなら、あわせてサポート柱も設置することを検討しましょう。
サイドパネルのメリット➁ 砂ぼこりが入りにくい
強風の際には、カーポートの中に砂ぼこりが入ってきてしまいます。砂ぼこりは、車の傷や汚れの原因にもなります。特に車内にまで砂ぼこりが入り込むと、掃除の手間も大きく増えますので、忙しいときに汚れた車を見ると、ついイライラしてしまうかもしれません。
サイドパネルはカーポートの「外壁」の役目を果たします。砂ぼこりの侵入を大きく減らすため、傷や汚れを防ぐことが可能。愛車を快適な状態で使えます。
サイドパネルのメリット③ 目隠しになる
外から、車や家屋の中を見えづらくすることでプライバシーを守れるということも、サイドパネルのメリットと言えるでしょう。カーポートが塀や道路と家屋の間にある場合、サイドパネルが目隠し代わりになるので、家の中を他人に見られる心配が少なくなるでしょう。
その反面、サイドパネルで庭や塀が見えにくくなり、侵入者に気づきにくくなるので注意も必要です。場合によっては防犯カメラの設置なども検討しましょう。
サイドパネルのメリット④ 紫外線による愛車の色あせを防ぐ
サイドパネルは、カーポートの横から侵入する紫外線も防いでくれます。特に「ポリカーボネート板」を使った製品なら、紫外線の侵入をほぼ100%防止します。明るさを保ちつつ、気になる車の色あせや塗装のはがれを抑え、ツヤも保て、また、車の劣化も防げるため、愛車を長持ちさせる点でも効果的です。
サイドパネルのメリット➄ 車内の温度上昇を抑えられる
熱を通しにくい素材のサイドパネルは、カーポート内部の温度上昇を抑え、車内の温度も上がりにくくします。YKK APには「熱線遮断ポリカーボネート板」を使ったサイドパネルがあり、夏場に高温になる日当たりの良いカーポートを使っている方におすすめです。
サイドパネルを設置する際のポイント
サイドパネルを設置するときは、次のようなポイントを押さえておきましょう。
サイドパネル設置のポイント① 設置する向きをよく検討する
サイドパネルを設置する向きに注意しましょう。例えばカーポートの左側から吹く風を防ぐ場合は、サイドパネルも左側に設置してください。南からの太陽光や西日を遮りたい場合には、南側と西側にサイドパネルを設置しましょう。場合によっては、2方向や3方向にサイドパネルを取り付けなければ効果を得られないこともあります。
サイドパネル設置のポイント➁ 色やデザインを合わせよう
一体感のある自然な印象のカーポートにしたいなら、サイドパネルの色やデザインはカーポートに合わせるのがおすすめです。カーポート本体のカラーはブラウン、カームブラック、プラチナステン、ピュアシルバー、ホワイトなどがありますが、基本的にはサイドパネルの枠も同色を選ぶのが無難です。また、パネル材の色も屋根ふき材のアースブルー、スモークブラウン、トーメイマットなどと合わせたほうが良いでしょう。
サイドパネル設置のポイント③ サイドパネルの高さも要検討
外からの視線を隠したい場合は、顔の位置にあわせた位置にサイドパネルを取り付けることがおすすめです。車を乗り降りする際の視線が気になる場合はドアウィンドウの位置に合わせ、また、カーポートの内側で立ち作業をよく行う場合は、立った際の顔の位置に合わせて設置しましょう。また車を風雨から守りたい場合は、側面全体を覆うサイドパネルが適しています。雨だけでなく砂やごみの侵入も防ぎ、車を守れます。
サイドパネル設置のポイント④ 必要に応じて熱や紫外線を抑える製品を
紫外線を防ぎたい、カーポート内の温度上昇を抑えたいという目的がある場合は、「熱線遮断ポリカーボネート板」などで作られたサイドパネルを選びましょう。いつでも快適な環境で、カーポートや車を使うことができます。また劣化を防げるためトータルでのコストが下がり、家計を守れるメリットも見逃せません。
カーポートのサイドパネルを設置する際のデメリット
費用・施工面のデメリット
- 本体カーポートに加えてサイドパネルの費用が追加になり、設置コストが高くなる
- 後付けの場合は、施工の手間や費用がさらにかさむことがある
- 複数方向に設置する場合、費用が大きく増加する
構造・強度面のデメリット
- 台風などの暴風時に風の力をサイドパネルが正面から受け止めてしまうため、柱への負担が増大し、破損・倒壊のリスクがある
- 特に片持ちタイプのカーポートでは強度不足になりやすく、サポート柱の追加設置が必要になる場合がある
採光・通風面のデメリット
- カーポート内部に光が入りにくくなり、暗くなりがちである
- 風通しが悪くなることで、湿気がこもりやすくなり、カビや錆の原因になる可能性がある
防犯・視認性面のデメリット
- 外からの視線を遮る反面、侵入者を発見しにくくなるなど防犯上のリスクが生じる
- 車の出し入れ時に死角が増え、安全確認がしづらくなる場合がある
景観・デザイン面のデメリット
- 設置する向きや素材を誤ると、外観の印象が重くなり、家全体の景観を損なう可能性がある
- カーポート本体と色やデザインが合わない場合、統一感のない見た目になってしまう
カーポートのサイドパネル設置事例
サイドパネルのデザインは、カーポート本体に合わせたデザイン素材を選ぶ
カーポートの屋根素材がポリカーボネートの場合は「サイドパネル」に、屋根素材がアルミ形材の場合は「目隠しパネル」に、オプションとして用意されています。オプションですので、カーポート本体のデザインに合わせた素材で設置することになります。

YKK AP アリュース「サイドパネル」

YKK AP ルシアス カーポート「目隠しパネル」

YKK AP プレーンルーフ「目隠しパネル」
カーポートのサイドパネルの後付け費用も公開
MADOショップの事例にも、「サイドパネル」「目隠しパネル」の施工事例が掲載されています。工期や費用も公開されている事例もございますので、参考にしてみてください。
カーポートのオプションのサイドパネル(目隠しパネル)ではなく、フェンスと組み合わせたケース
カーポートのオプションのサイドパネル(目隠しパネル)の場合は、カーポート分の長さしか設置できませんが、その役割をフェンスで代用することで、外構全体に延長することができ、より一体感のあるエクステリアになります。
<リフォーム前>
<リフォーム後>

カーポートの梁を延長してエントランスゲートに。パーツを組み合わせて、さりげなく目隠しをしながら、住まいのファサードに相応しい面持ちです。 (YKK AP エクステリア スタイル大賞2019年リフォーム・リノベーション部門ベストスタイル賞/採用商品:エフルージュシリーズカーポート/設計施工:ジョイフルガーデン)
サイドパネルには多くのメリットがある
サイドパネルは、風雨や紫外線から愛車を守り、プライバシーの確保にも役立つ便利なオプションです。一方で、設置の向きや素材を誤ると十分な効果が得られないだけでなく、強風時の破損リスクや採光・通風への影響といったデメリットが生じることもあります。設置を検討する際は、目的や住環境に合わせて、適切な高さ・素材・方向をしっかり見極めることが大切です。
YKK APでは、サイドパネルに対応したカーポートを豊富にラインアップしています。メリットとデメリットの両面を踏まえたうえで、エクステリア専門の施工店に相談しながら最適なプランを選び、長く快適に使えるカーポート環境を整えましょう。













