最近、大人気のカーポートといえば、屋根が薄く、無駄なものを徹底的にそぎ落としたシンプルなデザインのアルミフラット屋根タイプ。YKK AP エクステリア スタイル大賞2025でも、新たに「プレーンルーフ賞」が設けられるなど、エクステリアデザインの新しいトレンドに。今回は、圧倒的なおしゃれ感がある「プレーンルーフ」を一級建築士が解説、施工事例と共にご紹介します。
目次
カーポートの最新トレンド、大人気のアルミフラット屋根タイプ

水平垂直が美しいアルミフラット屋根タイプのカーポート(プレーンルーフ/YKK AP)
今、注目を集めているのが、屋根が薄くフラットで、とてもモダンなデザインのカーポート。SNSで話題になったり、雑誌で取り上げられたり、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
これまでの一般的なカーポートは、太い梁に、半透明のポリカーボネート製の屋根材を組み合わせたタイプが主流でした。
しかし、家の正面に配置することが多いカーポートは目につきやすいもの。外観の印象を大きく左右します。「屋根がポリカーボネートで葺かれていると生活感が出てしまうのでは?」「家のデザインと似合う?」「目立ち過ぎない?」など、悩む人も少なくありません。
そこに登場したのが次世代デザインのカーポート、アルミフラット屋根タイプです。余計な装飾を徹底的にそぎ落としたモダンデザインで、とてもおしゃれ。屋根はアルミ製で、住まいのファサードに洗練された上質感を演出してくれます。
今回ご紹介するのは、YKK APのアルミフラット屋根のカーポート「プレーンルーフ」。2025年にグッドデザイン賞を受賞し、YKK AP エクステリア スタイル大賞2025でも、「プレーンルーフ賞」が新設されました。
では、「プレーンルーフ」はなぜかっこよく見えるのか?そのデザインの秘密をご紹介します。
圧倒的なおしゃれ感!「プレーンルーフ」が、かっこいい理由

グレーで統一したアプローチ空間。屋根材のカラーが豊富なのも魅力(プレーンルーフ/YKK AP)
「プレーンルーフ」がおしゃれでかっこよく見えるには、理由があります。
1.装飾を徹底的にそぎ落とした、ノイズレスデザイン

ノイズレスなデザインのカーポートなら、洗練された軽やかなファサードに(プレーンルーフ/YKK AP)
雨樋や金具など、目に入る要素が多いほど、人は雑然とした印象を受けます。
これはインテリアでも同じこと。例えば室内なら、スイッチプレートや巾木、ドア枠、ダウンライトの穴などが空間のノイズになりやすく、それらを美しく処理した空間は洗練された印象になります。
このように言われてみて初めて気づくことも多く、何となく雑然としている、あか抜けないと感じている空間は、こういったノイズが多いことが原因になっていることが少なくありません。
カーポートも、大きな梁や雨どい、ポリカーボネートの屋根材とアルミ枠の素材の違いなどがノイズになりやすく、時にはカーポートそのものがファサードのノイズになってしまうこともあります。
「プレーンルーフ」は、余計な部材をできる限り見せないよう、ノイズを徹底的にそぎ落としたシンプルなデザイン。モダンで洗練された美しいフォルムは、建物を引き立てながら、外観全体をおしゃれに見せてくれます。
2.モダン建築のような極薄なフラット屋根がつくる、美しい水平ライン

極薄のフラットな屋根に丸い柱の組み合わせ。モダン建築のような美しいデザイン(プレーンルーフ/YKK AP)
「プレーンルーフ」は、モダン建築に見られる水平な面を独立柱で支える、シンプルな建築デザインをモチーフにしています。
極薄の水平な屋根と、垂直な独立柱で構成されたデザインは、カーポートというよりまるで建築作品のよう。また、柱はオプションで丸柱タイプを選ぶことができ、薄く平らな屋根と丸い柱の組み合わせは、現代的な美しさの中にも、どこか温もりや懐かしさを感じさせてくれます。
シンプルなデザインだからこそ、プロポーションや納まりといった建築的なこだわりの積み重ねで、おしゃれでかっこいい外観を生み出しているのです。
3.アルミ屋根ならではの、上質感と豊富なデザインバリエーション

