芝生で庭を素敵にリメイク!失敗しない芝の選び方、お手入れ、施工手順などをご紹介

芝生で庭を素敵にリメイク!失敗しない芝の選び方、お手入れ、施工手順などをご紹介

庭を芝生でもっと緑豊かな空間にリメイクしたい、と思いませんか。芝生がプラスされると、庭の樹木や季節の草花、フェンスなどの構造物がさらに素敵に映え、庭の楽しみ方も広がります。でも、芝生にするには具体的に何から手をつけていいのかがわからない…そんな方に、芝生で庭のリメイクを考える際に知っておきたい、種類と選び方のポイント、施工手順についてご説明します。

「天然芝」と「人工芝」のメリットとデメリット

まず考えたいのが、「天然芝」にするか「人工芝」にするかということです。それぞれのメリット・デメリットを比較してみると、あなたの庭にはどちらが適しているかが見えてきます。

「天然芝」

メリット

  • 天然ならではのナチュラルな風合いと香り、季節によって変化する葉色や生育状態など、見た目の違いが楽しめる
  • 初期費用が人工芝より安価に抑えられる
  • 手入れを怠らなければ、半永久的に楽しめる
  • 真夏でも人工芝のように表面温度が高温にならない

デメリット

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  • 水やりや雑草取り、定期的な施肥や芝刈りなどの手入れに手間がかかり、ランニングコストがかかる
  • 日陰になるところでは生育が悪く、日当たりの良い場所に限られる
  • 地域によっては、冬場は地上部が枯れてしまう
  • 頻繁に踏んだり、ゴルフなどをすると葉が傷んだり、場所によって芝が薄くなる

「人工芝」

メリット

  • 一年を通して同じ状態の緑色と風合いを楽しめる
  • 水やりや雑草取りなど、天然芝のような手入れがほとんど不要
  • 日当たりや地域性に関係なく、楽しめる
  • 頻繁に踏んだり、ゴルフなどをしても傷まない
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デメリット

  • 初期費用が天然芝より高価になる
  • 7〜10年で寿命になり、張り替えが必要になる
  • 真夏は表面が高温になり、素足では歩けな
  • 人工芝の上では火気厳禁なので、花火やバーベキューはできない

あなたの庭にとって、どちらの芝が適しているのかをイメージできましたか。

庭の日照条件はもちろんのこと、芝生の庭で何をしたいのかをよく考えてみることが、芝生選びを成功させる大切なポイントです。

「天然芝」の日本芝と西洋芝の特徴を比較する

天然芝には日本原産の「日本芝」と、ヨーロッパが原産の「西洋芝」があります。

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日本芝

日本の気候に合っていて、強く育てやすいとされています。多くは冬に地上部は枯れ、春まで冬眠状態になります。主な3品種をご紹介します。

*野芝

野生品種に近く、踏まれても傷みにくい。成長が遅いので芝刈りの回数も少なく、手入れに手間がかからない。葉は広めで硬く、密度は粗め。耐寒性がある。

*高麗芝

葉の幅は野芝より細く、葉の密度は高い。葉は硬め。耐乾性が高く、水切れを起こしにくいので夏の管理がしやすい。病気にも強い。

*姫高麗芝

細くて柔らかく、明るい色合いの葉が特徴。成長が早く、密度は高くなるため、定期的な手入れが欠かせない。日陰に強いが、病虫害に弱く、湿度が高くならない管理が必要。

西洋芝

日本芝に比べて葉色が濃くて細い特徴があります。葉が密に整うので美しい印象ですが、日本芝よりこまめな手入れが必要です。主な4種類をご紹介します。

*バミューダグラス

暑さや乾燥に強く、柔らかな葉でありながら踏まれても強く、回復力は高い。日当たりと風通し、水はけの良さが必要。手入れの手間があまりかからない。

*ティフィトン芝

葉は柔らかく、ふかふかと密集する。踏まれてもすぐに回復する。刈った後の成長が早く、広範囲に広がる。そのため夏場は毎週、その他の時期も一か月に2〜3回のこまめな芝刈りが必要。

