お正月にも泥棒はやってくる!空き巣を寄せ付けない、見落としがちな門扉と玄関の防犯対策

お正月にも泥棒はやってくる!空き巣を寄せ付けない、見落としがちな門扉と玄関の防犯対策

お正月は初詣や初売りなど、家族で家を開けることも多い時期です。また在宅中であってもリモートワークなどをしていると、侵入に気付かないことも。油断をせずしっかりと防犯対策をしておきましょう。今回は、泥棒は玄関から堂々と入ってくる?空き巣を寄せ付けない、見落としがちな門扉と玄関の防犯方法をご紹介します。

お正月の現金に注意!住宅で発生した泥棒の侵入方法の1位は無締まり

お正月にも泥棒はやってくる!空き巣を寄せ付けない、見落としがちな門扉と玄関の防犯対策

空き巣は正面玄関から堂々と侵入するケースも少なくありません。まずは敷地内に入られないよう門扉の防犯、それから玄関ドアのカギの掛け忘れに注意しましょう。

年末年始はお酒を飲む機会が多く、どうしても気が緩みがち。でも泥棒は休んではくれません。特にお正月は銀行がお休みだったり、お年玉の準備をしたりなど、家に現金がある時期ですから、空き巣に狙われないよう、しっかり防犯対策をしておきましょう。

住宅への侵入犯罪は大きく、「空き巣」、「忍び込み」、「居空き」の3種類に分けられます。空き巣は住人の不在を狙って家に侵入し金品を盗みます。忍び込みは夜間寝ている間の侵入、居空きは家事などをしている間にそっと侵入することを言います。

侵入犯罪の中で一番多い(※1)のは空き巣です。ゴミ出しや回覧板を回している、ほんの数分の間でも素早く家に忍び込んで、あっという間に家中を家探しして、大切な物を盗んでいってしまいます。

その侵入手口はと言うと、なんと一戸建てでも共同住宅でも1位(※2)は、無締まりの開口部からの侵入、カギのかけ忘れによるものなのです。

つまり空き巣は玄関から堂々と入ってくることも多いということ。通りすがりを装うだけでなく、宅配便のお届けや、営業マン、リフォーム業者などになりすまし、ご近所の目をごまかして忍び込んでくることもあります。

最近はステイホームで、外に人があまり出ていないため不審者がいてもご近所の目に触れにくかったり、換気のために窓や出入り口を開けっ放しにしていたりすることもあるので、さらに注意が必要です。

(※1:警視庁住まいる防犯110番 侵入窃盗の手口別認知件数)
(※2:警視庁住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威)

門扉の防犯対策してますか?開けっ放しの門から空き巣が侵入してきた被害事例も

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カードキーやシールキーを近付けるだけでカギの開け閉めができる門扉も。玄関ドアのスマートコントロールキーと連動可能なシステムもあります(ピタットKeyシステム 電気錠付門扉シリーズ)

空き巣への防犯対策で見逃しがちなのが門扉です。門扉が付いているだけでも、敷地内へ入り込もうとする人への抑止効果がありますので、まずはしっかりとした門扉を取り付けておくといいでしょう。

最近の門扉やフェンスは、高さが高いサイズが増加傾向にあります。家の中のプライバシーは守りつつ、門扉やフェンスの陰に空き巣が隠れていたら分かる程度の、見通せる格子デザインもあるので、我が家の立地や庭のデザインに合わせて選びましょう。気を付けたいのが、両手に荷物を持っている時や、帰宅した子どもたちが開けっ放しにするなどで、つい門を閉め忘れてしまうことです。開けっぱなしの門は空き巣を呼び寄せてしまいます。実際、門が開いていたことで狙われて、被害にあってしまった家もあります。

更に、門扉にしっかりとしたカギを取り付けておくと、防犯効果が高まります。

空き巣を含め、忍び込み、居空きなどの住宅への侵入犯罪者たちは、時間が掛かることを嫌います。時間が掛かってしまえば、それだけ捕まってしまう確率が上がるからです。データ(※3)によると、侵入に5分掛かると7割が、10分ではほとんどが諦めるとされています。

特に門扉の前でカギをこじ開けるようなことをすれば、人目につきますから、しっかりとしたカギがついた門扉があれば泥棒に敬遠されやすくなります。つまり、侵入に時間が掛かる門扉かどうかが、敷地内に入られないようにする大きなポイントとなるのです。

(※3:警視庁住まいる防犯110番 侵入者プロファイリング)

インターホンで在宅を確認するケースも、カメラ付きなら安心度が高まる

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機能門柱にカメラ付きインターホンやポスト、表札を組み込み、カギ付き門扉をセットすれば、防犯性能が高く、統一感のあるおしゃれなエントランスに(ルシアス)

空き巣は、人が居ない時を狙って侵入するため、外からインターホンを鳴らして在宅確認をすることが少なくありません。

そんな時に役立つのが、カメラ付きインターホンです。インターホンを鳴らすと自動で録画されるタイプもあり、録画されるのを嫌がる空き巣に狙われ難くなります。実際に、その録画データから空き巣が捕まった事例もあります。

カメラ付きインターホンが組み込まれた機能門柱と、しっかりとしたカギがついた門扉の組み合わせなら防犯効果が格段に高まるので、安心して暮らせそうですね。

玄関のカギのかけ忘れに注意!ポケットKeyならボタンを押すだけで簡単ロック

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1日でキレイになるリフォーム専用玄関ドア「かんたんドアリモ」にも便利な電気錠タイプがあります。写真はリモコンを持っていればハンドルのボタンを押すだけでカギの開閉ができるポケットKeyタイプ。(スマートコントロールキー)

空き巣に入られてしまうのは一瞬ですが、その後、後悔や恐怖が長く続いたという被害者の声は少なくありません。侵入手口の1位は無締まりの開口部からですので、ほんの少しでも家を離れる時は、必ず玄関にカギをかけましょう。

イマドキは、車のキーレスエントリーのように、リモコンを持っていれば、ハンドルのボタンを押すだけでサッとカギを開けたり閉めたりできるポケットKeyタイプもあります。これなら、ゴミ捨ての時にいちいちカギを出したり、差し込んで回したりする必要がないので、掛け忘れが減りそうです。

最近は、玄関ドアの防犯性能が格段にアップしていますから、玄関リフォームの際には、カギの性能にも着目してみてくださいね。

見落としがちな門扉や玄関まわりの防犯対策で、空き巣を寄せ付けない家を目指しましょう。

 

 

著者プロフィール

お正月にも泥棒はやってくる!空き巣を寄せ付けない、見落としがちな門扉と玄関の防犯対策

Yuu(尾間紫)
一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター/マンションリフォームマネジャー

長年リフォーム業界の第一線で、数多くの住宅リフォームの相談、プラン設計、工事に携わってきた経験から、本当に価値あるリフォームについて皆さまにお話します。過去を繕うものではなく、未来の暮らしを創る「リライフのリフォーム」を提唱。実践的なリフォームのノウハウを、テレビや雑誌、新聞連載、講演などを通して発信中です。著書に『リフォームはこうしてやりなさい(ダイヤモンド社)』など。Webサイト「リフォームのホント・裏話」(http://www.ne.jp/asahi/net/rehome/)でリフォームの実践的なノウハウを公開中