引き戸タイプの門扉のメリットとは?片開きや両開きにはない特長と選び方

引き戸タイプの門扉のメリットとは?片開きや両開きにはない特長と選び方

門扉というと片開きや両開きのものをイメージする人が多いと思いますが、引き戸タイプのものもあります。本記事では、どのような場合に引き戸を選ぶといいかを解説します。

引き戸の門扉を選ぶ3つのメリット

引き戸タイプの門扉のメリットとは?片開きや両開きにはない特長と選び方

開き戸に比べて引き戸はコンパクトに設置できます

引き戸の門戸には、3つのメリットがあります。我が家に合ったどんなメリットがあるか、確認してみましょう。

扉を開いたときに人や物にぶつからない

片開きや両開きの扉は、内側または外側に扉が開閉するスペースが必要です。扉の反対側に人がいたり物が置いてあると、うっかりぶつかってしまうということも。引き戸にはそのようなスペースは不要です。

幅広の扉でも片手で開けられる

幅の広い引き戸の門扉は重くて開け閉めが大変なのでは?と思うかもしれませんが、YKK AP「ルシアス スライドシリーズ」は大型ハンドルやラッチ機構を採用。荷物をたくさん持っていたり、子どもを抱っこしたりしているときでも片手で楽に門扉を開閉できます。

玄関と門扉が近い敷地でも設置できる

玄関と門扉が近い場合、片開きや両開きの扉には次のような不便が起こることがあります。

  • 門のすぐ内側に階段やスロープがあり、扉を全開できない
  • 門扉を開けると、家の壁にぶつかってしまう
  • 扉同士がぶつかり合ってしまうため、門扉と玄関の扉を同時に開け放てない

引き戸なら塀やフェンスに沿って扉が動くため、このような不便はありません。奥行がないために片開き・両開きの扉を設けられないような場合には、引き戸がおすすめです。

引き戸の門扉が適している4つのケース

引き戸タイプの門扉のメリットとは?片開きや両開きにはない特長と選び方

開閉できるハンドルのある引き戸なら、誰もが無理なく開閉できます。

引き戸の門扉が適しているケースを4つ紹介しましょう。

門扉周辺のスペースが狭い場合

門扉の外側がすぐ道路になっているために広いスペースを取れないことはよくあります。先ほどご説明したように、片開きや両開きでは扉を全開できるスペースがないと、通行人にぶつかってしまうこともあります。例えば幅1mの扉なら1m四方に近い面積が必要になります。また、門扉の位置をセットバックすることが難しい場合もあるでしょう。引き戸の場合はそのようなスペースは不要。ですので、通路に必要な幅を確保したうえで、門扉の近くまで植栽や芝生、家庭菜園に使うこともできます。

子どもがいる家庭

門扉には、家の中を見えにくくする目隠しの機能もありますが、そのような門扉では外が見えにくいため、勢いよく開けてしまうと、たまたまそこにいた人にけがをさせてしまう可能性もあります。特に、身長の低い子どもは内側からでは見えにくいので、注意が必要です。引き戸なら横に動くため、門扉の内側・外側に人がいてもぶつかる心配はありません。引き戸は出入りが楽なので、ベビーカーでお出かけすることが多いご家庭にもおすすめです。

高齢者や体が不自由な方のいる家庭

高齢者や体が不自由な方にとって、扉を押したり引いたりする運動は負担になります。特に車いすに乗っていたり、杖を使っていたりする場合にはなおさらです。引き戸は左右に扉を動かすだけで開けられるので、とても楽です。特にYKK AP「ルシアス スライドシリーズ」には以下の機能があり、扉の開閉がしやすいことが特徴です。

  • 握りやすい大型ハンドルを採用
  • ラッチ機能により、少ない操作で簡単に開閉できる

多くの物を持ち運ぶ方

その他にも、次のように日常的に大きな荷物を持って通行する機会が多い方にとっては、扉を左右に動かす門扉は便利でおすすめです。

  • 家族が多く、日々たくさんの買い物をする方
  • 休日のレジャーなどで、多くの物を持ち運ぶことがある方

引き戸の門扉を選ぶ際に押さえておきたい3つのポイント

引き戸タイプの門扉のメリットとは?片開きや両開きにはない特長と選び方

ルシアス スライドS01型のカラーラインアップ

門扉の選び方には3つのポイントがあります。

出入りに十分な幅を確保する

引き戸は扉の幅が狭いほど価格が安くなりますが、スムーズに出入りするには、十分な幅の引き戸を選びたいものです。特に、カートやバギー、自転車などで出入りすることが多い家庭は、持ち運ぶ荷物の大きさなどもよく考えて、余裕をもったサイズを選ぶのがおすすめです。

引き戸の収納スペースを確保する

引き戸は塀やフェンスに沿って扉を動かすため、原則として引き戸と同じサイズの収納スペースが内側に必要です。敷地中央に門扉を設ける場合にはあまり問題になることはありませんが、敷地の角に門扉を設けようとする場合は、引き戸を開ける方向が限られてしまう可能性があります。敷地の端から門扉までの長さが引き戸の幅よりも短いと、その方向には扉を開けられません。例えば敷地の左端に門扉を設けると、扉は右方向にしか開けることができなくなります。左側に開くように取り付けたい場合は、門扉の左側に扉の収納スペースを設ける必要があります。

建物や庭と調和するデザインや色を選ぼう

これは片開きや両開きの門扉にも言えることですが、門扉は外に面して設置するものなので、家全体の印象を左右します。街の景色や風景の一部になることも意識しましょう。扉だけが目立つと家と釣り合いがとれないことも。建物や庭の雰囲気にあわせて扉のデザインや色を選びましょう。YKK AP「ルシアス スライドシリーズ」では、5種類のデザインを用意しており、色も白や黒、木目調をはじめ、14種類から選べます。

引き戸の門扉は敷地の有効活用や楽な開け閉めをしたい方におすすめ

引き戸タイプの門扉のメリットとは?片開きや両開きにはない特長と選び方

引き戸の門扉は、片開きや両開きの扉に不便を感じる方にとっては魅力的な選択肢です。狭い敷地でも設置できること、開閉が手軽であることは大きなメリット。特に、敷地を有効に活用したい方、開け閉めを楽にしたい方は、ぜひ検討してみてください。

 

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