夏の暑い日、夏休み中のお子さんもなかなか外へ遊びに行けないのではないでしょうか。陽が沈んだ夜なら、多少は気温も下がってきます。ウッドデッキで涼しく、夏ならではのロマンチックな星空観察を楽しんでみませんか?
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まず探すなら、夏の星座の代表、夏の大三角形
まず探してほしいのが、こと座のベガ。21時頃、ほぼ真上にある白くて明るい星です。ベガは別名織姫星と呼ばれていて、七夕のシンボルなのですが、現在では梅雨の真っただ中。旧暦の七夕にあたる8月の初旬~中旬ごろが一番よく見えます。
織姫星がみつかったら、次は彦星を探してみたいですよね。彦星と呼ばれているのはわし座のアルタイルです。アルタイルは比較的低い位置にあります。そして、ベガよりもほんの少しだけ暗い白く輝く星になります。
もうひとつ見つけてほしいのが、はくちょう座のデネブです。ベガの少し下あたりに、明るい星がいくつか固まって十字架のようになっているものを見つけてください。これが鳥が羽を広げた形に見立てられているのですが、デネブはちょうど白鳥の尾の位置にあります。
ベガ、アルタイル、デネブをつなげたものを夏の大三角形と言います。夏の星座の代表格となっているので、ぜひこの3つの星を探してみましょう。
流れ星に願い事をするなら、ペルセウス座流星群がチャンス!
また、夏の天体ショーといえば、ペルセウス座流星群も有名です。「しぶんぎ座流星群」「ふたご座流星群」とともに三大流星群と呼ばれることもありますが、夏に見られるのはペルセウス座流星群だけ。寒い時期は空は澄んでいるためキレイに見えますが、夜の戸外に長時間いるのはつらいもの。お子さまと一緒に見るなら、過ごしやすい夏のほうがいいですね。
さて、ペルセウス座流星群がもっとも見応えがあるのが、2018年だと8月13日ごろになります。この日だけというわけではなく、前後一週間くらいは見られるので、何度かチャレンジしてみてください。
ペルセウス座は北東から北へ上がっていく星座ですが、流れ星は、夜空全体に流れるので、どの方角を見ていても大丈夫です。
星空観察初心者のための強力な味方、星座盤やアプリを活用!
いざ夜空を見上げても、慣れないうちはどこにどんな星座があるのか、みつけるのは大変ですよね。
そんなときに役に立つのが、「星座早見盤」です。縁に付いている目盛りを回してその日の日付と時間に合わせれば、中央の枠のなかにその日に見られる星座が表示されるのです。それを夜空にかざして、実際の星と見比べながら見ると、星座がみつけやすくなるというわけです。
最近では、スマホアプリでも同様のことができます。無料で使えるものもいくつかありますので、ぜひ試してみてください。
ウッドデッキにチェアを出してリラックス。ロマンチックな夏の夜空をご家族で満喫
長い時間空を見上げているのは意外と疲れるものです。そんなときは、キャンプ用のリクライニングチェアを用意すると、肩や首が痛くならずに楽しめます。
ウッドデッキに、リクライニングチェアチェアを出して寝そべれば、気分もゆったりリラックス。星の話だけでなく、普段できないような話も弾むかもしれませんね。
夏の夜だけのプレミアム。忙し日常とは少し離れて、のんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?