光沢を抑えたグレーやスリムな板幅の木調色など、デザインのバリエーションが豊富に揃っています(プレーンルーフ/YKK AP)
一般的なカーポートの場合、ポリカーボネート製の屋根材が葺かれていることが多く、採光性には優れていますが、骨組みや汚れなどが透けて見え、どうしても生活感が出やすくなります。
「プレーンルーフ」は、屋根もアルミ製のためすっきり美しく、上質感があります。もちろん、遮光性も抜群で、屋根の上の汚れが下から見えないのも嬉しいところ。
「プレーンルーフ」はカラーバリエーションも豊富です。光沢を抑えた落ち着きのあるグレーや、高級感のある木調など、好みのデザインで組み合わせることが可能。インテリアを選ぶように、住まいに合わせてカーポートをコーディネートできる、そんな楽しさがあります。
「プレーンルーフ」施工事例集~YKK AP エクステリア スタイル大賞2025受賞作品より
それでは「プレーンルーフ」の施工事例を、YKK AP エクステリア スタイル大賞2025の中からセレクトしてご紹介します。
ファサード部門(門まわり・車庫まわり)や、エクステリアリフォーム部門、そして2025年に新たに設けられた「プレーンルーフ賞」など、さまざまな部門にまたがって、「プレーンルーフ」を採用している事例が目立ち、人気のほどがうかがえます。

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年ファサード部門(門まわり・車庫まわり)シルバースタイル賞 採用商品:プレーンルーフ/株式会社 ニューズ https://www.news-news.net/
<リフォーム前>
<リフォーム後>

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年エクステリアリフォーム部門ブロンズスタイル賞 採用商品:プレーンルーフ/株式会社 BLOCKPEACE

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年ファサード部門(門まわり・車庫まわり)ベストスタイル賞 採用商品:プレーンルーフ/株式会社 インフォメーション 住宅産業 https://info-k.jp/

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年ファサード部門(門まわり・車庫まわり)ベストスタイル賞 採用商品:プレーンルーフ/有限会社 モリタケウインドセンター

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年プレーンルーフ賞 採用商品:プレーンルーフ/株式会社 中村アルミ 建材 https://nakamura-alumi.com/

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年プレーンルーフ賞 採用商品:プレーンルーフ/有限会社 近藤建材店 https://kondo-ex.jp/

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年プレーンルーフ賞 採用商品:プレーンルーフ/株式会社 癒樹工房 https://www.yu-kikobo.com/

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年ファサード部門(門まわり・車庫まわり)ベストスタイル賞 採用商品:プレーンルーフ/徳永産業 株式会社

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年プレーンルーフ賞 採用商品:プレーンルーフ/株式会社 タカキュー 小山店 https://taka9.com/
カーポートのデザインは今、大きく進化しています。以前は、曲線を描くデザインや、太い立派な梁や柱が人気でしたが、住宅のモダン化が進むにつれ、カーポートもフラットでシンプルなデザインが人気になっています。
その最先端ともいえるのが「プレーンルーフ」のような、ノイズレスで水平ラインが美しいデザインのカーポートです。
今回は、次世代のカーポートデザインの「プレーンルーフ」の魅力と、YKK AP エクステリア スタイル大賞2025の受賞作品の中から最新施工事例をセレクトしてご紹介しました。
同じ「プレーンルーフ」でも、建物や外構との組み合わせによって表情はさまざま。施工事例を参考に、わが家にあった理想のデザインを目指してみてくださいね。
下記には、物足りないと感じる、わが家の外構を素敵にするコツをご紹介しています。ファサードデザインの参考にしてみてくださいね。
著者プロフィール
Yuu(尾間紫)
一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター/マンションリフォームマネジャー
長年リフォーム業界の第一線で、数多くの住宅リフォームの相談、プラン設計、工事に携わってきた経験から、本当に価値あるリフォームについて皆さまにお話します。過去を繕うものではなく、未来の暮らしを創る「リライフのリフォーム」を提唱。実践的なリフォームのノウハウを、テレビや雑誌、新聞連載、講演などを通して発信中です。著書に『リフォームはこうしてやりなさい(ダイヤモンド社)』など。Webサイト「リフォームのホント・裏話」(http://www.ne.jp/asahi/net/rehome/)でリフォームの実践的なノウハウを公開中












