屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

YKKAP 「リレーリア」

家族が日常的に行き来する玄関アプローチでは、雨の日に小さなお子様を抱っこしているときや買い物帰りで荷物が多いときなど、屋根のありがたさを感じる場面が多くあるのではないでしょうか。
屋根の役割といえばそのようにまずは雨よけを思い浮かべると思いますが、玄関アプローチは訪れる人が最初に目にする住まいの顔ともいえる場所であり、機能的であることに加えて印象もよくしておきたいものです。
玄関アプローチの屋根は、雨よけとして日々の小さなストレスを減らしてくれるだけではなく、設置方法を工夫することで、住まい全体の印象をよりよく見せる心強い存在にもなります。
今回は、屋根や目隠しを取り入れた、暮らしやすさと美しい外観を両立する玄関アプローチづくりのポイントについてご紹介します。

1.暮らしに合わせて設置場所を考える

敷地の立地や家族構成、生活スタイルによって最適な屋根の形は変わります。
計画する際に大切なのは、「どこに付けるか」と考えるよりは「どんな暮らしをしたいか」から考えることです。

1 門まわりに屋根を設置する

様々な機能が集中する門まわりは、インターホンを押す、ポストや宅配ボックスの出し入れなど立ち止まってアクションを起こすことの多い場所。たとえば、悪天候のときに傘をさす必要がなくなれば、格段に快適になります。
また、門まわりは住まいの第一印象を左右する場所でもあり、利便性だけでなく住まいの顔として、特にデザインにもこだわりたい部分です。
存在感のある屋根は門まわりに配置することでゲートのようになり、シンプルな外構のアクセントとなったり、住まいをより重厚で上質なイメージにみせることができます。

屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

YKK AP「エクスティアラ」アーチ
板張りの天井にウォールを組み合わせた屋根の存在によって、門柱だけの場合よりも上質感が高まります。

2 アプローチを屋根で覆う

玄関までの動線を覆う屋根は、日々の郵便物や荷物の受け取り、車椅子やベビーカーでの移動の際など、傘をささずに済み、雨の日や日差しが強い日の快適性を高めてくれるものです。
また、屋根が自然と玄関へと導いてくれる視覚的な効果もあります。
一方で、あまりに長いアプローチや複雑な経路の場合、すべてをカバーしようとすると柱が多くなって圧迫感が生まれたり、まとまりのない印象になってしまうこともあります。
生活パターンの中で優先される部分を考え、門まわりやカースペースとのつながり、目隠しスクリーンの活用など、できるだけすっきり見えるようにデザイン的なひと工夫を考えたいところです。

屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

YKK AP「リレーリア」
雨だけでなく強い日差しからも守ってくれるアプローチの屋根
スクリーンやウォールを駆使してすっきりとした納まりに

3 カーポートと一体化する

車を使う機会の多い暮らしなら、カーポートの屋根を玄関アプローチまでつなげるスタイルもおすすめです。
子育て世帯や高齢者がいるご家庭、荷物が多い場合など、車から室内への移動がスムーズなのはもちろんのこと、カーポートの大きさにゆとりができることから、自転車置き場や趣味・遊びのスペースとしても活用することができて、暮らしの幅が広がります。
大きな屋根でゆるやかにつながることで、ファサード全体にまとまりが感じられる効果もあります。

屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

YKK AP「ジーポートPro」 
大きな1つの屋根でカースペースとアプローチ全体をカバー

屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

YKK AP「リレーリア」
軒天や目隠しウォールが加われば、ぐっと高級感のあるファサード空間に

4 玄関ひさしだけでも暮らしは変わる

広々とした大型の屋根は便利ですが、玄関のひさしひとつでも暮らしの利便性は十分実感できます。
特にオープン外構や道路から玄関が近いような敷地では、屋根の柱とポストなどの機能を一体化させてすっきりと納めたり、目隠しスクリーンと組み合わせれば室内への視線を遮り、小さな子供の飛び出しを防ぐワンクッションとしても機能します。
玄関ポーチに少しゆとりがあれば、屋根下に自転車をしまったり、小さなベンチを置いてひと休みするスペースにするなど、玄関ひさしひとつでも様々な可能性が広がります。
ただし、ひさしは建物との取り合いが重要になります。新築の場合は早い段階から検討する必要がありますし、後付けの際は理想とする形で取付けが可能かどうか、建物の構造や商品情報を事前に確認しておきましょう。

