日本ならではの「和」にスタイリッシュさを加えた「和モダン」の住宅への人気が高まるにつれ、フェンスにも和の雰囲気を取り入れたいというニーズが増えているようです。
木や竹は、日本人にとって古くから安らぎをもたらす素材ですが、天然素材の風合いを持ちながら、耐久性やメンテナンス性に優れたフェンスも数多く登場しています。
本記事では、純和風の竹垣・天然木から、和モダンに似合うアルミ・人工木の木調和風フェンスの種類と設置上の注意点、おすすめ商品、施工事例についてご紹介いたします。
目次
和風のフェンスを選ぶ3つのメリット
まず、和風のフェンスを選ぶメリットから紹介していきましょう。
日本の家屋に合う
日本の家の多くは、木材をふんだんに使った「木造家屋」です。そのため、和風のフェンスは家屋と同じ雰囲気で選びやすいと言えるでしょう。日本独特の家屋にマッチし、建物との一体感を得やすいことがメリットです。
落ち着いた雰囲気を感じられる
和風のフェンスに使われている色はブラウンや真竹調が主体で、どちらも落ち着いた雰囲気を感じさせます。家は住人にとって安らぎの場ですから、日々の緊張がほどけるような落ち着いた雰囲気であるべきです。この点でも和風のフェンスはメリットがあります。
森や林など、自然のなかにいる気分を味わえる
和風のフェンスを選べば、自然と木や竹の色が目に入ってきます。家全体が和風のフェンスで囲まれれば、森や林のような自然の中にいる気分を味わえるでしょう。日本人の多くはリラックスしやすく、くつろげるというメリットがあります。
和風の雰囲気を味わえる5種類のフェンスを紹介
次に、和風の雰囲気を味わえるフェンスを5種類、ご紹介いたします。さまざまな素材のバリエーションがあることにご注目ください。
天然木のフェンス
自然な風合いと香りを重視したい方におすすめです。
天然木で作られたフェンスは、和風の雰囲気を味わえる代表的なものです。天然の素材にこだわりたい方なら満足できるはず。ヒノキなど、独特の香りを持つ木材も選べます。ただし、腐りやすいためにシロアリなどの食害を受けやすいことがデメリットになります。
- メリット:天然素材ならではの風合いや、ヒノキなどの心地よい香りを楽しめる。
- デメリット:腐食しやすく、シロアリなどの害虫被害に遭いやすいため、定期的なメンテナンスが必要。
天然の竹で作られたフェンス
「これぞ和風」という伝統的で美しい空間を作りたい場合に適しています。
フェンスに竹の天然素材を使ったフェンスです。シンプルであり、規則的な竹の並びが落ち着いた雰囲気を演出します。日本らしさをいっそう強く演出できることが天然の竹製のフェンスのメリットです。
- メリット:日本らしい落ち着いた雰囲気や、規則的な美しさを最大限に演出できる。
- デメリット:天然素材のため、カビや虫食い(シロアリや各種キクイムシなど)の被害を受けやすく、耐久性の維持が難しい。
再生木や人工木のフェンス
「木の良さは欲しいけれど、手間は減らしたい」という方に最適です。
木の風合いを活かす素材のフェンスとしては、耐久性を高めて吸水性や食害のリスクを下げた「人工木」もあります。メンテナンスが楽で、ひび割れもなく長持ちし、ささくれも出ないため、けがのリスクもありません。安心して使えるところが魅力的です。
YKK APでは、リウッド(再生木)を使ったフェンスを提供しています。変色しにくい、反りにくい、傷がつきにくい、食害されにくい、といった特長があり、安心して設置できます。
- メリット:耐久性が高く、腐食・ひび割れ・ささくれが発生しない。メンテナンスが楽で、安全性が高い。
- デメリット:天然木のような「本物の木の香り」までは再現されない(※天然木と比較した場合)。
樹脂製の竹垣フェンス
竹垣の見た目は好きだけれど、管理が大変だと感じる方におすすめです。
竹の雰囲気を味わえる「竹垣フェンス」にも、樹脂製の製品があります。