*ベントグラス類

葉が細く、短い刈り込みにも耐える。多めの施肥が必要で、管理に手間がかかる。高温多湿に弱く、夏枯れしやすい。寒さには強い。

*ブルーグラス類

青みがかった葉色が特徴。特に寒さに強い品種とされ、日本では北海道でよく使われる。初期成長は遅い。踏まれても回復力は高く、半日陰でも育つ。

「人工芝」選び、5つのチェックポイント

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人工芝はポリエチレンやポリプロピレンを素材に、芝の形状に製造されたものです。色も形状も自在に設計できるので、各社から様々な種類が出ています。選ぶ際のチェックポイントをご紹介しましょう。

チェックポイント1 色合い

パイル(葉)部分の緑色は、黄緑色から青緑まで多彩に揃っています。庭の樹木や花、あるいはフェンスなどの構造物との相性を考えて、どの緑色がいいのかを絞り込みましょう。また枯れた葉色も入っている、リアルなものもあります。

チェックポイント2 芝丈

芝丈は約10mm〜40mmくらいのものまであります。人工芝を敷く場所、人工芝の上で何をしたいかを考慮した上で、実際の手触りや踏み心地を確認して選びましょう。

チェックポイント3 パイルの形状による機能性

パイル(葉)は、カールしたもの、リボン状のフラット型、断面がU型やC型、V型、ウエーブ型、ダイヤモンド型ないろいろな形をしています。それは弾力性や放熱性、形状の復元性、光の反射の抑制など、機能性を持たせるために考えられたものです。選ぶ際には、そうしたパイルの形状の違いによる機能性についても確認しましょう。

チェックポイント4 加工による機能性

人工芝の素材に加工を施すことで、静電気抑制、抗UV、抗劣化、防炎、抗菌、耐摩耗、透水などの機能性を持たせてあります。製品によってどの加工がしてあるのかは、まちまちです。敷く場所や寿命にも関わることなので、こうした機能性のチェックも忘れずに行いましょう。

チェックポイント5 ベースの機能性

ベースとなる生地にパイルが縫い付けられています。施工時にはベースが地面と接触するので、ベースの素材や水はけ用の穴の有無、UV加工などによって耐久性に違いが生まれます。選ぶ際には、ベースの機能性についても確認しましょう。

施工手順と、プロに依頼した場合の作業費用

天然芝も人工芝も、ホームセンターなどで芝と必要な材料や道具を揃えれば、D.I.Yで施工することができます。それぞれの施工手順を簡単にご紹介します。

「天然芝」の施工

用意するのは、芝生予定地の大きさ分のシートかロール上になった芝。そして芝生用の土、砂土です。基本的には、3〜6月、秋頃に行います。

  1. 地面の石やゴミ、雑草を取り除く
  2. 地面を10cmほど掘り起こして芝生用の土を加える
  3. 砂土を加える
  4. 地面の凹凸を平らにならして固める
  5. 芝を張る
  6. ローラーや足で踏み固める。板を渡して踏むと、均一に圧力がかかる
  7. 上から芝生用の土をすき込み、隙間を埋める
  8. 水をたっぷりとまく。根付くように2週間ほどは毎日多めの散水をする
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「人工芝」の施工

用意するのは人工芝と人工芝固定ピン、人工芝用両面テープ、人工芝用防草シートと防草シート用固定ピンです。

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  1. 地面の石やゴミ、雑草を取り除く
  2. 地面の凹凸をならし、固める
  3. 防草シートを敷き、ピンで固定する
  4. 人工芝を防草シートの上に広げ、カッターやハサミでカットする
  5. 隣あう人工芝の重なりや隙間がないように整える
  6. 人工芝の継ぎ目は、両面テープで防草シートと人工芝を張り合わせておく
  7. ピンで固定する

庭を芝生でリメイクしたいけれどD.I.Yでは不安、時間がないという方は、プロに相談してみましょう。

プロに依頼する場合は、芝やその他の材料費の他に作業費用として、天然芝で約3,000〜6,000円/㎡、人工芝は4,000〜6,000円/㎡程度がかかります。どんな芝や材料にするか、予算なども含め、最初によく打ち合わせておくことが大切です。

気温が上がるこれからの季節は根が付きやすく、天然芝を張るのに適しています。また、人工芝を張る場合も、早めに依頼すれば、大型連休には美しい芝生の庭でのんびり過ごせるかもしれません。外で過ごすのに気持ちがいい季節に向けて、庭のリメイク計画をスタートさせてみてはいかがでしょうか?

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