【エクステリア空間の専門家】狭小地の間口だからこそ実現できる、エクステリアでおしゃれ感やクラス感を出すコツ

狭小地の間口だからこそ実現できる、エクステリアでおしゃれ感やクラス感を出すコツ

都会に近い地域の住まいは、道路に面した間口が小さくなることが多い。限られた間口で奥に向かって細長く伸びる形状の敷地が多いからです。広い敷地だと高級で立派に見えるエクステリアデザインは難しくありません、けれど狭小地でおしゃれ感や高級感、クラス感を出すにはコツがあります。今回は5つのコツをご紹介します。

1.アプローチとガレージをひとつの空間にして見せる

限られた空間を出来るだけ広く見せるには、細かく区切らずひとつの空間に見せる必要があります。だからと言って、ただひとつの空間にしただけだと殺風景で高級感を出すことは出来ません。どんなに高い床材を使っても難しいと思います。効果的なのは、ひとつのゲートで一体感を出すこと。

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YKK APリレーリア フレーム+カーポート

敷地の間口全体の幅にゲートを設けた例です。カーポートのある部分と無い部分、視覚的に分断されてしまうレイアウトなのですがゲートがあることで違和感なく一体感が出ています。

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YKK APリレーリア フレーム

同じようにゲートで一体感を出している例ですが、アプローチ門柱が道路から奥に入っていてゲートも門柱に合わせた位置に設けられています。位置がズレていても上部でゲートが通っていると、一体感が出ることがわかると思います。門柱前にスペースがあると余裕を感じるエントランスになりますね。そこに樹木や下草類の植物があることで雰囲気もアップしています。

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YKK AP リレーリア フレーム+ルーフ

こちらはゲートのように見えますが、玄関前から建物沿いに敷地境界まで屋根を設けていて、玄関前の庇と自転車置き場の屋根になっています。道路境界沿いのゲートでなくても、敷地全体に一体感を演出できています。屋根から伸びる隣地境界沿いの抜け感のあるウォールと駐車スペースとアプローチの間に設けられた機能門柱のデザインが統一されていることで、敷地全体を囲い込み、ひとつの空間に見せています。シンボルツリー がアプローチと駐車スペースの両方に枝を広げている様子も一体感の要素になっています。

2.建物とひとつにして見せる

建物と道路との間のスペースが少ないときは、建物とエクステリアの境目がわからない、一見すると全て建物で構成されていて外構と呼ばれる部分が無いように見えるデザインがオススメです。

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YKK APリレーリア フレーム+ルーフ+スクリーン

建物の外観に使われているデザイン・色をそのままエクステリアに取り入れて、建物の一部になった例です。潔くスッキリおさめることで建物の持つモダンでカッコいいイメージを膨らませていて外観全体のイメージを上げています。

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YKK APリレーリア スクリーン

フレームやルーフが無くスクリーンだけでもデザイン・色を合わせれば、ここまで一体感が出ます。人の視線より高いスクリーンなら実際に建物前の道路を歩く人からの視線では、中が見えることもなく建物外壁と同様の印象を与えます。

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YKK APリレーリア フレーム+スクリーン

建物によっては外観と全く同じデザインを外構に取り入れられないこともあります。そんな場合は色だけでも建物と合わせる事を意識してください。建物外観に使われている色の中から、どれかを選んで外構の中心となる色とします。そうする事で形状は違っていても色でまとまった一体感を表現することができます。

3.高さのボリュームを確保して見せる

限られた狭小スペースのエクステリアでは、全体の高さを確保することがクラス感を表現する事につながります。

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YKK APリレーリア フレーム

この例では、フレームで構成されたゲートが無くても外構として成立します。ゲートではなく、低木から高木を6本ほど植樹する事で緑のボリュームと高さを確保してボリュームを出し素敵なエントランスを演出することも可能です。ですが、隣地との距離が近い狭小地では、伸び伸びと樹木を育てることが難しいことも多々あります。そんな時に、フレームを使って高さを確保するのは効果的な手法です。

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YKK APリレーリア フレーム+ウォール

フレームと門柱ウォールとの組み合わせで、抜け感のあるゲートならカジュアルで軽快な雰囲気も可能です。

4.面のボリュームを確保して見せる

大きな面を設けるのもクラス感につながります。間口に余裕のない狭小地では前面道路に面して大きなウォールを設けることは難しいですが、隣地境界沿いなら可能です。

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YKK APリレーリア フレーム+ウォール

高さのある大きな面は、インターホンやポストを取り付ける門柱を兼ねることもできます。隣家との目隠しにもなります。

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YKK APリレーリア フレーム+ウォール

板貼りを強調したウォールとパーゴラ風のゲートを組み合わせれば、ナチュラルで優しい雰囲気になります。アルミの素材を大胆に使うとモダンになりやすいのですが、木調仕上げのアルミ材を選べばモダン以外の求めるイメージを作ることも可能です。このゲートの下にコンパクトな車を1台駐車できるように床の仕上げを工夫すれば、より狭小地で取り入れやすい計画になりそうです。

5.素材感・表情のある仕上げ材を取り入れて見せる

最後は仕上げ材のセレクトについて。コストにも大きく関わる部分ですが、だからこそ素材感のある本物の材料を使うとそれだけで空間全体の雰囲気が一気にグレードアップします。

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YKK APリレーリア フレーム+ルーフ+ウォール+スクリーン

ボリュームを感じる事例ですが、間口は7メートル程度です。限られた狭小間口でも高さや面を確保したことでしっかりしたクラス感のあるエクステリアになっています。ポストとインターホンが取り付けられた壁とアプローチとガレージを区切る壁に石調タイルを使っていること、その他の壁や天井も木調で整えられていること。そして後ろに見えている建物と馴染んでいることもポイントです。

今回ご紹介した手法を大きな空間で使うと、とてもコストが高くなってしまいますが狭小地なら取り入れやすいのではないでしょうか。クラス感を出すということは相応のコストがかかります。でも、コストをかけているのに高級感に欠けると感じるエクステリアもあります。そうならないように今回の狭小地でも実現できる5つのコツを参考にしてください。

 

狭小地の間口でも、おしゃれ感やクラス感を出せる「リレーリア」の詳しいことを知りたい

 

著者プロフィール

【エクステリア空間の専門家】狭小地の間口だからこそ実現できる、エクステリアでおしゃれ感やクラス感を出すコツ

冨田ちなみ Gokansha(ゴカンシャ)

個人住宅の庭・外構や店舗のエントランスガーデンなど、あなたのライフスタイルに調和する外空間のデザインするGokansha(ゴカンシャ)代表。二級建築士、インテリアコーディネーター、二級造園施工管理技士、福祉住環境コーディネーター、園芸療法リーダー二級、ハーブコーディネーターなど様々な資格を持ち、建築士でもあるため住宅目線・エクステリア目線・ガーデン目線、それぞれの記事を発信いたします。E&Gアカデミー講師。