玄関庇を後付けするメリットと選び方のポイントを解説

玄関庇を後付けするメリットと選び方のポイントを解説

「家を建てた時は気にしなかったけど、玄関に庇を付ければよかった」と後悔している方はいらっしゃるのではないでしょうか。玄関の庇は後から設置できます。むしろ、住み始めてからじっくりと選ぶ方が、自分の生活に合った庇を見つけやすいかもしれません。
この記事では、マイホームに住み始めた後でも庇を設置できることやメリット、自宅に合った庇を選ぶための5つのポイントをご紹介します。理想の庇で、より快適な暮らしを手に入れましょう。

玄関に庇を後付けするメリット

玄関庇を後付けするメリットと選び方のポイントを解説

「ルシアス」バイザー

日々の暮らしの中で「やはり玄関に庇を付けたい」と感じるようになるのはどんなときでしょうか。主に次の3つが挙げられます。

玄関庇を後付けするメリットと選び方のポイントを解説

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雨天時に玄関で濡れることがない

庇がないと、雨の日や雪が降る日などに玄関の出入りするときに不便を感じることになります。
たとえば、出かける際には、玄関のドアを開けてから、外に出る前に傘を広げなければなりませんし、帰ってきたときには、雨の中で鍵を開けて、ドアを開いて中に入ってからようやく傘を閉じることになるからです。
庇があれば、雨に濡れずに傘を開閉できるスペースを設けることができるので、そのような不便は感じずに済ます。日々の生活が快適になるでしょう。

日差しをさえぎってくれる

庇は雨や雪などを防ぐだけでなく、日差しを遮ってくれる役割もあります。特に玄関が南向きの場合、強い日差しをカットし、まぶしさを軽減してくれます。もちろん夏の暑さを和らげる効果もあります。

玄関が汚れたり劣化するのを防いでくれる

庇は空中を舞うゴミや砂を防ぐため、玄関ポーチや玄関床(たたき)などの汚れを減らしてくれます。また、ドアや壁に直接日光が当たるのを防ぎますので、それらの素材劣化も抑えられます。

庇は玄関に後付けできる

玄関庇を後付けするメリットと選び方のポイントを解説

「ルシアス」バイザー

庇は、家を建てた後でも玄関に後付けできます。どのような選択肢があるか、そして後付するメリットを見ていきましょう。

さまざまな素材や色の庇が選択肢に

庇の素材には、木材、アルミニウム、ガルバリウム、ガラス、ポリカーボネート板などがあります。YKK APでは主にアルミニウム製の庇を提供していますが、一部の製品ではポリカーボネート板も採用しています。軽くて丈夫なのが特徴で、黒やシルバー、木調など色も豊富です。素材の違いについては以下の記事もご参考にしてみてください。

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後付けならではのメリット

新築時には庇の選択肢が限られてしまうことがあります。
たとえば、ハウスメーカーなどのプランに含まれるデザインの庇からしか選べないことがあります。特に大手ハウスメーカーでは、コスト効率や施工の標準化のために、選べる庇の種類をカタログの中から選ばなければならないことが多いでしょう。
新築時にはさまざまなことを同時に決めなければならないため、じっくり時間をかけて玄
関庇を検討する余裕もないことが多いはずです。
また、建売住宅の場合は、はじめから庇が設置されていない状態で購入することになるので、そもそもの選択の余地がないことになります。
そんな場合でも、玄関庇を後付けすることにすれば、制約なく幅広い製品の中から選べます。家と調和した庇を選ぶことで、毎日の暮らしがより心地よくなります。

玄関に設置する庇の選び方のポイント

玄関庇を後付けするメリットと選び方のポイントを解説

「ルシアス」バイザー

次に、玄関に後付けする庇の選び方について解説します。

家と調和する色やデザインの庇を選ぼう

庇は家屋の一部と考えましょう。庇の部分だけが浮いて見えてしまうようなものはおすすめできません。建物全体と調和する色やデザインのものを選び、一体感のある美しい外観を実現しましょう。

機能性を重視して庇を選ぼう

雨の日に庇から垂れる水が気になる人もいると思います。そんな場合は雨どいが内蔵されている庇を選べば、雨の日も快適に過ごせます。
地方によっては、強風や雪にも耐えられる丈夫な製品がおすすめです。YKK APの「ルシアスルーフ」は雨どいを内蔵しており、風速46メートル毎秒以下の強風が吹く地域に対応しています。さらに、150cmまでの積雪に耐える製品もあり、雪国の山間部でなければ、多くの地域で利用できます。

照明の必要性を検討しよう

庇を付けることによって、玄関が暗くなることを心配する方もいるでしょう。そんな場合は照明付きの庇を検討しましょう。特に夜の出入りが多い場合にもおすすめです。

家屋の建ぺい率をチェックする

奥行1m以上の庇を設置する場合は、建ぺい率への影響を確認する必要があります。法令では以下のように定められています。

  • 家屋から突き出す部分が1メートル以下の場合、建築面積に算入しない
  • 家屋から突き出す部分が1メートル以上の場合、先端から1メートル後退したところまでの部分を建築面積に算入する

もし、家屋の建ぺい率が法令の範囲ぎりぎりの場合、1mを超える庇を設置することによって法令違反になるおそれがあります。庇を設置する前に、現状の建ぺい率を確認しておきましょう。

エクステリア専門施工店に相談し、詳細の見積もりを取る

自宅に合った庇を選ぶには、エクステリア専門の施工店の意見を聞くことが大切です。希望をまとめた上で実績のある施工店に相談し、商品や取り付け提案、材料費や工事費など詳細な見積もりを取りましょう。疑問点をしっかり解消してから依頼することで、満足度の高い結果につながります

玄関庇の後付けは建物との調和や快適性を考えよう

玄関庇を後付けするメリットと選び方のポイントを解説

「ルシアス」ひさし

玄関の庇は後付けで設置することができますが、一度設置すると簡単には、交換できるものではありません。建物との色やデザインの調和や暮らしの中での快適性を考慮して慎重に選びましょう。

YKK APでは、丈夫で快適に使える庇を提供しています。庇をご検討されるときは、ぜひお気軽にエクステリア専門の工店へご相談ください。

※記事内容は執筆時点のものであり、予告なく変更される場合があります。最新情報をご確認ください。