人工芝は天然芝の代替品…?いえ、それだけではありません。野球場のフィールド用として誕生し、その後各種スポーツでも採用された人工芝は、今では、ガーデニングやインテリアなどにも大活躍! 暮らしに芝生のグリーンを取り入れた演出ができる、とても便利なアイテムとしても人気です。上手に使いこなすアイデアをご紹介しましょう。
庭で人工芝を使いこなす3つのアイデア
庭に敷く以外にも、人工芝だからこそできる戸外で楽しむグリーンの演出方法があります。家族で過ごす庭時間がさらに楽しくなる3つのアイデアをご紹介します。
1.壁やフェンスに貼る
人工芝は天然芝と違って壁やフェンスに手軽に貼ることもできます。植物が植えにくい一画にも、人工芝を使って立体的にグリーンをプラスすることができ、庭全体をさらにグリーンに彩られたデザインに仕上げられます。思わぬ場所に芝生があるサプライズ効果も生まれます。
2.テーブルや椅子などに貼る
ガーデンテーブルや椅子に貼ることで、庭と一体化した楽しいデザインになります。庭での読書やティータイムが、より豊な気分に…。そして庭にアートやファンタジーの要素がプラスされ、子供たちの創造力をふくらませてくれることでしょう。
3.トピアリーの演出
トピアリーとは、コニファーや西洋ツゲをワイヤーなどで球形や動物型などに形作った樹木のこと。遊園地やテーマパークなどでよく見かけます。実際の樹木で作るのは時間も手間もかかりますが、発泡スチロールなどで形を作った構造物に人工芝を貼るだけで、手軽にトピアリー風の置物が完成します。水やりや手入れの手間もなく、庭をグンと素敵に演出できます。
家の屋外スペースで人工芝を使いこなす3つのアイデア
家の屋外スペースで人工芝を使うことで庭との連続性が生まれ、より自然との一体感を楽しめる家になります。今までとは違ったスペース活用もでき、家族のお家時間が豊かになることでしょう。
1.ベランダやデッキに
ベランダやデッキに人工芝を敷くと、家の中とグリーンの人工芝が一続きになっている眺めになり、開放感がアップします。ベランダやデッキにクッション性がプラスされるので、歩き心地もよく、ペットにもやさしい床に。ペットコーナーを作ってもいいですね。そして鉢植えやプランターの植物が、よりいきいきとした印象になります。
2.屋上
人工芝で屋上緑化をすると、みずみずしく気持ちの良いスペースに変身。ビーチパラソルやビーチチェア、テーブルなどを置けばリゾート気分も楽しめます。テントを張ればちょっとしたグランピング気分も!鉢植えやプランターを使った屋上ガーデンや菜園もさらに緑豊かになり、魅力がアップすることでしょう。
3.ガレージ
駐車場のスペースに人工芝をプラスすると、殺風景になりがちな駐車場に楽しい表情をプラスすることができます。耐久性を考えて車輪が乗り上げる部分はコンクリートにするなど、人工芝と組み合わせたデザインがおすすめ。駐車場対応を考えた耐久性のある人工芝もあり、少し高価ですがコンクリートのガレージ全面に敷けば、車のない時はグリーンのスペースとして楽しめます。
インテリアに人工芝をプラスする4つのアイデア
人工芝は家の中でも使うことができます。家の中に芝生があるという遊び心はもちろん、機能性でもプラス効果が期待できます。掃除機で掃除でき、取り外して丸洗いできる点も安心です。使い勝手を考えながら、家族で相談しながらオリジナリティあふれる空間演出をしてみませんか。
1.玄関
玄関に敷くとクッション性が生まれ、踏み心地がソフトになります。さらには靴底の汚れ落としにも一役買ってくれます。
2.トイレ
トイレに敷くと、インテリアにナチュラルな雰囲気が生まれます。踏み心地がいいのもポイントです。
3.子供部屋
子供部屋に芝生スペースを作ると、その上に座って遊んだり寛いだり、ゴロンとしたり。お部屋で過ごす時間が充実します。
4.ディスプレイ演出
棚や家具の上に人工芝を敷いて、その上に食器や小物、調味料などとともに、動物や花のミニチュアを置いてみると、たちまち楽しい世界が広がります。殺風景なスペースも人工芝を使ったディスプレイで楽しく演出することができます。また窓辺やドア、壁に貼ることもできるのでディスプレイの可能性が広がります。
人工芝選びのチェックポイント
人工芝は色合いや風合い、芝丈、機能性(放熱性・静電気抑制・防UV・防炎・抗菌・耐摩耗など…)など、実に多彩な種類があります。価格も安価なものから高価なものまで売られています。
暮らしに人工芝を取り入れる場合は、場所や用途にあったものを選ぶことが大切。どんな色合いや風合いがいいのか、特に機能性は必要か不必要かを検討した上で、セレクトしましょう。
家族会議を開いて、どこに人工芝をプラスすると楽しく、心地よく暮らせそうかを話し合ってみてもいいですね。そして協力しながら仕上げれば、楽しさが何倍にもアップすることでしょう。