お庭やテラスで!プロみたいな子どもの写真を撮る5つのポイント

年末年始、親戚が集まる機会などに子どもの写真を撮ることは多いものです。最近は、一眼レフやミラーレスを持っている家庭も多いのですが、スマートフォン(スマホ)でも少し工夫するだけで、プロのような素敵な写真が撮れますよ。ぜひ試してみてください。

POINT1 背景(シチュエーション)を入れて撮る

お庭やテラスで!プロみたいな子どもの写真を撮る5つのポイント

子どもの写真を撮るとなると、どうしても「こっち向いて~」と言ってしまいたくなりますが、それだといつも似たようなものばかりになっていないでしょうか? 兄弟や従兄弟と走り回っている、地面を覗き込んでいる、葉っぱをつまみあげているといった自然な動作を、背景になる庭や家屋を入れるようにして写してみましょう。子どもがこの年代のときにどんなことに興味を持っていたかや、その時の家の様子まで写真に入れることができます。家族の暮らしをまるごと写真に閉じ込めてしまうわけです。子どもが大きくなってから懐かしい気持ちで見るのは、案外こんな写真だったりします。

POINT2 いろんなアングルで撮る

お庭やテラスで!プロみたいな子どもの写真を撮る5つのポイント

大人と子どもでは身長差があるため、普通にスマホを構えたのでは、上目遣いの表情になってしまうことが多いものです。まずは、しゃがんで子どもの目線と同じ高さで撮ってみましょう。顎の上がっていない自然な表情が撮れますよ。

あるいは、うんと低いところから子どもを見上げるように撮ってみると、「うちの子ってあんがい頼もしいかも」と感じられる1枚が撮れるはず。反対に、甘えて抱き着いてきたところなどを、うんと高い大人の目線から撮ってみると、子どもらしい表情が押さえられます。そのほか、顔や手などパーツだけ切り取ってドアップで撮るのもおすすめです。

POINT3 笑顔じゃない写真を撮る

お庭やテラスで!プロみたいな子どもの写真を撮る5つのポイント

プロのポートレートでも、印象に残るのは意外に笑顔じゃない写真のほうが多いものです。「子どもの写真=笑顔」という思い込みを捨てて、いろんな表情を撮ってみましょう。たとえば、兄弟でおもちゃを取り合って喧嘩したふくれっ面、ご飯だよと呼んだのにいつまでも庭で遊んでいて怒られた泣き顔、アリの行列をみつけて行き先をたどる真剣な顔……一瞬の表情をそのままパシャリ。

こんな写真を撮るときは、スピード勝負。構図や明るさを気にしていてはタイミングを逃してしまいます。その場の空気感が伝わればいいという気持ちでさっとシャッターを押しましょう。

POINT4 親も一緒に遊びながら撮る

お庭やテラスで!プロみたいな子どもの写真を撮る5つのポイント

親が子どものいい表情を撮ろうと夢中になりすぎると、子どもはつまらなくて文句を言う……よく見られる光景です。そんなときは、一緒に遊びながら写真を撮りましょう。一番簡単なのはシャボン玉。頬っぺたを膨らませた顔や、出来上がったシャボン玉を嬉しそうに眺めている顔はテッパンです。動きがゆっくりなので構図がつくりやすいし、親はシャボン玉を吹きながらでも落ち着いて撮れるのでおススメです。

もう少し頑張れそうなら、一緒にシャボン玉を追いかけてみましょう! 自分も走りながら、時々振り返って子どもを正面から撮影すると、驚くほどイキイキとした写真が撮れます。

POINT5 斜めから日が当たるところで撮る

お庭やテラスで!プロみたいな子どもの写真を撮る5つのポイント

晴れ着を着てにっこりほほ笑んだ写真も、一枚くらいは残して置きたいところです。そんな、ここぞという写真は、撮影場所にこだわりましょう。ありがちなのが玄関の前ですが、これはあまりおすすめしません。背景が暗くなるし、顔がのっぺりと写ってしまうからです。まずは背景に空が入る場所を探しましょう。それだけでずいぶん開放感が出ます。なければ、植栽を背景にして、少し離れた場所に立たせます。

さらに、子どもの斜めから光が当たるところをみつけます。一番撮りやすいのは斜め前から自然な光が当たる場所ですが、少し腕に自信があるなら斜め後ろから日が差し込む場所でもOK。髪の毛にふんわりと光があたって透明感のある写真が撮れますよ。

キメ顔で写真を撮ったあとは、子どもの喜ぶようなおもしろい声かけをして、きゃっきゃと笑うカットも撮っておきましょう。プロも撮影現場でもやることの多い、いわゆるサービスカットというものです。ビシッと決めた衣装と緊張から解けた自然な笑顔のミスマッチが、とっておきの一枚になるに違いありません。

親戚やお友だちなどと遊びながら、お庭やテラスで、プロみたいな写真にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

※記事内容は執筆時点のものであり、予告なく変更される場合があります。最新情報をご確認ください。