10月31日は、ハロウィン。もともとは古代ケルト人の秋の収穫感謝祭でしたが、その風習がヨーロッパやアメリカに伝わってキリスト教と融合することで、「諸聖人の日」の前夜祭という位置づけになりました。
大人たちは魔女や悪魔などの仮装をしてパーティを楽しみ、子どもたちは、「Trick or Treat!(トリックオアトリート=お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!)」と言いながら近所の家をまわり、お菓子をもらって歩きます。
日本でも最近は各地でイベントが開かれたり、雑貨店などでデコレーション用品や仮装グッズが数多く売られるようになってきました。今年は、庭や家を飾って、本格的なハロウィンを楽しんでみてはいかがでしょう?
目次
ハロウィンに欠かせないジャック・オ・ランタンの作り方
ハロウィンのデコレーションといえば、なんといってもカボチャをくりぬいて作ったジャック・オ・ランタン。ちょっと怖いような、それでいてどことなくユーモラスな風貌が、大人にも子どもにも大人気です。もともとはカブで作られていたそうですが、ハロウィンがアメリカに伝わったときに、現地で手に入りやすかったカボチャを使うようになったと言われています。
作り方は意外と簡単なので、オレンジ色のカボチャを手に入れて、お子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょう。オレンジ色のカボチャは、ぺポカボチャという種類で、ズッキーニやそうめんカボチャなどの仲間です。とはいえ、食用ではなく家畜の飼料や園芸用として扱われることがほとんど。日本では、ハロウィンの時期に合わせてホームセンターや園芸店、雑貨屋などで売られていることが多いようです。最近では大型スーパーなどでも扱っていることもありますが、その場合も食料品売り場ではなく、季節の用品といった売り場にあることの方が多いかもしれません。
材料・道具
- オレンジ色のカボチャ
- ナイフもしくは小型の包丁
- 油性マジック
- 大きめのスプーン
- ろうそく(ティーライトキャンドルなど)
作り方
1.カボチャの底面を手が入るくらいの大きさに丸くカットします。滑ると危ないため、作業中は下に布巾やタオルを敷くなどするといいでしょう。お子さんと一緒に作る場合も、この工程は大人がやってあげてください。
2.大きなスプーンなどで、中身をくりぬきます。側面に沿ってこするようにして、タネや果肉をしっかりと取り除くと、加工がしやすくなるだけでなく、持ちがよくなります。ちなみに、ぺポカボチャのタネは柔らかく、調理せずに食べることができます。サラダやパスタにトッピングするのがおすすめです。
3.油性マジックで目と口を描き、線に沿ってナイフで切り込みを入れます。輪郭が切り抜けたら、指で押すとパーツが外れます。
4.目と口を切り抜いたら、中にろうそくを入れて火を点けます。アルミカップの付いたティーライトキャンドルならろうそくが倒れる心配はありませんが、さらに安全に気を配りたいなら、LEDキャンドルがおすすめです。
出来上がったジャック・オ・ランタンは、風通しが良く、直接日が当たらない場所に飾ると、比較的長持ちします。とはいえ、一週間ほどが限度なので、ハロウィン当日にお披露目したい場合は前日に作るといいでしょう。
玄関や庭先などに、いろんな顔のジャック・オ・ランタンと大小いくつかのカボチャを組み合わせて置くとおしゃれに見えます。整列させてもランダムに置いてもOK。階段に一段ずつカボチャを置くのもいいですね。
本格的に盛り上げるなら、こんなモチーフも!
ジャック・オ・ランタンのほかにも、さまざまなデコレーションを楽しんでみましょう。
◆魔女
西洋で恐れられていた魔女は、ハロウィンの時期になると悪霊たちとともに悪さをしにくるとされています。庭に黒いとんがり帽子と魔女が空を飛ぶ道具である箒を置いたり、玄関マットの下から靴下だけをのぞかせたりなど、“気配”を漂わせておきましょう。
◆黒猫
魔女が変身した姿、あるいは魔女の仲間とされた黒猫も、ハロウィンの定番モチーフです。窓の内側の隅っこに黒猫のぬいぐるみや置物などを置いて、こわーい“視線”を感じさせると、外を通る人や庭にいる人がぞくっとするかも。
◆蜘蛛・コウモリ
ハロウィンじゃなくても、誰もが怖がる蜘蛛やコウモリ。この時期、大きめの飾りがおもちゃ売り場やネットショップでもよく売られているので、入手は簡単です。真っ黒なその姿がより映えるよう、明るい色の背景の場所を探して飾りましょう。
◆オバケ
十字に組んだ木材に庭に立ててシーツをかぶせれば、アッという間にオバケの出来上がり。顔の描き方によって、怖くも可愛くもできます。ビニールでできた大きな風船なども売られているので、そうしたものを利用してもいいですね。
庭にテーブルを出して、子どもたちのためのお菓子やスナックを!
ハロウィン当日は、子供たちのためにおやつの準備も忘れてはいけません。
庭やウッドデッキにテーブルを出し、いろんなお菓子を盛りつけておきましょう。軽食を用意してピックニックパーティを楽しむのもいいですね。市販のサンドイッチや袋菓子も、かわいい紙皿やプラスチックのカップに盛りつければ、簡単にハロウィンの雰囲気が出せます。
YKK APのリウッドデッキなら後片付けも簡単!
パーティの後は、みんなで協力してお片づけタイム。音楽をかけて曲が終わるまでの間に片づけるルールを作るなどゲーム要素を交えれば、子どもたちも楽しみながらできますね。片づけを参加者全員でやるようにすると、呼ぶ方はラクだし、呼ばれる方も気を使わずにすむのでおすすめです。
さらに、汚れにくく片づけやすい環境なら言うことはありません。たとえば、YKK APのリウッドデッキなら、デッキ材の合わせ部分がカギ状になっているため、隙間からものが落ちてしまって拾うのに苦労するといったことが起こりません。また、食べ物や飲み物の汚れがついてしまっても、台所用中性洗剤を付けたブラシでこすったり、サンドペーパーで軽く削ったりすれば元通りに。
気持ちの良い秋の一日、ご近所さんや子どもの友達を招いて、楽しいハロウィンを過ごしてみませんか?