庭を目隠ししたい!押さえておきたいフェンスの種類やメリット、設置するときの留意点を解説

庭を目隠ししたい!押さえておきたいフェンスの種類やメリット、設置するときの留意点を解説

新築や建売住宅への入居時には目隠しの必要性を感じなくても、実際に住んでみると目隠しが必要だと感じる方は多いものです。マイホームを手に入れた後でも、フェンスを後付けすることで庭を目隠しできます。この記事では、後付けできるフェンスの種類やメリット、設置する上での留意点を解説します。家を建てた後で目隠しを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

庭の目隠し用に後付けできるフェンスの種類

庭を目隠ししたい!押さえておきたいフェンスの種類やメリット、設置するときの留意点を解説

庭の目隠しを目的として、既存の外構に後付けできるフェンスは大きく3種類あります。それぞれの特徴や価格帯、メリット・デメリットを詳しく解説します。

ラティスフェンス

格子状に組まれた木製や人工木製のフェンスです。

既存のフェンスと組み合わせたり、複数のパネルをずらして設置したりすることで、視線を遮ることができます。価格帯は1枚あたり5,000円から30,000円程度で、サイズや材質により異なります。

木製は自然な風合いが魅力ですが、定期的な防腐・防虫処理が必要です。一方、人工木は耐久性に優れメンテナンスが簡単ですが、経年で色あせする可能性があります。地面への固定が不要で、持ち運び可能な製品も多く、スタンド付きなら設置も簡単です。

季節による影響も考慮が必要です。夏場は木材の反りや割れに注意が必要で、台風シーズンは強風対策が重要です。冬場は積雪による重みで破損する可能性もあります。

結束バンドや金具で固定するフェンス

「後付けパネル」などの名称で販売されており、既存のフェンスに取り付けて使用します。

工事不要で目隠しフェンスに変更できる点が魅力です。価格は1メートルあたり15,000円から40,000円程度で、材質や高さにより変動します。

取り付け方法としては、結束バンドによる固定は最も手軽ですが、耐久性に課題があります。専用金具による固定ならより安心でき、取り外しも容易です。ボルトによる固定は最も強固ですが、フェンスに穴を開けなければなりません。

設置時の注意点としては、既存フェンスの強度をよく確認してください。アルミフェンスは、後付けパネルの重みで変形する可能性があります。また、台風や積雪への対策として、定期的に固定具合を確認したほうがいいでしょう。

また、火災保険の対象となっているフェンスの場合、後付けにより補償対象外となる可能性もあるため、事前に保険会社に確認することをおすすめします。

基礎を作って固定するフェンス

既存フェンスの内側に設置できる製品を選べば、現状のフェンスを活かしたまま目隠しを実現できます。

施工方法は一般的なフェンスと同様で、安全性も高いのが特徴です。費用は1メートルあたり30,000円から80,000円程度で、基礎工事費用が含まれます。

材質は主にアルミ製、スチール製、木製に分けられ、それぞれに特徴があります。アルミ製は軽量で耐久性に優れ、メンテナンスも簡単です。スチール製は強度が高く、防犯面でも安心です。木製は意匠性に優れていますが、定期的なメンテナンスが必要です。

基礎工事の際には既存の配管や配線の位置をよく確認する必要があり、雨水配管や電気配線を損傷してしまうと大きなトラブルになります。地盤の状態によっては補強工事が必要になる場合もあります。

フェンスの後付けで得られる3つのメリット

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既存のフェンスがある場合でも、目隠しフェンスの後付けには多くの利点があります。フェンスの後付けによって得られる3つの主要なメリットについて解説します。

ライフスタイルや環境の変化への対応

車の保管や子どもの安全な遊び場確保など、生活環境の変化に応じて目隠しのニーズは変わります。例えば新車を購入した際のカーポート周りの目隠しや、小さな子どもが外遊びを始めた時の庭の目隠しなど、状況に応じて対応できます。

防犯対策としても効果を発揮します。多くの空き巣は、室内の様子を外から確認できる場所を狙います。目隠しフェンスで視線を遮ることで、防犯効果を高められます。

既存のフェンスを撤去して作り直す場合と比べ、後付けは工期も費用も抑えられます。一般的な工事期間は2〜3日程度で、解体・撤去費用も不要です。短期間で低コストの工事が可能なため、状況の変化に迅速に対応できます。

予算や優先度に応じて、必要な箇所から順次設置していくこともでき、初期費用の負担を抑えながら、計画的な外構を改善できるというメリットがあります。

新築時の制約を超えた外構の実現

建売住宅では、外構が既に決まっているため選択の余地がありません。特に最近の建売住宅には必要最小限の外構しか設置されていないことがあります。またハウスメーカーによっても外構の選択肢が限られることもあります。デザインや材質が特定のメーカーに限定されていたり、標準仕様以外の対応が難しかったりする場合があります。