YKK AP「麗」シリーズは、素材に高耐候性樹脂を使用しており、長持ちすることが大きなメリット。自然の竹ではカビ、シロアリ、チビタケナガシンクイムシ、タケトラカミキリ、ベニカミキリの被害を受けてしまいますが、そうした対策は不要です。
MADOショップの施工事例にも「竹垣フェンス」や「竹垣風フェンス」を設置した事例が掲載されています。
- メリット:耐候性が高く、カビや害虫対策が一切不要。長期間美しい状態を保てる。
- デメリット:天然の竹の質感と完全に同じではない(見た目はリアルだが、触り心地などは異なる)。
金属製の和風フェンス
デザイン性だけでなく、強度や防犯面を重視する方におすすめです。
フェンスの中には、木製のような見映えをした金属製のものもあります。金属ですから衝撃に強く、丈夫で食害の被害も受けにくいことがメリットです。
YKK APでは、アルミ製の和風フェンスをご提供しており、さびにくく耐久性に優れているという特長があります。さらにカラーバリエーションも豊富であるため、ご自宅にマッチした製品を選びやすいでしょう。
- メリット:非常に頑丈で衝撃に強く、害虫被害がない。アルミ製であれば錆びにくく、カラーバリエーションも豊富。
- デメリット:質感に金属特有の硬さがあるため、天然木のような温かみを求める場合は選択に注意が必要。
和風のフェンスを設置する時に注意したい3つのポイント
和風のフェンスを設置して快適な暮らしを送るために、次の3つのポイントを押さえましょう。
敷地や建物とのデザインの一体感を確認する
和風・和モダンの家といっても、外壁の色や素材、植栽などのスタイルによって合うフェンスは異なります。純和風の佇まいには竹垣や天然木のフェンスが馴染みやすく、現代的な和モダン住宅にはアルミや人工木の木調フェンスが自然に溶け込む傾向があります。
気に入ったフェンスを見つけたら、設置後の建物・敷地全体とのトータルイメージを着工前に必ず確認しましょう。フェンスや外構に詳しいエクステリア専門の施工店に相談して、完成後のイメージを事前に見せてもらうことをおすすめします。
敷地内をどこまで隠すか?フェンスの高さや目隠しの程度を決めておく
フェンスを設置する主な目的が「外からの視線を遮ること」である場合は、目隠し効果についてもよく検討する必要があります。横板・縦板の幅や間隔、フェンスの高さによって、家全体の印象は大きく変わります。
「どの方向からの視線を、どの程度まで遮りたいか」を具体的に整理したうえで、建物の外観や敷地の条件も踏まえながら、エクステリア専門の施工店とよく相談して、我が家に最適なフェンスを決めていきましょう。
メンテナンス方法も要チェック
同じ木目調に見えるフェンスでも、天然木・人工木・アルミといった素材の違いによって、メンテナンスの手間も費用も大きく異なります。長く美しく使い続けるためには、素材に合ったメンテナンスが欠かせません。フェンス選びの段階で、素材ごとの特徴とメンテナンス方法をあわせて確認しておきましょう。
特に和モダンスタイルを志向する場合、見た目は木調でありながら、アルミや再生木(リウッド)などの耐久性の高い素材を選ぶと、日々のメンテナンス負担を大幅に軽減できます。その代表例はYKK APの木目調フェンスです。さびや腐食が生じにくく、ひび割れ・ささくれの心配もないため、長期間にわたって美しい状態を保てます。
和に合うフェンス、YKK APの「ルシアス」シリーズ
「和風フェンス」と聞くと、竹垣や天然木を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし実際の施工現場では、木調のアルミフェンスや人工木フェンスを和風・和モダンの住宅に合わせる事例が増えています。見た目の温かみはそのままに、耐久性やメンテナンス性を両立できる点が、多くのお客様に選ばれている理由です。
和モダン住宅のフェンス選びに特におすすめなのが、YKK APの「ルシアス」シリーズです。グッドデザイン賞を受賞したこのシリーズは、外構・エクステリアをトータルでコーディネートできる豊富なラインナップが特長。カラーバリエーションにも落ち着いた木調色が揃っており、日本家屋の外壁や植栽との調和を取りやすいのが魅力です。
