外の通りや隣家から家の中が見えてしまうと落ち着いて生活できません。そこで、おすすめしたいのが、エクステリアで目隠しすることです。エクステリアでの目隠しにはいくつかの方法があり、それぞれメリットとデメリットが異なります。この記事では目隠しに使えるエクステリアと、押さえておきたいポイントを解説します。
目隠しに使えるエクステリア
エクステリアで家を目隠しするには、大きく次のような方法があります。
塀で囲ってしまう
板やブロックなどの塀による目隠しは最も一般的な方法です。人の目の高さよりも高い塀なら外からの視線を完全にシャットアウトすることができます。ただし塀を作ってしまうと、次のようなデメリットもあります。
- 庭の雰囲気が暗くなりがち
- 風通しが悪くなり、湿気がたまりやすい
- 地震などで倒壊しやすく、被害も大きくなるおそれがある
生垣を作る
生垣を使った目隠しは、ほどよく風や光を通し、季節の移ろいも感じさせてくれますが、手間がかかってしまうというデメリットがあります。
- 水やりや肥料など日々のメンテナンスが欠かせない
- 定期的な剪定が必要で放置すると道路に枝が伸びてしまうこともある
- 害虫の被害に遭うおそれがある
ラティスを設置する
ラティスは工事が不要で、好きな場所に持ち運べるものがあります。ホームセンターや通販などでも手に入り、DIY感覚で手軽に目隠しできるでしょう。デザインも木目調など豊富です。ただし以下のようなデメリットがあります。
- 地面に固定されていないため、風が強いときには、倒れたり、敷地外に飛ばされてしまったりするおそれがある
台風の接近が予想されるような場合には影響のない場所に片付けておいたほうがいいでしょう。
フェンスで目隠しする
フェンスで目隠しする方法もあります。フェンスでの目隠しには次のようなメリットがあります。
- 色やデザインを選べる。家や庭の雰囲気にも合わせられる
- 劣化しにくい素材が多いため長持ちしやすい
- ルーバータイプなど、目隠しと風通しの良さを両立した製品を選べる
フェンスを使えば、敷地全体を目隠しすることも、デッキ部分などを部分的に目隠しすることもできます。YKK APには、風を通す「ルーバーフェンス」をはじめ、さまざまなタイプのフェンス製品があるので、施工店と相談してご自宅に合ったものを選びましょう。
エクステリアでの目隠しのポイント
次に、エクステリアで目隠しする際のポイントを紹介します。
ポイント① 快適に過ごす製品選びをする
目隠しすることによって敷地内が暗い雰囲気になったり、湿気がたまったり、風通しが悪くなったりすることがあります。フェンスやラティスなどは一度設置すると長年にわたり使い続けることになるので、製品を選ぶ際には、デザインだけでなく機能性にも注目しましょう。
例えば…
- 半透明や明るい色の素材フェンスなら光を入れやすくなる
- ルーバータイプのフェンスを選べば風通しがよくなる
ポイント➁ 施工後のメンテナンスも要検討
日々のメンテナンスに手間や費用がかかることがあります。例えば生垣の場合は定期的な剪定が必要です。設置にかかる費用だけでなく、施工後にかかる費用や手間も考慮して決めましょう。
目隠しするならご自身の希望を決めたうえで、施工店へ相談しよう
エクステリアを使った目隠しの方法にはいろいろありますが、仕上がりや使い勝手、生活のしやすさが異なります。外からの視線を気にせず快適に暮らすためには、目隠しする範囲を決め、自分が重視するポイントを踏まえて目隠しの方法を選びましょう。