玄関まわりは外構プランの中でも家のイメージを決める大切な部分です。また機能次第で毎日の暮らしの便利さや安全性も変わります。
今回は、玄関まわりに必要なアイテムのチェックリストと、おしゃれで機能的な玄関まわりにするプランニングのポイント、取り入れやすい機能門柱や門袖ユニットのデザインをご紹介しましょう。
玄関まわりの役割りと必要なアイテムをチェックリストで確認しよう
玄関まわりのプランニングは、毎日家族が出入りをしやすいよう検討するのはもちろん、来客、荷物や郵便物の受け取り、防犯、夜間の出入り、留守の間の安全性などにも配慮をする必要があります。まずは玄関まわりに必要なアイテムをチェックリストで確認してみましょう。
玄関まわりに必要なアイテムチェックリスト
- インターホン
- ポスト
- 宅配ボックス
- 表札
- 門扉
- 照明
- 手すり(階段がある場合)
玄関まわりには必要なアイテムが多く、単体で選んでしまうとバラバラな印象になりがちです。そんな時に役立つのが、これらのアイテムを組み込んだ機能門柱や機能門袖と呼ばれるユニットです。
インターホン、ポスト、宅配ボックス、表札、照明など必要な機能だけを組み込んだり、オプションでコンセントなどの機能を追加したり。豊富なデザインが揃っているので、我が家のイメージに合わせて選べます。
玄関まわりをプランする際は、機能門柱や機能門袖を上手に取り入れて、すっきりとおしゃれなエントランスを目指しましょう。
玄関まわりのアイテムの上手な選び方、プランニングのコツ
玄関まわりのアイテムは、毎日の利便性や防犯性能、見た目の美しさを大きく左右します。機能的でおしゃれな玄関まわりにする上手な選び方やプランニングのコツをご紹介しましょう。
インターホンはカメラ付きに、取り付け位置によるメリットを知っておこう
インターホンはカメラ付きを選び、自動録画機能が付いているタイプなら、留守の間の来訪者が録画できます。また広角カメラタイプなら身を隠しながら在宅確認をする空き巣の姿を捉えやすいなど、更に防犯性能が高まります。
取り付け位置は、門の外側に取り付ければ、来訪者が敷地内に入らない状態で応対ができるため、防犯上のメリットがあります。門の内側、玄関ドアの近くに取り付ければ、荷物の受け取りや来客の応対がラクにできるメリットがあります。
門の外側に付ける場合は、荷物の受け取りなどの際に、門のところまで出ていく必要があるので、アプローチに屋根を取り付けておくと雨の日も快適に受け取りができます。
ポストは大型を選んで、出し入れのしやすさをチェック
ポストの取り付け位置も、インターホンと同じように、道路に近い位置なら防犯上のメリットが、玄関ドアに近い位置なら取り出しやすさのメリットがあります。
またポストの出し入れの仕方には、前入れ・後ろ出し、前入れ・前出しなど種類があるので、プランに合わせて出し入れしやすいタイプを選びましょう。
ポストのサイズは大きめを選んでおくと、郵便物がたまっても留守であることが外から分かりにくくなり、またメール便や回覧板がすっぽりと入るサイズを選んでおけば受け取りがラクになり、折れ曲がる心配も無くなります。
宅配ボックスは今や必須のアイテム。置き配も安心して頼める
通販を利用する人が増え、宅配ボックスの必要性が増大しています。イマドキは宅配ボックスの有無が家選びの重要な要素になるなど、無くてはならないアイテムに。置き配の場合の安全性も高まります。
表札は家の顔。デザインや品質にこだわって
表札は道路から見えやすい位置に取り付けるのが基本です。道路から見えにくい場所だと、来訪者から名前の確認ができず、敷地内まで入って見る必要が出てしまいます。
以前は長方形の木製の表札が多かったのですが、現在では天然石やガラス、金属製のモダンな表札があり、形状も円形やハート型のものもあります。表札は家の顔なので、デザインや品質にこだわって選びましょう。
門扉をカギ付きにすると更に防犯性能が高まる
空き巣への防犯対策に有効なのが門扉です。門扉があると敷地内への侵入がしにくくなるので、防犯効果を高めたい人は、門扉を取り付けておきましょう。
最近は、高さがある門扉が増加傾向にあり、またしっかりとしたカギを取り付けておくことで、更に防犯性能を高めることができます。
照明は複数の器具を組み合わせて
道路から玄関先まで、夜でもスムーズに出入りができるよう、表札や門扉の手元、足元などを明るく照らす照明器具を取り付けておきましょう。必要な部分を照らすことができるよう、複数の照明器具を組み合わせて計画するとよいでしょう。
加えて、周辺の草木や壁面などをさりげなくライトアップするような照明計画を立てると、エントランスがおしゃれな雰囲気に。人感センサー式なら人が通る時だけ点灯させることができます。
手すりは階段があるなら必ず取り付けを
道路~門扉~玄関ドアまでのアプローチに段差がある場合は、雨や雪で滑りやすくなることがあります。安全のために、忘れずに手すりを取り付けておきましょう。
取り入れやすい機能門柱や門袖。おしゃれなデザインいろいろ
新築でもリフォームでも取り入れやすい機能門扉や門袖をいくつかご紹介します。高機能でおしゃれなデザインのものが豊富に揃っていますので、我が家のイメージに合わせて選びましょう。
玄関まわりがステキだと、家に帰るのも楽しく人を招くのも楽しい、自慢の我が家になります。まずは必要なアイテムをチェックし、機能門柱や門袖など便利なアイテムを上手に活用して、機能的でおしゃれな玄関まわりを目指してくださいね。
宅配ボックスはどれくらい入るのか?荷物の預け入れ方や出し方は下記で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
著者プロフィール
Yuu(尾間紫)
一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター/マンションリフォームマネジャー
長年リフォーム業界の第一線で、数多くの住宅リフォームの相談、プラン設計、工事に携わってきた経験から、本当に価値あるリフォームについて皆さまにお話します。過去を繕うものではなく、未来の暮らしを創る「リライフのリフォーム」を提唱。実践的なリフォームのノウハウを、テレビや雑誌、新聞連載、講演などを通して発信中です。著書に『リフォームはこうしてやりなさい(ダイヤモンド社)』など。Webサイト「リフォームのホント・裏話」(http://www.ne.jp/asahi/net/rehome/)でリフォームの実践的なノウハウを公開中