後付けフェンスなら、これらの制約を超えて理想の外構を実現できるでしょう。デザインや材質の選択肢も広く、既存の外構に合わせたコーディネートも可能です。

我が家にとっての最適な目隠しフェンスが選べる

後付け可能な目隠しフェンスは種類が豊富で、設置方法も専門業者への依頼からDIYまで選択できます。

DIYなら材料費と工具代しかかかりませんが、なにより、設計や施工には経験と技術が必要です。

専門業者に依頼する場合、エクステリア店や工務店、ハウスメーカーなど、複数の選択肢がありますが、なかでも、エクステリア施工専門店は、外構やカーポート、庭づくりなど、建物と一体となったエクステリア全体の提案や施主様の要望を汲み取った設計アイデアを提示してくれ、我が家にとって、最適な目隠しフェンスを選べ、また、後々のメンテナンスの相談や工事まで任すことができます。

目隠し用フェンス設置の4つの留意点

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目隠しフェンスの設置は、目隠しの目的や隣家・地域への配慮、敷地の立地、外構の面積などによって、慎重な計画と適切な判断が必要です。

特に重要と考える4つの留意点をご説明します。

目隠しが必要な場所の特定

見られたくない場所を明確にし、必要な箇所に絞って設置することで、効率的な目隠しが実現できます。必要により、ご要望を予算と相談しながら計画的な設置を検討しましょう。

例えば、道路側と隣地境界では求められる目隠しの程度が異なります。また、2階からの視線を考慮する場合は、フェンスの高さや角度も重要な設計上の注意点となります。

次のような観点で目隠しの必要性を判断するといいでしょう。

  • 道路からの視線が気になる場所
  • 隣家との距離が近い場所
  • 家族のプライバシーを守りたい場所
  • 防犯上の懸念がある場所
  • 日差しや風の影響を調整したい場所

日照・通風への配慮

フェンス設置により、日当たりや風通しが大きく変化する可能性があります。

生活への影響としては、洗濯物の乾きにくさ、庭植物の生育不良、室内の湿気増加などが考えられます。また、敷地内が暗くなることで防犯カメラの撮影にも影響が出る可能性があります。

ただし、これらはフェンスの種類と設置方法で対策することができます。例えば、ルーバータイプなら角度調整により通気性を確保でき、半透明素材なら採光も維持します。最近では、上部をガラスやポリカーボネートにした製品もあり、圧迫感を軽減しながら十分な目隠し効果を得られます。

素材選びも重要です。アルミやステンレスは耐久性に優れ、腐食の心配が少ないため、湿気の多い場所でも安心です。木材は通気性が良く、自然な風合いが特徴ですが、定期的なメンテナンスが必要です。

近隣への配慮

フェンスの圧迫感や日影の影響など、近隣への配慮も重要です。

特に高さのあるフェンスを設置する場合は、隣地との境界から適切な距離を確保する必要があります。また、デザインや色調も周辺環境との調和を考慮して選びましょう。

工事中の騒音や振動にも注意が必要です。基礎工事が必要な場合は、事前に近隣に説明し、工事スケジュールを調整しなければなりません。特に住宅密集地では自治会との協議が必要になることもあります。

確実な固定方法の採用

スタンド付きフェンスは強風で倒壊する危険がゼロではありません。取り外し可能な製品でも、地面や丈夫な構造物への確実な固定が必要です。特に台風シーズンや積雪地域では、より強固な固定方法を検討する必要があります。

安全で確実な目隠しの実現に向けて

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手軽なラティスフェンスも魅力的ですが、長期的な安全性と耐久性を考えると、基礎を作って固定するフェンスがおすすめです。

目隠しフェンスの設置方法は、現地の置かれた環境や状況で最適な選択が変わります。例えば傾斜地では水はけや土圧への対策が必要ですし、交差点付近では見通しを確保した設置が求められます。

風通しや日当たりの確保など、具体的な要望がある場合は、フェンスの素材選びが重要になります。アルミ製品は軽量で施工性に優れ、メンテナンス性も高く人気です。一方、木製品は温かみのある外観と優れた通気性が特徴で、自然な目隠し効果が得られます。

また、設置後のメンテナンスも考慮に入れましょう。定期的な点検と補修を行えばフェンスの寿命を延ばすことができます。特に季節の変わり目には、固定部分の緩みや破損がないか確認することをおすすめします。

最後になりますが、近隣や建物への配慮しながら、新築時にはできなかった外構工事、我が家にとって最適な目隠しフェンス選びは、設計提案や施工方法に詳しく、メンテナンスも任せられる、信頼できるエクステリアリフォーム専門の施工店に相談するのがいいでしょう。

 

※記事内容は執筆時点のものであり、予告なく変更される場合があります。最新情報をご確認ください。