いまの時代では考えられませんが、何十年か昔には郵便配達に来たおじさんに「お茶を飲んでいきませんか」と、声を掛けていた良き時代があったといいます。ご近所の人が訪ねてくると玄関の上がりかまちに腰をかけ、お茶を飲んで世間話をすることも珍しくなかったようです。案外、ご近所との関係はそんなことで維持されていたのかもしれません。
今回は、現代の近所づきあいのカタチを考えてみました。
ママ友でも家の中に招き入れるのはちょっと抵抗が‥

現代のご近所づきあいを考えてみると、多くの方が立ち話程度というのが多いのではないでしょうか。ご近所の方であっても、家の中に招き入れるというのは抵抗があるもののようです。お住まいの造りから考えてみても、人を招き入れやすいようにはなっておらず、防犯性の観点から考えても致し方ないところかもしれません。
でも、もう少し気さくにお付き合いもしてみたいという気持ちもあります。子供たちを介して知り合ったご近所のママ友達なら、たまにはお茶でもしながら会話を楽しみたいものです。
最近では、ファミレスやファーストフード店で集まることも多いのかもしれませんが、どこのお宅のちかくにも、そうした店舗があるとは限りません。
ウッドデッキは我が家の交流スペース
そこで、ご提案したいのが、家の中ではなく、庭に交流の場所を設けること――そして、その目的に最適なのがウッドデッキなのです。ウッドデッキが交流の場としておすすめの理由はいくつかあります。
- 家の中を見せないですむ
- 立ち話よりも親近感を伝えやすい
- 屋外なので気軽に使える
- 簡単な飲み物を家の中から運びやすい
いかがでしょう。家の中に入らないので構えることなく使うことができますね。ウッドデッキは庭から上がれるようにステップを設置すると便利です。テーブルやイスを備えておくとゆっくりくつろぎながらおしゃべりも楽しめます。夏などは日差しも気になるので、オーニングがあるといいかもしれません。

ちょっとした打ち合わせにも便利なウッドデッキ

ウッドデッキは、ご近所さんとの交流に限らず、打合せ用のスペースとしても便利です。例えば、生命保険の説明を聞く、カーディーラーの営業と会話する場合は、わざわざリビングに招くのはちょっとためらわれます。そんな時にウッドデッキにテーブルセットがあれば、そこで話を聞くことができます。もし、大切な話や込み入った話になったら、そのままサッシを開けてリビングに入ってもらうこともできますね。
また、これは大人だけに言えるわけではありません。子どもの友達が遊びに来たら、ウッドデッキで遊んでもらえれば、目も届くうえ、少しくらい散らかしたり騒いでも広い心で見ていられます(笑い)。
“ちょっとのあいだ”を便利に使えるスペースに、ぜひウッドデッキを考えてみてはいかがでしょうか。