お庭のシンボルツリー、ジューンベリーを楽しもう!

住まいのシンボルツリーとして人気の「ジューンベリー」。春の始まり、桜の開花と同じくらいの時期に白い花を咲かせます。ジューンベリーは落葉樹なので、まだ葉のない樹木に花だけが咲き、樹木全体を真っ白に包みます。桜がピングに包まれるのと同じですね。今回は「ジューンベリー」の楽しみ方をご紹介します。

変化を楽しもう

お庭のシンボルツリー、ジューンベリーを楽しもう!

花びらが散り始めると新緑が芽吹き始めます。1週間もすると樹全体が緑に覆われてきます。成長する時は本当に早いのです。花の根元の部分、めしべのもとの部分が少しずつ膨らんで丸い実に成長していきます。

お庭のシンボルツリー、ジューンベリーを楽しもう! お庭のシンボルツリー、ジューンベリーを楽しもう!

花を咲かす時には太陽に向かって上を向いていたけど、実が大きくなって重たくなってくると下にぶら下がる感じになります。それは、とってもキュートな姿! 緑の実が赤く色づくと収穫時です。

お庭のシンボルツリー、ジューンベリーを楽しもう!

いい感じに熟してくると、目ざとい鳥たちがやってきます。少しおすそ分けしてあげて、小鳥が実を啄む姿も楽しみたいものです。でもタイミングを逃すと、キレイに食べ尽くされるので注意しましょう。

夏は木陰を作って涼やかさを感じさせてくれます。秋の終わりには緑の葉が次第にオレンジや黄色に変化して紅葉を楽しませてくれます。

収穫した実を楽しもう

実の収穫できたら、自家製ジャムを作りましよう。ジャムというとコトコトと長時間煮込むイメージがあるかもしれませんが、意外と簡単に出来てしまうのです。

ジューンベリージャムの作り方

  1. 実以外の部分や小鳥に突かれた実は取り除きます。半分食べられている実とか結構あります。
  2. ザルに入れて水洗いし、水を切ります。
  3. 煮込む鍋に実と砂糖を入れて混ぜ合わせます。
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砂糖の量はお好みで。多いほど保存期間が長くなります。実:砂糖 =  2:1が目安のようですが、私は甘すぎるのが苦手なので実の重量の30%くらいを砂糖の重量としています。

  1. そのまま1時間ほどおきます。しばらくすると実から水分が出てきます。
お庭のシンボルツリー、ジューンベリーを楽しもう!
  1. 鍋を火にかけてグツグツし始めたら弱火で焦がさないように混ぜながら、実が柔らかくなるまで煮詰めます。
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  1. ヘラで簡単に実がつぶれるようになったら、火を止めてブレンダーで一気に潰します。(火傷しないように気をつけてね)
お庭のシンボルツリー、ジューンベリーを楽しもう!
  1. とろとろになりました。でも、このままではタネが多すぎるのが気になります。
  2. タネが通らない目の大きさのザルで濾してタネを取り除きます。(ブレンダーがなければ潰しながらザル
  3. もう一度、鍋に戻して再度熱を入れグツグツさせます。煮詰める時間でサラッとジャムからトロッとジャムまでお好みで。冷めると固まるので好みの固さの一歩手前くらいが火を止めるタイミングです。
  4. 最後にレモン汁を少々入れて、ひと煮立ち。色がキレイになります。
  5. 熱いうちに煮沸消毒した瓶に移します。冷めたら、食べる分以外は冷凍保存がオススメ。
お庭のシンボルツリー、ジューンベリーを楽しもう!

自分でジャムを作ると美味しさに感動します。市販のものが買えなくなってしまう。プレゼントしても必ず喜んでもらえますよ。

収穫した実を使いきれない時は

自然のものは収穫のタイミングも限られているし、収穫したものをそのまま放置するとダメにしてしまう。そんなにタイミングよく時間を取れるか不安。そう感じると面倒になってきてしまいますね。収穫のタイミングを変えることは難しいのですが、保存は可能です。

ジューンベリーは加工しなくても、そのまま食べることができます。新鮮な間はヨーグルトに入れたりジュースにしたり、凍らせても美味しく食べられます。気温の上がってくる季節だし、ほんのり甘くて冷たい粒が良い感じになります。それでも食べきれないくらい収穫できたときはジップロックに入れて冷凍します。ジャムの在庫がなくなった時、気が向いたときに冷凍ジューンベリーを使って、またジャムを作ってもいい。ケーキやパイなどお菓子づくりにも使ってもいい。

ベリー類が豊富に穫れる北欧の人たちは、季節になると森で大量のベリーを収穫します。もちろん、一度に使い切るわけではありません。寒くて長い冬を過ごす間の貴重なビタミン源として保存して、一年中活用しています。そんなベリーの国の人たちに習って、私たちも一年を通して庭のベリーを活用する暮らしを楽しみましょう。

 

著者プロフィール

お庭のシンボルツリー、ジューンベリーを楽しもう!

冨田ちなみ Gokansha(ゴカンシャ)

個人住宅の庭・外構や店舗のエントランスガーデンなど、あなたのライフスタイルに調和する外空間のデザインするGokansha(ゴカンシャ)代表。二級建築士、インテリアコーディネーター、二級造園施工管理技士、福祉住環境コーディネーター、園芸療法リーダー二級、ハーブコーディネーターなど様々な資格を持ち、建築士でもあるため住宅目線・エクステリア目線・ガーデン目線、それぞれの記事を発信いたします。E&Gアカデミー講師。