たとえば、母の日。「軒下にある私だけのスペース」をプレゼントして欲しい。

一軒家が集合住宅と違う魅力のひとつは、家の周りに空間があることです。心理的にも物理的にもゆとりが生まれ住まいやすさを感じる大きな要因でもあります。とはいえ、十分に活かしきれているかというと自信を持って答えられるお宅はあまり多くはないかもしれません。単なる通路になってしまっていたり、なんとなく物を置いていたりと、なんだか中途半端な空間になってしまっているケースも少なくありませんが、実はちょっとした工夫で、暮らしやすさがぐんとアップする方法があるのです。たとえば、この空間、母の日に、プレゼントしてくれたら、うれしいですね。今の暮らしに、屋根の設置をちょっと考えてみませんか。

キッチンやリビングの横に、私スペースがあると、こんなに便利。

まずは、出入り口に庇や屋根を付けるだけでも、ずいぶん使いやすくなります。たとえば、雨の日、玄関には玄関ポーチがあるので、ドアを出てから傘を広げることができますが、キッチン横のテラスや勝手口はどうでしょう? 庇や屋根がないと、ゴミ出しをしようとドアをあけたとたん、ぶわっと雨や風が吹込んできてしまうので、天候が悪い日は玄関から捨てに行くようにしているという話もよく聞きます。

さらに、屋根に合わせて屋根囲いをつければ、ちょっとした部屋のような空間が生まれます。雨の日に洗濯物を干したまま外出することもできますし、キャンプ道具やガーデニンググッズの収納場所として利用したり、水などのストックを保管しておくのにも便利ですね。そのほか、自転車の駐車スペースとしてはもちろん、赤ちゃんがいるお宅では、ベビーカーなども置けるので玄関などが狭くなりません。

〈屋根・囲いの設置場所とメリット〉

●リビングの軒下に

屋根を設置する代表的な場所です。できるだけ大きな屋根にすれば、イスやテーブルを配置したり、お子様が雨の日でも遊べるスペースにすることもできます。庭を様々な趣味に活用したい方には最適です。

●勝手口に

勝手口は日光の当たらない場所が多いので、苔が生えがちですが屋根をつけることで生えにくくなります。また、ゴミ収集日までじゃまになりがちな新聞紙や段ボールなどの資源やゴミを、濡らさずにきれいに保管できます。

●玄関前に

門扉から玄関ポーチへの導線に大きめの屋根を設けると、雨の日でもお住まいの出入りがしやすくなります。自転車などを置く駐輪スペースにも最適で、お天気に左右されない使いやすさが生まれます。

●玄関横の壁面に

狭いスペースであっても玄関横という出入りに便利な場所ですので、手軽に使いやすいスペースになります。

●2階ベランダに

ベランダの屋根は、洗濯物を濡らさずに干せるだけでなく、屋根材によっては夏場の日差しを和らげて、室温の上昇を抑えることができます。

なみに、屋根囲いは、雨風を防ぐだけでなくプライバシーの保護にも役立ちます。全面ではなく側面の一部に囲いを設置するだけで、お洗濯物を見えにくく干せたり、家の前のマンションからリビング内を見えるのを防ぐことが出来たりと、立地・環境によって発生するいろいろなお悩みの解消も可能になります。

基本性能やデザインで選べる、ちょっぴりおしゃれな空間がつくれます。

後づけの屋根には採光を重視したものだけでなく、屋根を設置する目的に応じていろいろな屋根材があるので、設置場所に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

●屋根材や壁面材を基本性能で選ぶ

目隠し効果がありながら暗くならない材質はポピュラーな屋根材ですが、夏場の日差しを遮りたいなど遮光性能が高い屋根材もあります。また、冬場には雪が降って積もる地域では、雪の重みでも割れにくい屋根材や柱などの構造体自体に強度がある製品もあります。地域性や設置目的を考えながら、基本性能にも目を向けてプランニングすることが大切です。

●デザインなど見栄えや工事内容で選ぶ

見栄えや機能性にこだわって選ぶこともできます。たとえば、太陽光が気持ちのよい5月の「母の日」の時期、屋根をオープンにして開放感を味わいたいものです。そんなときはパーゴラのように開閉が可能な屋根を選ぶと、非日常性をちょっぴり楽しめ、リゾート感のあるおしゃれな“屋根”になります。また、工事についても忘れてはいけません。小さな屋根の設置なのに、大きな工事になるのは避けたいものです。お住まいの外壁工事をしなくても、独立した状態で設置できる屋根もありますので、設置の可否なども含めて、エクステリア専門店などに相談してみるといいでしょう。

便利な軒下の空間を、「母の日」に、リクエストしてみては?・・・

テラス屋根や囲いを後づけで設置することによって、憩いのスペースや収納などにつかえる生活空間が生まれます。雨に濡れることもなく、安心できるプライバシー空間も維持することができます。今度の母の日のプレゼントは、旅行や食事ではなく、便利な「私の軒下の空間」を、リクエストしてみてはいかがでしょうか?