収穫を楽しめる庭「エディブルガーデン」にオススメの樹木

庭に植える植物。何にしようか迷いますよね。無限にあるのではないかと思うほど種類の多い植物。選ぶときには、庭で一番楽しみたいことは何か?を一度考えてみてください。

どんな景色が広がっていれば心地よいのか。何ができたら楽しいのか。それが見えてきたら、そんな時間を作るために必要な植物はどんなものなのか考えます。そうして条件を狭めていって、たくさんの植物の中から我が家の庭に迎える植物を絞っていきます。

今回は庭を「エディブルガーデン(食べられる庭)」にするためのオススメ植物をご紹介します。

「エディブル=食べられる」と聞くと、菜園を思い浮かべる人も多いと思います。菜園は苗や種から野菜を育て収穫し収穫期が終わると撤去して、また新しい苗や種から育てます。季節ごとに植え替えが必要で、ちょっと手間がかかることに抵抗がある人もいるかもしれません。

今回ご紹介する「エディブルガーデン」は樹木や多年草・宿根草を中心に育てる庭。一度植えたらずっと収穫できるメンテナンスもラクチンな庭です。そんな庭で育てる植物の中からオススメの樹木を5種類ピックアップしました。

1.ジューンベリー

高木の落葉樹。シンボルツリーとしてもおすすめです。桜の花と同じ頃に白い花を咲かせて、まだ寒さも残る季節に本格的な春の到来を感じさせてくれます。

花が終わる頃から新緑が芽吹き始めます。小さな実が少しずつ大きくなって5月の中頃から赤く色付き始め、収穫を迎えます。

鳥たちもジューンベリーの実が大好きなので実が熟し始めると目ざとく見つけて食べにきます。その様子を見るのも楽しいです。ジューンベリーの実は、そのまま食べられます。冷凍してシャーベットみたいに食べても美味しいです。樹木が成長してたくさんの実が収穫できるようになったら是非ジャムを作ってみてください。とっても美味しいです!

2.フェイジョア

低木の常緑樹。目隠し用の樹木としても活用できます。6月ごろにピンクの花を咲かせます。厚みのある花びらは食用にもなってサラダの上に散らすだけでもキレイで嬉しい。

実が熟し始めるのは11月頃。半分に切ってスプーンで食べると食べやすいです。キウイを食べるときのイメージ。甘く濃厚で南国フルーツという感じの味です。

フェイジョアの一般的な品種は2本植えないと実が成りません。2本も植えたくない場合は1本でも実の成る品種を選んでください。

3.ブルーベリー

低木の落葉樹。大きくならないので狭い庭でも育てやすいです。4月に小さな白い花を咲かせます。

収穫は7月頃。ブルーベリーも一般的な品種は1本では実がなりません。1本で実がなる品種もありますが2本以上混色したほうがたくさん実をつけます。

ブルーベリーを好きなだけ食べられる庭なんて素敵すぎます。

4.レモン

中木の常緑樹。寒さに弱いので最低気温が-3度以下になる地域では鉢植えにして移動させると良いです。とてもポピュラーな果実ですが育てるのも難しくありません。6月ごろに花を咲かせます。

実を収穫できるのは冬。12月から1月頃になります。ベリー類と比べると実の大きさが随分と大きいので、収穫できるまで成長するのに時間もかかるということですね。自家製なら無農薬で育てることのできるので皮ごと全部を安心して食べることができるのも嬉しいです。

レモンにはトゲがあります。結構長くて尖っていて触れると痛い。このトゲは切ってしまっても問題ないのですがトゲの少ない品種もあるので小さなお子さんがいるご家庭ではトゲなし品種を選んだ方が安心かもしれません。

5.月桂樹(ゲッケイジュ)

中木の常緑樹。生育も旺盛で生垣にも使えます。春に黄色の花を咲かせます。

月桂樹は今までご紹介した樹木のように実を食べるのではなく葉を活用するハーブのひとつです。洋風の煮込み料理を作るときに香辛料としてローリエという葉が使われるのですが、これが月桂樹の葉なのです。木から葉を取って、そのまま鍋に投入しても良いし乾燥させて保存してもOK。

古い葉より新しく出てきた葉の方が香りも良く効用も強いので新しいときにまとめて収穫して乾燥保存がおすすめです。ヨーロッパでは昔から月桂樹リースがキッチンに飾られていて、それは単なる飾りではなく料理をするときにリースから葉をとって使うためだったとか。実用的で見た目もおしゃれだなんて・・・憧れます。

エディブルガーデンで育てるおすすめの樹木5種類をご紹介しました。育ててみたい樹木はありましたか?

菜園とは違うエディブルガーデンは「フォレストガーデン」とも呼ばれています。森のように高木から低木、草花まで多様な植物が育つ中で収穫もできる庭です。背の低い木や草のおすすめも別の機会にご紹介しますね。メンテナンスも少なくて楽しみの多い「エディブルフォレストガーデン」をあなたの庭にも取り入れて見ませんか?

 

著者プロフィール

冨田ちなみ Gokansha(ゴカンシャ)

個人住宅の庭・外構や店舗のエントランスガーデンなど、あなたのライフスタイルに調和する外空間のデザインするGokansha(ゴカンシャ)代表。二級建築士、インテリアコーディネーター、二級造園施工管理技士、福祉住環境コーディネーター、園芸療法リーダー二級、ハーブコーディネーターなど様々な資格を持ち、建築士でもあるため住宅目線・エクステリア目線・ガーデン目線、それぞれの記事を発信いたします。