どんなに素敵な家でも、庭の雑草が伸び放題では魅力が半減してしまいます。また、虫などが発生して、庭に出るのがストレスになってしまうことも。本格的に雑草が繁殖し始める前のこの時期に対策を行って、きれいな庭を保ちましょう。
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なぜ、雑草対策は梅雨前がいいの?
気温が上がり雨が増えてくるこれからの季節は、雑草がどんどん育ちます。草丈が伸びたり葉が茂ったりするだけでなく、根もしっかりと張ってしまうのです。一度そうなってしまうと、雑草の処理はより大変に。梅雨前の雑草がまだ小さくやわらかいうちなら、量も少なく楽にひき抜くことができます。
この時期にしっかりと雑草対策しておくと、夏場や秋口の雑草対策はうんと楽になります。花が咲いて種が散ってしまうと翌年また同じところが雑草だらけになってしまうため、成長する前に、早め早めに対処することが「ラクして綺麗な庭を保つ」ための秘訣。その第一歩が、まさに今、梅雨前の時期に行う雑草対策だというわけです。
まずは今ある雑草を徹底的に取り除くこと
雑草を取り除く方法はいくつかありますが、代表的なのが「雑草を刈り取ったり、根を抜いたりする」「除草剤で枯らしてしまう」の2つ。それぞれにメリットやデメリットがあるので、家庭にあった方法を選びましょう。
雑草を刈り取ったり、根を抜いたりする
- メリット:取り掛かりやすく、費用がかからない
- デメリット:時間と労力がかかる。刈っただけで根が残っている場合はまたすぐに生えてくる
除草剤で枯らしてしまう
- メリット:広範囲の雑草を処理できる
- デメリット:費用がかかる。また、周囲の植物や土壌に影響を及ぼす可能性がある。
今後の雑草処理の手間を省くための強い味方とは?
今生えている雑草を取り除いた後は防草シートを敷くと、その後の雑草処理がラクになります。防草シートは日光を遮断して雑草の成長を防ぐもので、フィルムタイプのものと不織布のものがあります。そのままでは見栄えが良くないので、その上に砂利やタイル、チップ、レンガなどを敷き詰めるといいでしょう。
人工芝なら手間なく美しい緑を楽しめる
「植物をもって植物を制す」という発想なのが、グランドカバー。グランドカバーとは、地面を覆うように広がる植物を植えることで、雑草が生えるスペースをなくしてしまう方法です。耐寒性の強い常緑の多年草を選べば一年中美しい緑を眺められるし、花が咲く植物なら、季節ごとに変わる庭の表情を楽しむことができます。
今後一切草引きは嫌!という人にとっておきの方法
今後絶対に雑草処理はしたくない!というのであれば、庭をコンクリートで固めてしまうという方法はどうでしょう?いくら生命力が強い雑草でもコンクリートを突き破っては生えてくることはありません。とはいえ、ただコンクリートにしただけでは庭が殺風景になるし、用途も限られてしまいます。屋根を設置してテーブルとイスを置いたり、ウッドデッキを設置したりすれば、庭で過ごす時間も充実します。
雑草の生命力は非常に強力なので、「まだ大丈夫かな」などとのんびり構えていると、あっという間に成長してしまいます。思い立った時にサッサと行動してしまうのが得策。ぜひ、梅雨に入る前に家族みんなで対策を始めてみてください。