モデルハウスや分譲地の外構は、とてもおしゃれに見えます。単純に費用を掛けているからと思われがちですが、実はプロならではの小さな工夫を積み重ねることで、人の目を引き付ける魅力的なエクステリアを作り上げています。
今回は、YKK AP エクステリア スタイル大賞2025「展示場・モデルハウス部門」と「戸建分譲街並み部門」の受賞作品の中から、わが家でも取り入れやすい外構や庭デザインの工夫をご紹介します。
目次
ゲートフレームで開放感と境界を両立しつつ、家の格式を高める

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年展示場・モデルハウス部門シルバースタイル賞 採用商品:リレーリア フロントフレーム/エフルージュ(FIRST)シリーズ/汎用形材・部品/パナソニックホームズ 株式会社 岡山支社 https://homes.panasonic.com/
上記の写真は、いま人気の平屋のモデルハウス。YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年展示場・モデルハウス部門シルバースタイル賞を受賞した施工事例です。
こちらの敷地は、道路境界から建物まであまり距離がありませんが、「リレーリア フロントフレーム」でアーチゲートを設置することで、開放感を損ねることなく敷地境界を明確化。家としての風格を高めています。
見どころはなんといっても、複数のフレームと袖壁を組み合わせた端正なデザイン。家の前を通る人の目をひく、建物をより際立たせるアクセントになっています。
エクステリアは建物の価値をより高めるもの。モデルハウスは、いかに建物を魅力的に見せることができるかを綿密に計算したエクステリアデザインになっているのです。
アプローチを長く見せる工夫で、邸宅感と期待感を演出

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年展示場・モデルハウス部門ブロンズスタイル賞 採用商品:リレーリア フロントフレーム/〔ピタットKey システム〕ルシアス 宅配ボックス/プリュード パーティションフレームユニット/ルシアス 歩行補助手すり/ルシアス フェンス/リウッドデッキ 200EG/低電圧照明「VIEW UP」/エルビュート ハンドレール/イノベスト D70/D50/株式会社 ウィザースホーム
モデルハウスの外構はなぜ豪華に見えるのか?その理由のひとつにアプローチの取り方があります。
上記の写真は、YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年展示場・モデルハウス部門ブロンズスタイル賞を受賞した施工事例です。
注目したいのは、門から玄関までのアプローチを、少し長くしていること。最短距離で玄関に向かうのではなく、ほんの少し遠回りさせることで、敷地を広く感じさせる効果があります。
その途中には、植栽や足元照明、石材、タイルなど様々な仕掛けが凝らされ、この先にはどんな家が待っているのだろうと、わくわくするような期待感が高まります。
限られた敷地でも、門から玄関までのアプローチでどんな体験をするのかで、その先にある住まいの印象が変わります。モデルハウスでは、門の前に立った時から玄関ドアの前に立つまでの中で、いかに豊かな体験ができるかをよく考えて計画されています。
ゾーニングをしてコーディネート、自分だけのラグジュアリー空間

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年展示場・モデルハウス部門ブロンズスタイル賞 採用商品:リレーリア ルーフフレーム/プリュード パーティションフレームユニット/APW 430/APW 511/株式会社 土屋ホーム 函館支店
モデルハウスのアウトドアリビングには高級感があります。そのおしゃれな雰囲気に憧れる方も多いことでしょう。
こちらは、YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年展示場・モデルハウス部門ブロンズスタイル賞を受賞した施工事例です。上質な石材やタイルを組み合わせ、おしゃれなカフェのようなアウトドアリビングを作り出しています。
ここで注目したいのが、くつろぎの空間、眺める空間など、役割ごとに庭をゾーニングし、それぞれに合わせた空間づくりをしていること。
広い庭をそのまま使おうとすると、どこで何をしていいかわからなくなったり、空間が平坦に感じられてしまったり。また庭全体をすべて作り上げようとすると費用もかさみます。
ゾーニングとは、目的別に空間をグループ分けすること。空間の使い勝手がよくなり、見た目も美しく、無駄なコストも抑えることができます。
例えばこちらの施工事例では、ダイニングから繋がる落ち着いたスペースにテラス屋根を設置。上質な素材で美しくコーディネートすることで、自分だけのラグジュアリーなくつろぎの空間になっています。
モデルハウスでは、見える場所、使いやすい場所など空間をしっかりゾーニング、どこにどの程度予算を掛けるかを含めてトータルで計画。見栄え良く、使い勝手のいい庭づくりをしています。
照明が生み出す、夜の家の美しさ。魅力的な街並みに

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年戸建分譲街並み部門ゴールドスタイル賞 採用商品:ルシアス ウォール/シンプレオ 宅配ボックス/エクステリアポスト/低電圧照明「VIEW UP」/プリュード パーティションフレームユニット/ルシアス 歩行補助手すり/ルシアス フェンスLite/シンプレオ フェンス/イーネット フェンス/ポラスタウン開発 株式会社
こちらは、YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年戸建分譲街並み部門ゴールドスタイル賞を受賞した施工事例です。
上記の作品の見どころは、昼と夜で風景が一変すること。昼は明るく軽やかな印象ですが、夜になるとダイナミックで美しい光景に、思わずためいきが出そうです。
夜のライティングは住まいの価値を大きく高めてくれます。
こちらの施工事例でも、植栽をライトアップして壁面に映し出された陰影を楽しむシャドウライティングや、フレームや足元に仕込んだ照明、ダウンライトなどを組み合わせることで、華やかで豊かさを感じさせる街並みになっています。
分譲地では、街の価値を高めるために、こういったライティングに力を入れているところが増えています。実際に、夜の風景の美しさに惹かれて購入する人もいるほど。分譲地のライティングは街や住まいの価値を高めるためのテクニックが随所に散りばめられているのです。
プロの工夫を参考に、わが家をもっと素敵に

YKK AP エクステリア スタイル大賞2025年展示場・モデルハウス部門ゴールドスタイル賞 採用商品:リレーリア フロントフレーム/リレーリア フェンス/エフルージュ(FIRST)シリーズ/汎用形材・部品/パナソニックホームズ埼玉西 株式会社
今回はYKK AP エクステリア スタイル大賞2025「展示場・モデルハウス部門」と「戸建分譲街並み部門」の受賞作品の中から、プロの技が光るおしゃれなエクステリアの施工事例をセレクトしてご紹介しました。
これらの事例に共通しているのは、特別に費用を掛けたり、大掛かりな工事をしたりしているというより、小さな工夫を綿密に組み合わせることで、大きな効果を発揮しているということ。
モデルハウスや分譲地の外構が素敵に見えるのは、こうしたプロの工夫が活きています。ひとりで考えこむのではなく、外構・エクステリアのプロに相談しながら、わが家をより美しく、快適にしてくれる外構プランを目指しましょう。
下記に、同じく受賞作品から、エクステリアリフォームの施工事例をご紹介しています。わが家の外構に物足りなさを感じている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
著者プロフィール
Yuu(尾間紫)
一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター/マンションリフォームマネジャー
長年リフォーム業界の第一線で、数多くの住宅リフォームの相談、プラン設計、工事に携わってきた経験から、本当に価値あるリフォームについて皆さまにお話します。過去を繕うものではなく、未来の暮らしを創る「リライフのリフォーム」を提唱。実践的なリフォームのノウハウを、テレビや雑誌、新聞連載、講演などを通して発信中です。著書に『リフォームはこうしてやりなさい(ダイヤモンド社)』など。Webサイト「リフォームのホント・裏話」(http://www.ne.jp/asahi/net/rehome/)でリフォームの実践的なノウハウを公開中