2.住まいをさらに素敵にみせるためのポイント

単に必要な場所に屋根を設置するだけでも十分その効果は高いのですが、できれば屋根が住まいの外観の一部として溶け込み、さらに住まいを美しくみせるデザイン要素として機能するような仕上がりになることが理想的です。

屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

左の図でも屋根は十分機能しますが、全体につながりのあるデザインを意識することで、右の図のように住まいの印象が大きく変わります。

住まいがよりよく見えるように屋根を取り入れるには、どんな方法が考えられるでしょうか。

1 ウォールやフェンスなどの目隠しで快適性と意匠性を高める

玄関アプローチは道路から見えやすい場所にあることが多く、プライバシーへの配慮も欠かせません。
フェンス、スクリーン、ウォールなどの目隠しアイテムは、屋根や門柱と組み合わせることで、視線を遮るだけでなくデザイン性も高めてくれます。

屋根と組み合わせてファサードを演出するアイテムは近年充実してきており、デザインや色のバリエーションが豊富になっています。
建物と色を合わせて統一感を出したり、木調カラーを選んでアクセントにしたりと、住まいの雰囲気に合わせたコーディネートが叶います。

屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

YKK AP「リレーリア」

2 梁やフレームでつながりのあるデザインに

屋根はある程度高さが必要なアイテムであり、単独で配置するとその存在が目立ちすぎてしまうことがあります。
そんなときに効果的なのがフレームや梁を活用する方法です。
下の画像の事例では、屋根と揃う水平ラインで間口の端から端まで空間がひとつながりとなって一体感が感じられ、屋根が自然にファサードの中になじむ仕上がりとなっています。

屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

YKK AP「リレーリア」

3 植栽で印象を和らげる

背の高い屋根やスクリーンをなじませる方法として、植栽を取り入れることも有効な方法です。
下の画像の事例では、シンボルとなる高木が屋根の高さの印象を和らげ、風通しのよい目の粗い格子は中木や下草と重ねることにより玄関への視線を柔らかく遮ります。
植物は季節ごとに、また年月を経ることによって変化し、アルミの構造物中心のファサード空間をより豊かなものにしてくれます。

屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

YKK AP「リレーリア」

4 照明で夜の表情も演出する

意外と忘れられがちなのですが、毎日行き来する玄関アプローチでは照明計画もぜひ考えておきたい点です。
夜間の歩行の安全性とともに、昼間とは違った住まいの表情を楽しむことができて、日々の暮らしがより満足度の高いものになります。
特に屋根を設置する場合はダウンライトなど照明器具をすっきり納めることができる利点があります。

屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

YKK AP「ルシアス」バイザー

3.トータルコーディネートで美しく心地よい玄関アプローチに

玄関アプローチの屋根は単なる雨よけにとどまらず、外観全体とのつながり、プライバシー対策、植栽とのコンビネーションなど様々な視点からトータルで考えることで、住まい全体の印象まで美しく整えてくれる存在になります。
立地やライフスタイル、家族構成、将来の暮らし方まで見据えて、その空間でどんな暮らしを実現したいかを思い描きながら、自分らしいファサード空間を計画してみてはいかがでしょうか。

 

玄関アプローチをおしゃれで快適にしてくれる屋根の商品情報について知りたい

 

著者プロフィール

屋根と目隠しフェンスでつくる、おしゃれで快適な玄関アプローチ

野中めぐみ 株式会社グリーンテリア
1級造園施工管理技士  福祉住環境コーディネーター2級

1級造園施工管理技士  福祉住環境コーディネーター2級 ハーブ園でガーデナーとして勤務したのち、E&Gアカデミーにて学びエクステリア業界へ。 エクステリア、ガーデンの専門店グリーンテリアに所属し主に設計を担当する他、植物に関するワークショップの開催など庭のある暮らしの楽しさを伝える活動も行う。 エクステリアプランナーとして様々な角度からみなさまの快適で豊かな暮らしにつながる情報をお届けいたします。

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