カーポートで雪に備えるメリットとおすすめの製品

カーポートで雪に備えるメリットとおすすめの製品

日本の冬は、日本海側だけでなく太平洋側でも多くの地域で積雪があります。自宅建物はもちろん、愛車も思わぬ被害を被らないために、雪への備えは万全にしたいところです。

本記事では、カーポートを活用するメリット、そして地域別におすすめの製品を紹介します。

自宅の駐車スペース。雪への備えが大切な理由とは?

カーポートで雪に備えるメリットとおすすめの製品

雪への備えを考える際、気になるのが自宅の駐車スペースです。地球温暖化の影響か、最近では急に降雪量が増える年もあるなど、対策に苦労している地域もあります。まずは、雪への備えが必要な理由を整理してみました。

駐車スペースに雪への備えが必要な理由①
大量の雪で車が埋まってしまう

冬は、雪国を中心に、1日に50cm以上の積雪がある地域もあります。大量の雪が積もると車が雪に埋まってしまいますので、取り除く必要が生じます。同時に、車の周りも雪に覆われてしまうため、雪かき作業も行わなくてはなりません。

雪かきは大変な重労働です。車の周りを除雪し、ドアを開けられる状態にするだけでも、疲れてしまいます。

駐車スペースに雪への備えが必要な理由②
吹き込む風雪がガラスを凍結させる

それほど大量の雪が積もらない場合であっても、風雪や霜がフロントガラスなどに付着するケースはあります。気温の低下にともなってそのまま凍結することも珍しくありません。

そうした場合、お出かけ前、特に、忙しい朝の通勤前に凍った雪を取り除くことが面倒になります。しばらく暖機運転を強いられることになり、時間もガソリンももったいないですよね。

解氷スプレーやぬるま湯を使用したり、暖機運転をしたりといった方法が一般的ですが、いずれも一長一短があります。初めから雪の付着や凍結を防ぐことができれば、それに越したことはありません。

カーポートがあると、この霜が降りる現象を防ぐことができます。カーポートの屋根がガラスの表面から逃げていく熱を抑えて、ガラスの表面温度の低下を防ぐからです。

カーポートで雪への備えが行える

カーポートで雪に備えるメリットとおすすめの製品

降雪量の多い地域では、車を屋根のない駐車場に置いておく家は少ないでしょう。とはいえ、必ずガレージを設置できる広さが確保できるとも限りません。そこで、現実的な解決法としてカーポートが選ばれることが多いのですが「実際のところカーポートで大丈夫なの?」と不安を感じている人もいるかもしれません。

カーポート設置のメリットを4つほど解説しましょう。

積雪時のカーポートのメリット①
意外と丈夫。2mの積雪に耐えられる製品も

カーポートの多くは柱だけで屋根を支える構造なので、多量の雪が積もると壊れてしまうのでは、と思ってしまいがちですが、かなり頑丈にできています。

YKK AP「ジーポートneo」のように、2mの積雪に耐えられる製品も販売されています。

このような耐荷重性能は、柱の数を多くしていることもありますが、角柱の強度を高めていることでも実現されています。

積雪時のカーポートのメリット②
着脱式サポートでさらに丈夫に。雪下ろしにも便利

カーポートのオプションとして提供されている「着脱式サポート」。

この柱は、強風対策として使われるものですが、雪への備えとしても非常に有効です。屋根を支える柱が増えるため、雪で屋根が押しつぶされにくくなるのです。

また、着脱式サポートには、屋根の揺れを軽減する働きもありますので、雪下ろしをしやすくするメリットもあります。

積雪時のカーポートのメリット③
サイドパネルや3面囲いの設置で、横から吹き込む風雪も防げる

カーポートの雪対策としては、サイドパネルや3面囲いも役に立ちます。こちらもカーポートのオプションとして提供されています。

サイドパネルはカーポートの左右に設置することで、横から吹き込む風雪をブロックしてくれます。3面囲いを使えば、車の後方からの吹き込みも防げます。これにより車に雪が付着し、凍結することを防ぐ効果があります。

