キッチンのすぐそばに菜園、とれたて新鮮なお野菜で毎日を楽しく。

キッチンのすぐそばに菜園、とれたて新鮮なお野菜で毎日を楽しく。

庭での収穫物が当たり前のように食卓を彩る。朝食のプレートに添えられたミニトマトやベビーリーフ、夕食のスープに散らされたイタリアンパセリ。大収穫でなくても良いのです。ほんの少しでも庭から食卓へ。毎日の生活の中に当たり前に取り入れられている「習慣」になったら素敵だと思いませんか?そんな習慣を作るコツは菜園とキッチンが近くにある環境を作ること。この庭は「キッチンガーデン」と呼ばれています。菜園があれば「キッチンガーデン」の出来上がりかといえば、それで良いともいえますが、それだけでは毎日の暮らしに溶け込む「習慣」には遠いかもしれません。気分良く菜園周りで過ごせたり、どんなタイミングでも気兼ねなく部屋から出て行けたり、部屋からの出入りのしやすさなども大切な要素です。また、広い庭がなくても、鉢やプランター、ハンギングバスケットなどでコンテナガーデンをつくって手軽に楽しむこともできます。素敵な「習慣」を作る「キッチンガーデン」の整え方をお伝えしていきます。

キッチンのすぐそばに菜園、とれたて新鮮なお野菜で毎日を楽しく。

YKK AP stay home garden プラン例集より

キッチンガーデン 押さえておきたい3つのPoint

Point.1 室内と屋外のつながり

ちょっとした空き時間とか、部屋から窓越しに成長した様子がチラッと見えたときとか、料理中に「あっ!あのリーフ採ってこよう」とか・・・ふとしたタイミングで思いついたら収穫。それが出来ると日常に溶け込んでいる状態ですよね。部屋の中から庭への移動をストレスなく繋げてくれるのはウッドデッキ。スリッパのままでスルッと庭へ出て、必要な量だけチャチャっと収穫。

実は部屋と庭との間には大きなハードルがあります。「段差」というハードル。室内の床と庭の地面との高さの差は60㎝近くあります。何気なく足を踏み出せる高さではありません。庭に何もなければ床に一旦腰を下ろして、履物を履くことになります。庭から部屋へ戻るときは、窓枠を掴みながら「よいしょっ」と声を出しながら上ることになる。このハードルは必ず無くしたい。庭を有効活用するには重要なポイントです。

ウッドデッキなら豊富な色の中から、室内のフローリング色と合わせて選ぶことができます。視覚的にも部屋が広がって感じて気持ち良いです。

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〈デッキ〉
・リウッドデッキ200 Sタイプ 2.5間6尺
・段床セット 3尺 2段タイプ
・床下囲い ナチュラルブラウン色

Point.2 プライバシー

朝食のプレートに、トーストと卵とサラダ。サラダはもちろんガーデンで収穫。朝採りリーフを収穫直後に食べられるのがキッチンガーデンの醍醐味です。

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朝食の準備は寝起きだし、パジャマのままだったりもする。庭に出て、お隣さんとバッタリ出会ったら気まずい。そんな思いをしないで気兼ねなく庭に出るためには、目隠しをしておきたい。庭全部を囲んでしまう必要はありませんが、部屋の中でカーテンを全開放して過ごせるように、寝起きパジャマで庭に出て収穫できるように。目隠しが必要なエリアには、目隠しフェンスなど風通しも確保できるタイプだと菜園に対しても負荷がかかりません。菜園に限らず、植物の生育には風通しが良いことが大切です。空気が滞ると元気に育ってくれません。風通しが悪いことは虫のつきやすさにも繋がります。

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〈目隠し〉
ルシアス スクリーンフェンスS03型
T200ハニーチェリー色

Point.3 過ごしやすさ

ウッドデッキと目隠しがあれば「キッチンガーデン」としては、ほぼ問題なく日常に取り入れられるはずです。ですが、過ごしやすさを考えて、もうひとつ整えたい要素があります。

特に、陽射しの強い季節は、庭に出るのも億劫になってしまいます。ギラギラした太陽を浴び続けるのは厳しいですよね。そんな状況を改善してくれるのが「シェード」です。陽射しを柔らかくしてくれて風も通してくれる。陽射しが強い日でも、庭に出て過ごすことに抵抗がなくなります。

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(日よけ)
アウターシェード

人にとって優しい「シェード」ですが、実は「植物」にとっても優しい存在。「キッチンガーデン」で育てやすい「リーフ類」はガンガンに差し込む陽射しの下より、少し木陰の場所の方がゴキゲンに成長してくれます。リーフの柔らかい葉は、強い陽射しで焼けたり、土がすぐに乾いて乾燥しがちになって瑞々しさを失ってしまいます。シェードの下は育てている「リーフ類」にとっても心地よい場所になるのです。特に小さな葉で収穫するベビーリーフなら、沢山の土がなければ育たないわけでもなく、深さの無いプランターでも十分育てることができます。ということは移動させる事も簡単。気候に合わせて置き場所を変えることができるのです。一年中、育てることが出来るベビーリーフだから、季節ごとに変わる陽射しの位置も見ながら最適な場所に移動させるという考え方もお勧めです。

キッチンのすぐそばに菜園、とれたて新鮮なお野菜で毎日を楽しく。

YKK AP stay home garden プラン例集より

「キッチンガーデン」では季節ごとに育てる野菜が変わります。10月の菜園は、カボチャやナスなどの夏野菜を片付けて冬野菜と来年の春野菜に向けての準備に入ります。

冬に収穫する野菜なら、大根・カブ・ブロッコリー・カリフラワー・レタス・小松菜・ほうれん草・水菜・・・色々あります。苗を買うのも手軽ですが、種から育てるのも楽しいです。小さな芽が出てきたときのワクワク感を是非体験して欲しい。

冬を超えて春になって、ようやく収穫を迎えるものには、エンドウやそら豆など豆類があります。これも今の時期にタネを蒔いておく野菜。

野菜だと春と秋に総入れ替えという感じで、季節ごとに新しい種や苗を調達することになります。そんなにマメに菜園の手入れができないという方は、ハーブも良いと思います。ローズマリーやタイム・フェンネルやミント、パセリやレモングラスなど一度植えると何年も収穫して活用できます。野菜だけでなくハーブと組み合わせて、家族の好きな「食べられる植物」が詰まった我が家オリジナルの「キッチンガーデン」を育ててください。

 

著者プロフィール

キッチンのすぐそばに菜園、とれたて新鮮なお野菜で毎日を楽しく。

冨田ちなみ Gokansha(ゴカンシャ)

個人住宅の庭・外構や店舗のエントランスガーデンなど、あなたのライフスタイルに調和する外空間のデザインするGokansha(ゴカンシャ)代表。二級建築士、インテリアコーディネーター、二級造園施工管理技士、福祉住環境コーディネーター、園芸療法リーダー二級、ハーブコーディネーターなど様々な資格を持ち、建築士でもあるため住宅目線・エクステリア目線・ガーデン目線、それぞれの記事を発信いたします。E&Gアカデミー講師。