雨の日の洗濯物干しにカーポートが使える!上手な使い方と注意しておきたいポイント

雨の日の洗濯物干しにカーポートが使える!上手な使い方と注意しておきたいポイント

雨が多い季節に困るのが洗濯物の干し場です。今回はカーポートを使った便利な物干し場を作るアイデアと、注意しておきたいポイントをご紹介します。

カーポートの空きスペースを活用!屋根があるから雨の日の洗濯物が干せる

雨の日の洗濯物干しにカーポートが使える!上手な使い方と注意しておきたいポイント

部屋干しで気になる洗濯物の臭い。室内の湿度を急上昇させる要因にもなっています。

雨が続くと困るのが、洗濯物の干し場です。部屋干しをしているけれど臭いが気になる、部屋の中の湿度が上がり過ぎると感じている人もいることでしょう。

「住宅内空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査(※)」によると、部屋干しを実施している、もしくは状況において部屋干しをすることがある家庭はなんと84.8%にものぼり、その場所として一番多いのがリビングで46.6%、続いて空き部屋、寝室、浴室となっています。

せっかくリビングでくつろいでいるのに、頭の上で洗濯物がひらひらしているようでは落ち着きません。インテリアに生活感が出てしまって残念に感じている人もいることでしょう。また室内の湿度が上がり過ぎると、カビの原因になります。家のカビというと浴室やキッチンのイメージがありますが、壁紙や畳、カーペットやラグの裏、タンスのすき間の壁などに発生していることもあります。

そうはいっても、浴室だけに干すのではスペースが足りない、お風呂に入るたびにとりこむのがメンドウという声も。そんな時に活用したいのがカーポートです。カーポートには屋根があるので、雨の日の洗濯物干し場として活躍してくれます。

例えば車の脇、上部など空いている空間はありませんか?また昼間に車を使っているならカーポートの空間全体が使われないまま空いています。そのままにしていてはもったいない!雨の日の洗濯物干し場として活用しましょう。

住宅内空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査/ダイキン工業株式会社

屋根と外壁をスキマなく設置できるカーポートや、物干し金物がオプションであるタイプも

雨の日の洗濯物干しにカーポートが使える!上手な使い方と注意しておきたいポイント

屋根と外壁の間にスキマを無くして取り付けができるカーポートなら、洗濯物が濡れる心配が少なくなります。(レイナポートグランシリーズ)

洗濯物が干しやすいという視点でカーポートのデザインを見てみましょう。例えばこちらはYKK APのレイナポートグランシリーズです。カーポートの屋根と外壁の間にスキマを無くして設置可能なので、洗濯物が濡れる心配が少なくなります。車の乗り下りにも便利ですね。

また物干し金物は、カーポートに取り付けができるオプションが用意されているタイプがあるので、チェックしてみてください。こちらは折り畳み式の水平式物干しと吊り下げ式物干しセットです。我が家のカーポート計画に合わせて、使いやすいものを選びましょう。

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カーポートのオプションで準備されている物干しセット。ただし取り付けができないタイプもあります。またこれらは、安全性を考慮し耐荷重や取り付け方法が定められています。自分で勝手に取り付けるのは危険ですので避けましょう。

気になる道路からの視線。目隠しパネルや防犯対策のためのゲートの取り付けも

カーポートを洗濯物干し場にする際に気になるのが、近隣や道路からの視線です。カーポートは外から出入りしやすい位置にあることが多いため、そのまま洗濯物を干すと、丸見えになることがあります。

洗濯物が外から見えるのは、プライバシーや防犯上の問題があります。例えば、空き巣や強盗などに家族構成を知られてしまう恐れもあります。カーポートに洗濯物干し場を作ったら、併せて外から見えない工夫もしておきましょう。

雨の日の洗濯物干しにカーポートが使える!上手な使い方と注意しておきたいポイント

オプションでサイドパネルが取り付けられるカーポート(レイナポートグランシリーズ)

例えばこちらは、サイドに目隠しパネルが取り付けられるようになったカーポートです。近隣からの視線を遮り、プライバシーをしっかり守ってくれます。ほかにも、格子デザインの目隠しもあります。部分的に取り付けて、スキマは植栽などでさりげなく目隠しをするのも素敵です。

雨の日の洗濯物干しにカーポートが使える!上手な使い方と注意しておきたいポイント

縦格子の飾りパネルを取り付けたカーポート。間に植栽などをレイアウトすれば、目隠ししながらおしゃれな雰囲気にできます(エフルージュグラン)

雨の日の洗濯物干しにカーポートが使える!上手な使い方と注意しておきたいポイント

横ひし形格子のスクリーンパネルを取り付けたカーポート。強風時の飛来物からもカーポート内を守ってくれます(ジーポートneo)

3面を囲めるタイプのカーポートもあり、そういったタイプなら雪や雨、風などの吹き込みを防いでくれます。

雨の日の洗濯物干しにカーポートが使える!上手な使い方と注意しておきたいポイント

風雨の強い日でも安心なカーポート。車も洗濯物も守ってくれます(レオンポートneoシリーズ)

また気になるのが家の前を通る人の視線です。洗濯ものを干す側に袖壁を建てる、植栽をするなどの工夫に加えて、ゲートの取り付けを検討してみてもいいでしょう。ゲートは洗濯物を守り、車上荒らしの対策にも役立ちます。

自宅の車庫での自動車に関する犯罪発生率は意外と高く、車が盗まれる犯罪の18.4%が、車上狙いの23.9%が自宅の車庫で発生しているというデータ(※)があります。

自宅の車庫だからといって安心し過ぎるのは禁物です。ゲートには、伸縮ゲート、引戸、シャッターゲート、アップゲートなど様々な種類があり、サイズも豊富に揃っています。目隠しと防犯を兼ねた開閉しやすいタイプを選びましょう。

令和元年 警視庁生活安全総務課手集計による
雨の日の洗濯物干しにカーポートが使える!上手な使い方と注意しておきたいポイント

カーポートまわりはブラック、門まわりはシルバーでまとめたモダンな印象のエクステリア。カーポートにゲートがあると安心感が増します(ファクトポート、シンプレオシリーズとのコーディネート例)

カーポートは様々な用途に使える多目的スペースです。様々な工夫で雨の日の洗濯物干し場としても上手に活用してくださいね。

 

 

著者プロフィール

雨の日の洗濯物干しにカーポートが使える!上手な使い方と注意しておきたいポイント

Yuu(尾間紫)
一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター/マンションリフォームマネジャー

長年リフォーム業界の第一線で、数多くの住宅リフォームの相談、プラン設計、工事に携わってきた経験から、本当に価値あるリフォームについて皆さまにお話します。過去を繕うものではなく、未来の暮らしを創る「リライフのリフォーム」を提唱。実践的なリフォームのノウハウを、テレビや雑誌、新聞連載、講演などを通して発信中です。著書に『リフォームはこうしてやりなさい(ダイヤモンド社)』など。Webサイト「リフォームのホント・裏話」(http://www.ne.jp/asahi/net/rehome/)でリフォームの実践的なノウハウを公開中