積雪時のカーポートのメリット④
脚立や雪下ろし棒を使えばカーポートの外から雪下ろしできる

カーポートを設置していれば、雪下ろしの作業はカーポートに降り積もったものを落とすだけです。時間のあるときにカーポートの雪を下ろせばいいので、忙しい朝の時間に車に積もった雪を取り除く時間が不要になります。

ちなみに、雪下ろしの際はカーポートの屋根に登る必要はありません。むしろ危険なので、絶対にやらないようにしてください。脚立や踏み台を使い、屋根が見える位置から雪下ろし棒などを使って取り除くようにしましょう。屋根が斜めになっているタイプのカーポートでは、地上から雪下ろし棒が使える場合もあります。

地域ごとのおすすめカーポートと設置場所

カーポートで雪に備えるメリットとおすすめの製品

ひとくちにカーポートといっても、性能は製品によって異なります。

雪への対応という観点でも、2mの雪に耐えられる製品から、20cm程度の積雪を想定している製品まで、さまざまなものがあります。

ここではどのようなカーポートがおすすめか、地域別に解説していきます。あわせて、カーポートを設置する場所の選び方についてもアドバイスします。

雪国でおすすめのカーポート
ジーポートneoやエフルージュをおすすめ

雪国では、1m以上の積雪となるような地域も珍しくありません。そのような地域では、2mの積雪にも対応するYKK AP「ジーポートneo」や、最大1.5mまでの積雪に対応できるYKK AP「エフルージュ」がおすすめです。

これらの製品は、風速46m/sの風にも耐えられます。もし暴風雪となった場合でも、安心して愛車を守れます。

積雪の少ない地域でおすすめのカーポート
過去の積雪記録を参考にして選ぼう

それほど積雪量が多くない地域ならどんなカーポートでもいいのかというと、そうでもありません。

平地用のカーポートは、20cmから30cmの積雪しか想定していない製品がほとんどです。もし、その年にかぎって大量の雪が積もると、それらでは破損してしまうおそれがあります。

2014年に関東・甲信地方で降った大雪は甲府で1m以上を記録しており、カーポートの破損事故が続出しました。東京都心でも30cm前後の積雪となる年もあります。

こうしたことを考えると、積雪が少ない地域でも油断せず、過去の積雪記録を参考にカーポートを選ぶことがおすすめです。

YKK APの「レイナポートグラン」シリーズは、愛車をしっかり守ってくれる耐荷重性能と耐風圧強度に加え、別売品やオプションを取り付けることで、さらにワンランク上の性能を実現しています。

カーポートの設置場所は、屋根から落下する雪が直撃しない場所がベスト

もしこれからカーポートの設置場所を決める場合は、建物との位置関係にも注意しましょう。設置場所によっては、自宅の屋根から落下した雪がそのままカーポートに積もってしまう可能性があるからです。

そうした雪は降ってから時間が経過しているので、直接積もった雪よりも重くなっています。とくにザラメ雪の場合は、新雪に比べて同じ体積でも倍以上の重さがあるのです。

「屋根から雪がたくさん落下して、カーポートが破損した」というような事態が起こってしまうと、思わぬ修理費用の負担になってしまいます。そのような損害を防ぐために、なるべく屋根から離してカーポートを設置することをお勧めします。

施工店に相談し、適切なカーポートを設置しよう

カーポートで雪に備えるメリットとおすすめの製品

カーポートがあれば、適切に雪に備えられます。サイドパネルや着脱式サポートといったオプションも活用すると、さらに効果があるでしょう。

ただし、雪への備えには、お住まいの土地に合ったカーポートを選びが欠かせません。製品を選ぶ際には、施工店に相談してみてください。

地域の事情をよく知っている施工店なら、適切なアドバイスとカーポート選びのお手伝いをしてくれるはずです。

施工店を上手に活用し、雪対策にカーポートを役立てましょう。