バルコニーに目隠しを後付けしたい!種類と後付け設置のポイントを解説

バルコニーに目隠しを後付けしたい!種類と後付け設置のポイントを解説

あこがれのバルコニー付きマイホームが完成して満足されている方の中には、プライバシーや安心面で、目隠しが無いことに気づいて、少し悩んでいる方もいるかもしれません。なんらかの目隠しを後付けで設置するにしても、その費用がどのくらいかかるか気になりますよね。目隠しは後からでも設置することができ、その方法はいくつもあり、また、後付けならではのメリットもあります。設置方法やうまく設置するための押さえるべきポイントについて、この記事で確認していきましょう。

バルコニーに目隠しを後付けする3つのメリット

バルコニーに目隠しを後付けしたい!種類と後付け設置のポイントを解説

まず、バルコニーに目隠しを後付けするメリットを3つ確認していきましょう。

予算にあわせた方法を選べる

新築時に目隠しを設置する場合は、建物に合わせて丈夫で耐久性の高い素材が選ばれるのが普通です。しかし、長持ちするというメリットはあるものの、予算がアップしてしまうことが避けられません。場合によっては、1箇所につき数十万円のコストアップとなる可能性もあります。一方で、目隠しを後付けする場合は、家の状況に応じて複数の方法から選ぶことができ、なかには1,000円前後で目隠しできる方法もあります。

素材によっては色を選べる

目隠しによっては、豊富なカラーバリエーションから好みの色を選べるものもあります。たとえばシェードや目隠しフェンスといったものがそれに当たります。ご自身が好きな色を選んだり、自宅の建物や外壁、近隣の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

DIYが可能な方法がある

以下のように、DIYで後付けできる目隠しもあります。

  • すだれやよしず
  • シェード
  • 目隠しシート
  • 移動可能なラティスフェンス
  • 植物

予算に応じてお好みの目隠しを設置してみてはいかがでしょうか。

後付けでバルコニーを目隠しする6つの方法

新築後に目隠しをする代表的な6つの方法について、特長と期待できるメリットを確認していきましょう。

その1:すだれやよしず

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目隠しとしてすだれやよしずを導入するメリットは、何と言っても安く手軽に入手できることです。竹や葦(よし、あし)が狭い間隔で編まれているため、設置すれば外から中が見えにくくなり、十分に目隠しの機能を持たせることができます。これらはホームセンターなどに行けばすぐに購入できますし、お近くにお店がなくてもネットショッピングでも容易に入手できるでしょう。最近では、夏が近づくと、100円ショップやスーパーでも売っていることがあります。すだれやよしずは設置も簡単です。ただし、色はある程度限られていることが多いでしょう。

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シェードはもともと日差しを防ぐためのものですが、目隠しの機能を持たせることもできます。日光を遮るのと同じように、外からの人目を遮るイメージです。すだれやよしずと異なり、シェードは豊富なカラーバリエーションを展開している製品もあります。ただし、構造上、窓の上に手すりなどが無い場合は、外壁やサッシの枠に穴を開けなければならないことがあります。

その3:目隠しシート

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バルコニーの柵やフェンスのすき間から覗かれてしまうことが心配な場合は、目隠しシートで覆うという方法もあります。ベランダやバルコニー用の目隠しシートというものがありますので、それを購入して柵や手すりに設置するだけです。すき間からバルコニーや家の内部を見られる心配がなくなります。目隠しシートも、ホームセンターやネット通販などで購入できます。

その4:目隠しに対応するラティスフェンス

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ラティスフェンスを使って目隠しを後付けすることもできます。お好きなラティスフェンスを購入して、設置したい場所に固定すれば目隠しになります。ラティスフェンスは1万円以下で購入できるものもあります。

その5:植物

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ガーデニングの趣味をおもちの方は、植物を使って目隠しするという方法もあります。

  • 植木鉢やプランターに植えた植物を並べる
  • ネットにつる植物を這わせて、葉や花で表面を覆う

植物を使った目隠しは、グリーンによる癒し効果があります。ただ、植物は成長するものですから、成長するのを待たなければならなかったり、成長しすぎて手入れをする必要もあるでしょう。

その6:目隠しフェンスの設置

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目隠しフェンスを後付けすることも可能です。ここまで紹介した方法の中では、最も耐久性が高く、夏や秋の台風、冬や春の強風にも十分に耐えられます。

依頼する業者によっても異なりますが、設置するフェンスが長い場合には50万円を超えてしまうこともあります。

バルコニーを後付けで目隠しする3つのポイント

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プライバシーを守り、快適・安全にバルコニーで過ごすためには、次の3つのポイントを押さえて目隠しを設置しましょう。

住宅や近隣との調和を重視する

快適な住環境重視のため、昨今は近隣との調和が重視される地域も増えています。外壁に使える色を制限している自治体もあるほどです。お住まいの住宅外壁などと調和した目隠しを選び、地域の一体感を演出できることが望ましいでしょう。近隣で使われている色やデザインを参考にして、違和感のない製品を選ぶのがおすすめです。無難なのは、ブラウンやグレー、緑といったアースカラーを選択することです。

しっかり固定し、強風や地震に備えよう

バルコニーは2階以上に設置されているものですから、もし風などによって目隠しが飛ばされ、近隣や階下に落ちて、人のけがなどにつながったり、物にぶつかって破損させてしまうということが考えられ、人身事故や高額な物を破損させると賠償金も支払うことになります。たとえばリチウムイオン電池のように衝撃を受けると火災につながる物もありますから、いざというときのことを想定して注意してほうがいいでしょう。

一方、目隠しが家屋のほうに倒れると、窓ガラスやバルコニーに置いている物を破損するおそれがあります。

台風や爆弾低気圧に限らず、強い風が突然吹くのは珍しいことではありません。地震の揺れで目隠しが倒れる可能性も考慮し、設置の際にしっかり固定されていることを確認し、設置後も定期的に緩んでいないかチェックしましょう。

風通しの良い素材や製品をおすすめ

目隠しを設置すると、プライバシーを守ることができますが、多少なりとも風通しが悪くなってしまうというデメリットがあります。風通しが悪くなることにより、目隠しの内部に湿気がたまり、次のような問題につながることもあるでしょう。

  • バルコニーや室内に干した洗濯物が、いつまでも乾かない
  • 家の中がいつもジメジメしている
  • カビが生えやすい
  • 金属がさびやすくなった

快適に過ごすためには、風通しの良い素材や仕組みの目隠しを採用するのがいいでしょう。たとえば目隠しフェンスなら、ルーバーフェンスがおすすめです。

バルコニーの目隠しは後付けでもOK。適した製品を選ぼう

バルコニーに目隠しを後付けしたい!種類と後付け設置のポイントを解説

バルコニーの目隠しは後付けできます。その方法にはさまざまなものがあり、ニーズに合わせて選べるでしょう。

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「ルシアス バルコニー」の納まり形式

YKK APでは、目隠しに対応したバルコニー製品をご用意しています。中でも「ルシアス バルコニー」は代表的な製品です。製品選びに、ぜひ加えてみてはいかがでしょうか。

 

※記事内容は執筆時点のものであり、予告なく変更される場合があります。最新情報をご確認ください。