ブロック塀で囲まれた閉鎖的な庭に、明るく広々としたカーポートを設置、庭づくりの工夫で、美しく、使い勝手のいいエクステリアにリフォームした事例をビフォー・アフターでご紹介します。トータルでコーディネートされたフェンスや門扉、細部までこだわった細やかなしつらえの様子をご覧ください。
リフォーム前
昭和な感じの庭を新しく明るく、使い勝手のいい駐車スペースが欲しい
庭のつくりは時代と共に進化していいます。以前は、敷地をブロック塀でぐるりと囲んだデザインが一般的でしたが、現在ではもっと明るく風通しよく、ひろびろとしたつくりが好まれるようになっています。
こちらは岡山県にお住まいのK様のリフォーム前の様子です。K様は、新しく駐車スペースを確保しつつ、明るくて使いやすい庭にしたいと考えていらっしゃいました。そんな時に出会ったのが、実際にそこで工事をした経験をお持ちのお知り合いからご紹介された「有限会社フラップ」です。
K様がこだわったのは、全体的に昭和な感じがする古い庭から、明るく新しい感じにしたいということ。また必要な植栽は残しながら使いやすくしたいとのことで、K様とフラップの担当者との間で綿密なお打ち合わせを重ね、今回のリフォームが実現しました。
リフォーム後
細部までこだわった美しい庭デザイン、車の出し入れがしやすい設計も
それではリフォーム後の様子をご覧頂きましょう。以前はブロック塀と門柱で閉じられたクローズ空間の庭でしたが、駐車スペースを確保しつつ、より使いやすく美しいに空間に変わりました。
今回のリフォームでは、車の出し入れのしやすさにも細心の注意が払われています。前面道路が狭いため、駐車をしやすいように、入り口にあった花壇の石積みは積み直し、既存の塗り塀は切断しています。
また、門柱まわりは再塗装することで、モダンな雰囲気をまとった新和風へと美しく生まれ変わっています。他にも、排水や透水性に配慮し、床に水が溜まらないようになど、各所に快適に暮らせるこだわりがたくさん詰まっています。
新旧を上手に融合させたデザインで、全体的なバランスを美しく整え、YKK APの製品を選んだのも全体のコーディネートを検討した結果とのこと。明るくなったのはもちろん、機能面も抜群で、K様も心から喜ばれ、満足のいくリフォームになりました。
物件データ・採用商品
◆このリフォームを行なったのは
有限会社フラップ http://exflap.co.jp/
エクステリアとリフォームを通じて、笑顔と快適な暮らしをご提案。お客様に喜んで頂けるようなご提案をしたいと思っています。2019年の年間施工数は300件。庭のリフォームはもとより、屋内のリフォームや新築など住まいに関することは何でもお任せください。
◆物件データ
- 建物種別:一戸建て
- 築年数 :40年
- 工事種別:リフォーム
- 工事期間:約30日
◆採用商品
- カーポート:YKK AP「レイナツインポートグラン」
- フェンス:YKK AP「シンプレオシリーズ」
- テラス屋根:YKK AP「ソラリア」
著者プロフィール
Yuu(尾間紫)
一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター/マンションリフォームマネジャー
長年リフォーム業界の第一線で、数多くの住宅リフォームの相談、プラン設計、工事に携わってきた経験から、本当に価値あるリフォームについて皆さまにお話します。過去を繕うものではなく、未来の暮らしを創る「リライフのリフォーム」を提唱。実践的なリフォームのノウハウを、テレビや雑誌、新聞連載、講演などを通して発信中です。著書に『リフォームはこうしてやりなさい(ダイヤモンド社)』など。Webサイト「リフォームのホント・裏話」(http://www.ne.jp/asahi/net/rehome/)でリフォームの実践的なノウハウを公開中