お庭で過ごすならウッドデッキは必須と言っても過言ではないのではないでしょうか。部屋から庭へ出るハードルがなくなり庭を活用する機会が増える、ウッドデッキの部分は雑草が生えないので庭のメンテナンスが楽になる、気持ちよく過ごせるテラス空間がいつもある環境が手に入る、などなどメリットがたくさん。
ウッドデッキだけでも十分に価値はあるのですが、日陰を作るオーニングやターフ、おしゃれで絵になるパーゴラ、雨の日でも庭を楽しめる屋根などなどを追加すると、もっと快適で使える場所になります。
そんな魅力的な追加アイテムの中から、今回はウッドデッキに後付けできる屋根をご紹介します。
目次
1.お庭を一気におしゃれにするパーゴラ屋根
素敵なお庭は毎日の暮らしのクオリティーをアップしてくれますね。庭に出なくても、部屋から素敵な庭が見えるだけで幸せな気持ちになれる。お庭は日常生活の背景としても気持ち良いものにしておきたいものです。そんな庭のウッドデッキ屋根にはパーゴラデザインがおすすめです。
白いパーゴラならエレガントな雰囲気で、バラなど花の美しい庭にピッタリ。木調のブラウンカラーならナチュラルイメージはもちろん、モダン+ナチュラルやシンプル+ナチュラルのミックススタイルなど多様なイメージの庭に馴染みます。
パーゴラ屋根に目隠しフェンスを組み合わせれば、小さなお庭でもプライバシーを確保したデッキ空間を楽しむことができます。
2.雨の日も雪の日も庭で過ごしたいなら大きな屋根
庭にウッドデッキがあるなら、少しでも多くの時間をそこで過ごしたいですよね。雨が降ってお出掛けできない休日や、夜の間に雪が積もって庭が真っ白になっている朝こそ庭で過ごせたら嬉しい。小さな屋根なら雨や雪が降り込むこともありますが、ウッドデッキをすっぽり覆う大きな屋根なら降り込まない部分が多くなります。
庭で過ごしたい気分の時は、いつでも庭に出る事ができる。大きな屋根なら実現できます。
3.部屋のようなデッキ空間が生まれる屋根
心地よい風や木漏れ日を感じる庭空間が、まるで室内のように気軽に過ごせる場所になったら嬉しいですね。テラス屋根に目隠しフェンスを追加してプライバシーを確保する方法もひとつですが、屋根と壁に一体感があればグンと部屋感が出てきます。
外空間らしく光を取り込む透明感のある壁や、空気の流れを滞らさないルーバータイプの目隠し壁を取り入れると庭の魅力を確保してくれます。
4.建物補償を損なわない後付けの屋根
家を新しく建てると建設会社とは、引き渡し後も保証やアフターサービスで長いお付き合いになります。保証の内容は建設会社によって違いますが「引き渡し後に住まい手自身で手を加えていないこと」が条件になっていることも多い。屋外の屋根に関わる部分では、外壁と屋根とが接する部分の取り付け方法で建築補償の問題が生じる事があります。そんな心配を解消してくれるのが独立テラス屋根。建物側に柱が無くても大丈夫な後付け仕様なので、柱に空間を遮られることもありません。
パーゴラタイプや大型タイプでも、建物沿いに屋根を支える柱を設けると独立した取り付けが可能。ウッドデッキとの配置や窓の位置など、建物側に柱があっても問題ないならデザインの選択肢が広がります。
5.やっぱりコスパ。予算と機能のバランスが良い屋根
シンプルなデザインで、たくさん利用されるテラス屋根はコストが低く抑えられていて採用しやすいです。サイズのバリエーションも豊富なので、既存のウッドデッキに最適なサイズが見つけやすい。施工時に現場合わせの加工があると施工費が高くなるので、規格サイズをそのまま取り付けられるのはコストメリットも大きいです。
コスパの良い屋根でも、目隠しを追加して過ごしやすい空間を作ることも可能です。さらに欲張るならデッキの上をスッポリ取り囲んで、暑い夏にはエアコンの効いた涼しい環境で、冬には暖かい環境で庭を感じながら楽しむこともできる。
フルオープンできる折りたたみ戸をテラス屋根に取り付けることで可能になります。網戸もあるので、虫の増える季節も安心してデッキで過ごせますよ。
季節を問わず庭を感じる空間になると、ウッドデッキの利用頻度が上がります。贅沢なリラックスできる場所になりそうです。
ウッドデッキで今よりもっと快適に楽しめる、後付けの屋根をご紹介しました。どれを選んでもデッキ空間の利用価値が上がるはずです。家の外観カラーやインテリアイメージに合わせてカラーコーディネートすることも意識して、素敵な庭づくりを楽しんでください。
「リウッドデッキ」商品の詳しいことを知りたい
著者プロフィール
冨田ちなみ Gokansha(ゴカンシャ)
個人住宅の庭・外構や店舗のエントランスガーデンなど、あなたのライフスタイルに調和する外空間のデザインするGokansha(ゴカンシャ)代表。二級建築士、インテリアコーディネーター、二級造園施工管理技士、福祉住環境コーディネーター、園芸療法リーダー二級、ハーブコーディネーターなど様々な資格を持ち、建築士でもあるため住宅目線・エクステリア目線・ガーデン目線、それぞれの記事を発信いたします。E&Gアカデミー講師。