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「ルシアス スクリーンフェンス」
S02型(YKK AP)
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「ルシアス スクリーンフェンス」
S06型(YKK AP)
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「ルシアス スクリーンフェンス」
S07型(YKK AP)
素材はアルミ製で、再塗装不要・さびにくく、長期間にわたって美しい状態を保てます。目隠しの程度に応じて、横格子の「デッキフェンス」や高さのある「ハイパーテーション」、目隠し率100%を実現した「スクリーンフェンス」など、用途に合わせた製品を選べる点も実用的です。
施工事例:YKK AP エクステリア スタイル大賞2023年ガーデン部門ブロンズスタイル賞
実際の施工事例を見てみましょう。こちらはYKK AP エクステリア スタイル大賞2023年ガーデン部門ブロンズスタイル賞を受賞した、平屋住宅の庭づくりの事例です。

(YKK AP エクステリア スタイル大賞2023年ガーデン部門ブロンズスタイル賞 採用商品:リレーリア フロントフレーム・ルシアス フェンス/ライフスタイル)https://lifestyle-shimane.jp/
広い芝生の庭を囲むように、横格子の「ルシアス」フェンスとたて格子の「リレーリア」フロントフレーム、そして植栽が組み合わされています。室内のダイニングから眺めると、フェンスが風景に自然に溶け込み、庭の緑がより一層美しく映えているのがわかります。

平屋の心地よさを高める解放感のある庭。フェンスや縁石のデザインの工夫で、ひろびろとした中にも落ち着きを感じさせる空間に(YKK AP エクステリア スタイル大賞2023年ガーデン部門ブロンズスタイル賞 採用商品:リレーリア フロントフレーム・ルシアス フェンス/ライフスタイル)https://lifestyle-shimane.jp/
夕暮れ時の外観からは、平屋ならではの水平ラインと、低めに抑えた塀・照明のバランスが生み出す、落ち着いた重心の低い空間構成が際立ちます。円弧を描く縁石が芝生を柔らかく囲み、広い庭でありながらまとまりと安らぎのある雰囲気に仕上がっています。
外部からの視線対策もしっかりと施されており、格子のフェンスとスクリーンが「ほどよい透け感」を保ちながら目隠し効果を発揮。開放感と落ち着きを両立した、和モダン住宅の庭づくりの好例といえます。
その他、MADOショップの施工事例でも、和風住宅に「ルシアスフェンス」を使用した事例が掲載されています。
我が家の外観や敷地との相性、商品選びは、エクステリア専門施工店に相談を
見た目の美しさや落ち着きはもちろん大切ですが、和風・和モダンのフェンス選びで本当に重要なのは、家屋や敷地全体との相性、そして素材ごとの耐久性・メンテナンス性です。
純和風には竹垣や天然木、和モダンにはアルミや人工木の木調フェンスというように、住宅のスタイルによって最適な選択は異なります。どんなフェンスを選ぶかによって、敷地や建物全体の雰囲気はがらりと変わります。
エクステリアや外構の検討では、WebサイトやSNS、雑誌での下調べだけでは、専門的な知識や設計・施工の判断に限界があります。設置後に「やはり別のフェンスにすればよかった」と思っても、容易に変更できないのがフェンスの難しいところです。素材ごとのメンテナンス方法も含め、事前の検討段階でじっくりと選びましょう。
迷ったときは、エクステリア専門の施工店やショールームに相談することをおすすめします。我が家の外観・敷地条件・ライフスタイルを踏まえた、具体的なアドバイスや完成イメージの提案をしてもらうことで、後悔のない選択ができるはずです。












